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トヨタ・サクシードTX HV【今月のドッグフレンドリー・カー】

今月のドッグフレンドリーカー
トヨタ・サクシードTX HV

今月のドッグフレンドリーカーは意外や意外、商用車の紹介です。トヨタ・プロボックス、サクシードと言えば、働くクルマの代表格。つまりワゴンというより、4ナンバーのバンなのですが、新たに待望のHV(ハイブリッド)モデルが加わったのを機に、さっそく借り出し、ラブラドールレトリーバーのマリアとジャックラッセルのララを乗せて、ドッグフレンドリーカーになりうるのか、チェックしてみました。

グレードはホビーユース、一般ユーザーに向けた最上級のTX HV。実は、プロボックス、サクシードにはそうしたちょっぴり豪華な!?仕様もあるのです。

サクシードHVの心臓部は、おなじみのHV専用コンパクトカーのアクアから譲り受けた1・5Lエンジン+モーターのHVシステム。ガソリン車の109ps、13・9kg-mに対して、エンジン74ps、11・3kg-m+モーター61ps、17・2kg-mというスペックになり、JC08モード燃費はガソリン車の19・6km/Lに対して27・8km/Lと大きくリードしています。

前席はこれまた意外にも乗用車そのもののシート地、かけ心地。装備にしても、働くクルマらしい豊富で使い勝手抜群の収納や引出し式テーブル、そしてスマホホルダー、買い物フック、さらにはオプションのUSBソケット、運転席シートヒーター(8100円とお安い)、ルームミラー内蔵のバックモニターなどが用意され、なかなか豪華。というより、下手な乗用車より便利だったりして。

後席はさすがに商用車ゆえ、広くはありませんが、格納前提ゆえ座面がフラットなのは、犬を乗せるにはむしろ好都合。

しかし、驚くべきはラゲッジルームの広さ。ベースグレードと違い、ステーションワゴンのようなカーペットが敷かれたラゲッジフロアは通常荷室長1080mm、最小幅1130mm、天井高850mm。これはガソリン車とほぼ変わりません。かさばるHVシステムをラゲッジ側ではなく、後席下に配置したのがそうしたスペースユーティリティーを稼ぎだせた理由です。

さらに後席を畳むと、最大荷室長は1730mmに達します。ホビーユース的に言えば、板系の長尺物の積載も楽々で、愛犬家にとっては大型犬、多頭乗車、大型クレートの積載もばっちり。また身長173cmまでの人なら車中泊も可能になったりします(下の写真/右のトヨタ純正 モデリスタのエアスリープマットはシエンタ FUNBASEの装着例)。

ラゲッジルーム開口部の地上高は約57cmと素晴しく低く、それは後席を畳んだ拡大ラゲッジフロアにリヤドアからアクセスする際も同様の高さ。そう、サクシードはラゲッジ側からでも、リヤドア側からでも、実に犬を乗せやすい、ラフにも使えるクルマなのです!

とはいえ、「サクシードは新しいHVでもしょせん商用車だから、走りはやっぱり商用車然としているはず・・・」と思うのは間違い。今時、プッシュスタートではなく、キーをグルリと回してエンジン(HVシステム)をスタートさせるのはめずらしいですが、出足はアクア同様、静かで滑らかなモーター走行。そこからエンジンが始動したとしても、ノイズは不当に高まることなく、モータートルクのアドオンもあって、けっこうなペースをスムーズに維持することができるのです。例えば、首都高の流れをリードするぐらい、お手のものでした。

乗り心地はどうでしょうか?ズバリ、良路なら、下手なコンパクトカーよりいいぐらいで(くり返しますが、シートのかけ心地は乗用車的)、フットワークも想像以上にしっかりしていて、首都高のカーブにも不安なくハイペースで飛び込むことができたほどでした。ただ、商用車用サスペンション、タイヤゆえ、キツい段差の乗り超えでは、ガツンという直接的なショックが、一瞬ながら、避けられないのも事実ですが・・・。

サクシードHVで驚かされたのは、室内の使い勝手の良さ、ラゲッジルームの小型犬のミニ・ドッグランにもなりそうな!? ほどの広さだけではありません。さすがトヨタのHVで、頻繁にモーター走行を行い、一般道20%、空いた首都高80%の走行で、なんと23・1km/Lもの好燃費性能を発揮してくれたのです!!

そんなサクシードTX HVの価格は196・56万円。写真の一部の装備はオプションですが、HVワゴンとしては、かなりお買い得と言えるでしょう。もっとも、今回、マリアとララが乗ったシルバーのボディーカラーだとかなり地味、というか商用車っぽすぎます。なので、グリーンやブルー、ブラックなどのボディーカラーをお薦めします。そしてちょっとだけドレスアップすれば、汚れやキズなど気にせずガンガン使える愛犬専用車になること間違いなし。もちろん、昼間の歩行者対応の自動ブレーキなどを含む先進安全支援機能のトヨタセーフティセンスもしっかりと装備されています。

ちなみに写真のサクシードTX HVには、商用車っぽさを劇的に低減する!?カラードバンパー1万6200円、運転席シートヒーター8100円、アクセサリーコンセントAC100V 100W 1万1880円、T-ConnectナビゲーションDCMパッケージ19万1700円、ルームミラー内バックモニター4万3200円などが付いていました。愛犬専用車にするには、どれも欠かせない、リーズナブルな価格のオプション装備だと思いますよ。

トヨタ・サクシード

https://toyota.jp/succeed/

 

文/青山尚暉(あおやま・なおき)

ドッグライフプロデューサー/モータージャーナリスト。東京生まれ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(推薦媒体:小学館DIME)。愛犬家であり、ペットとのドライブ術、ペットと泊まれる宿に関しても詳しく、Web、専門誌、一般誌、TV、ラジオ、インターペットなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言中。現在、里親として迎えたラブラドールレトリーバーのマリア、ジャックラッセルのララと暮らしている(どちらもレスキュー犬)。

小学館PETomorrowのほか、愛犬と行く旅、愛犬とお出掛けスポット、@DIME、いぬのきもち、レスポンス、カートップなどでも愛犬とクルマ関連の記事、コラム、インタビュー記事を掲載中。2016年4月には愛犬とのドライブ旅行の集大成となるムック本『愛犬と乗るクルマ』が発売されている。また、2017年から愛犬との安全快適なドライブを実現する、青山流アイデアの詰まった自動車用ペットアクセサリーの開発にも携わっている。

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