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コンパクトミニバン3列シートと2列シートどっちがドッグフレンドリー?

青山尚暉のわんこと行くクルマ旅

コンパクトミニバン3列シート/2列シートどっちがドッグフレンドリー?【ドッグフレンドリーカー研究室】

手ごろな5ナンバーサイズで人や犬が乗り降りしやすく、犬が過ごしやすいコンパクトカーを探している飼い主にとって、まず注目してほしいのが、コンパクトミニバン。

その代表格が、トヨタ・シエンタ、そしてホンダ・フリード。ところがその2台には、6~7人乗りの3列シートと5人乗りの2列シート仕様があり、愛犬家がどちらを選ぶべきかは、実に悩めるところ。

もし、多人数乗車の機会が多いというなら、3列シートで決まりだが、日常1~4名乗車というなら、大容量コンパクトワゴンと言える2列シートを選ぶべき・・・・なんてことはカタログを見ていれば分かる話。ここでは3/2列シート仕様の使い勝手の違い、シートアレンジ性の違い、そしてドッグフレンドリー度の違いを掘り下げます。

シエンタ、フリードの3列シートでは、3列目席を使っていると、ラゲッジスペースは最小限。シエンタは約30cm、フリードは約30・5cmでしかありません。コンパクトなボディーに3列のシートを配置しているのですから、これはしょうがない。

しかし、3列目席を格納すれば、ラゲッジルームに大型犬や大型クレートが積める大容量ラゲッジスペースが出現します。その時のラゲッジスペースの寸法は、シエンタが約96cm、フリードが107cmに達するのです。ちなみにラゲッジフロアの開口部地上高はシエンタが約48cm、フリードも約49cmとごく低く、犬の乗降は楽々・快適。

ただし、2列シートモデルは後席の背後が純粋なラゲッジスペースになっているのに対して、3列席格納フロアは多少の凸凹ができてしまいます。マット類を敷いてあげる必要があります。もし、愛犬をラゲッジスペースに乗せることもある、というなら、断然、大容量コンパクトワゴンとして使える2列シートがお薦めです。

ラゲッジスペースはシエンタ FUNBASEの場合、奥行き約93・5cm、最小幅約106cm、最小天井高約93~110cm(フロアボードのローデッキ、ハイデッキアレンジによって異なる)。フリード+は奥行き約89~100cm(フロアボードの上下によって異なる)、最小幅67~127cm(フロアボードの上下によって異なる)、最小天井高約975~136cm(フロアボードの上下によって異なる)とまさに大容量。

では、シエンタの2列シートモデル、シエンタ FUNBASEと、フリードの2列シートモデル、フリード+ではどちらがドッグフレンドリーカーとして適しているでしょうか。どちらも良さそうですが、実はその2台には大きな違いがあるのです。

それは後席の仕立て。シエンタ FUNBASEは3列シートの2列目席よりかけ心地がいいだけでなく、中央にアームレストがあり、それを倒すことでラゲッジルームとの間にすき間ができ、愛犬が顔を出すことができ、飼い主とアイコンタクトしやすくなるとともに、エアコンの風も通りやすくなる絶大なるメリットがあります。

一方、フリード+の後席には、そうしたアームレストはなく、もしラゲッジルームに愛犬を乗せると、飼い主とのアイコンタクトはまず不可能に。

その意味では、3列シートを選ぶ場合は(3列目席格納前提)、2列目席にキャプテンシート仕様があり、左右2席の間にすき間があるフリードがベターということになるのです。

話を整理すると、2列シートに4名乗車で“わんこと行くクルマ旅”をする機会が多く、愛犬をラゲッジルームに乗せざるを得ないなら、シエンタ FUNBASE。3列シートでラゲッジルーム(3列目席格納前提)に愛犬を乗せるなら、フリードの6人乗り、2列目キャプテンシート仕様がドッグフレンドリーと言えそうです。もっとも、愛犬にとっての特等席は運転する飼い主に近い2列目/後席ですから、2名乗車なら後席に乗せてあげたいですね。

ちなみに、3列シートに5~6名乗車しても、愛犬を飼い主のすぐとなりに座らせる裏技があります。それは、5:5分割の3列目席の片側を倒し、縦長の拡大ラゲッジスペースに犬を縦方向に乗せてあげること。3列シートのほうが、そうしたシートアレンジ性の自在度はよりあるということですね。

家族構成、愛犬の大きさ、頭数などによって、ぴったりのコンパクトミニバンをドッグフレンドリーカーとして選んでくださいね。もちろん、選ぶべきは聴覚に優れた犬の耳にやさしい静かさと、よりスムーズな走行性能になるハイブリッドでしょう。

なお、写真はボディカラーが、ベージュがシエンタ FUNBASE、イエローがシエンタ、ブルーがフリード、ホワイトがフリード+です。

トヨタ・シエンタ

https://toyota.jp/sienta/

ホンダ・フリード

https://www.honda.co.jp/FREED/

 

文/青山尚暉(あおやま・なおき)

ドッグライフプロデューサー/モータージャーナリスト。東京生まれ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(推薦媒体:小学館DIME)。愛犬家であり、ペットとのドライブ術、ペットと泊まれる宿に関しても詳しく、Web、専門誌、一般誌、TV、ラジオ、インターペットなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言中。現在、里親として迎えたラブラドールレトリーバーのマリア、ジャックラッセルのララと暮らしている(どちらもレスキュー犬)。

小学館PETomorrowのほか、愛犬と行く旅、愛犬とお出掛けスポット、@DIME、いぬのきもち、レスポンス、カートップなどでも愛犬とクルマ関連の記事、コラム、インタビュー記事を掲載中。2016年4月には愛犬とのドライブ旅行の集大成となるムック本『愛犬と乗るクルマ』が発売されている。また、2017年から愛犬との安全快適なドライブを実現する、青山流アイデアの詰まった自動車用ペットアクセサリーの開発にも携わっている。

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