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フォルクスワーゲン・ティグアン【今月のドッグフレンドリー・カー】

今月のドッグフレンドリーカー
フォルクスワーゲン・ティグアン

今、愛犬家の間でも超人気のSUV。フォルクスワーゲンにも、T-CROSST-ROCK、そして最上級のティグアンがラインナップされています。今回、わが家のジャックラッセルのララが試乗したのは、20215月に上陸した、欧州でのベストセラーSUVでもあるティグアンのマイナーチェンジモデル。その導入記念のファーストエディションです。

新型ティグアンは、パッと見、エクステリアからはマイナーチェンジ前モデルとの違いが分かりにくいのですが、最新のゴルフ8などにも採用されている、32個のLEDライトを個別にON/OFF制御する新LEDマトリックスヘッドランプ(IQ LIGHT)が与えられたフロント周り、新デザインのボンネットが新型らしさ。

パワーユニットも新しく、これまでの14Lターボエンジンに代えて、新世代の15L、気筒休止システム採用のTSIユニットを採用。スペックは150ps25.5kg-mWLTC総合モード燃費143km/Lとなり、また、マニュアルトランスミッションをベースに2ペダル化したセミオートマチックトランスミッションのDSG6速から7速に進化しています。

そして、マイナーチェンジモデルの大きな特徴が、新型ゴルフ8同等のデジタルコクピット、運転支援システムやコネクテッド機能の充実ぶり。最高210km/hまでの速度域でドライバーをサポートする「トラベルアシスト」(全グレード)や、最新世代のインフォテイメントシステム、スマホと連動するモバイルオンラインサービスなどを使いこなせるようになったのです。

また、重要なドッグフレンドリーポイントにもなる、車内の空調環境もグレードアップ。全グレードに3ゾーンオートエアコンを完備し、前席ではフォルクスワーゲン最新のゴルフ8同様に、タッチスライダーによって設定温度などを操作できるほか、後席も独立した温度調整が可能で、前席左右、後席の3ゾーンで最適な空調環境が実現しています。

そのどこがドッグフレンドリーポイントなのかと言えば、1年中、毛皮を着ていて、足の裏からしか発汗できない、基本的に暑がりの犬にとって、愛犬の特等席となる後席の空調環境は大切。22-23度が犬の快適温度と言われていますが、前席の飼い主が寒がり、冷え性の場合、どうしてもエアコンの設定温度は高くなりがち。しかしそれでは、後席に乗車した愛犬にとって最適な空調環境、室内温度とは言えなくなる可能性大。しかし新型ティグアンの3ゾーンオートエアコンならば、運転席、助手席、そして後席の温度設定を独立して行えるのです。これなら、飼い主も愛犬も、自身に最適な空調環境でドライブを楽しめるというわけ。

ジャックラッセルのララが試乗したTSIファーストエディション(特別仕様車)は、TSIエレガンスグレードをベースに、専用エクステリアのジンジャーブラウンメタリックを初採用したほか、専用のレザーシート、デコラティブウッドパネル、エレガンスより1インチ大径の19インチタイヤ&ホイール、アダプティブシャシー(ダンピング)コントロールのDCCを特別装備。ボディカラーが気に入れば、実はかなりお得なモデル(エレガンスに対して)と言っていいのです。というより、新型ティグアンのイチオシグレードであると、断言していいと思います。

その走りは、VW一流の上質感、スムーズさ、静かさに満ちたもので、さすが、VW最上級SUVだけのことはあり、高速走行、山道を含む、終始、フラットで快適無比な乗り心地、前後左右の姿勢変化の少なさは、車内でどこかにつかまれない犬にとって、文句なしの快適度をもたらしてくれると言えるでしょう。

マニュアルミッションをベースにした2ペダルのDSGのスムーズさも高まっていて、出足の飛び出し感、変速ショックはもはや皆無に近く、クルージング状態で入る2気筒モード(気筒休止システム)や、エコモードで可能になるコースティングモードでの静かでウルトラスムーズな走行感覚、そこから復帰した際に、乗員に気づかせない制御、マナーの良さもまた、ドックフレンドリーポイントと言えるのです(燃費向上にも貢献)

もちろん、先進運転支援システムも大きく進化。高速走行で威力を発揮するACC(アダプティブクルーズコントロール)とレーンキープアシストによる「トラベルアシスト」機能(210km/hまで作動)は、ペダル操作不要で、静電式になったステアリングに軽く手を添えているだけで、高速道路の車線の中央を設定した速度で(前車がいれば追従)、まるで半自動運転のように走ってくれるほか、渋滞時には停止保持機能から自動で再発進してくれるなど、長距離ドライブでのドライバーの快適度、疲れにくさを大きく高めてくれるのです。わんこと行くクルマ旅の目的地が遠くても、これなら疲れません。現地に着いて、元気ハツラツで愛犬との時間を楽しめるというわけです。こうした運転に係わるストレスがフリーなところは、わんこと行くクルマ旅でのドッグフレンドリーポイントにもなりうると思います(飼い主側)

新型ティグアンは室内空間も広大です。愛犬の特等席となる後席空間のゆとりはもちろん、ラゲッジルームも大容量(615L1655L)で、後席使用時でも大型犬がくつろげる広さです。さらに後席を倒せば容量は1655Lにも達し、さながらミニ車内ドッグラン!?(小型犬用)のような、ほぼフラットなスペースが出現。大型クレートの設置も可能です。

嬉しいのは、後席が4:2:4分割で倒せるところで、大型犬をラゲッジルームに乗せる場合、後席中央の2部分をアームレスト代わりに倒しておけば、室内とラゲッジルームの間に空間ができ、エアコンの風が届きやすく、さらに前後席に座った飼い主と愛犬のアイコンタクトも容易になり、お互い安心・快適にドライブを楽しむことができるのです。フォルクスワーゲンには、純正アクセサリーの「フラットベッド」(青山尚暉プロデュース)という、高級感溢れる合成皮革製の乗降用フラップ、前部メッシュ窓、底板を備えたドッグアクセサリー=後席用ベッドが用意され、装着すれば、愛犬のドライブ環境は文句なしと言えるでしょう。

細かいことを言えば、愛犬の特等席となる後席のドア側に、深い隙間がないことも、意外なるドッグフレンドリーポイント。乗降時に抜け落ちる(ダブルコートの場合)抜け毛の掃除がしやすく、車内の動物臭を防ぐ隠れた効果もあるのです(フラットベッド未使用時)

付け加えれば、同クラスの輸入(ドイツ車)SUVとして割安な価格設定も、フォルクスワーゲンラインナップの大きな魅力。SUVでもFF、前輪駆動で問題なし、というなら(四輪駆動がお望みなら4MOTIONのティグアンRがあります)、この5249万円(インフォテイメントシステム=ナビ、モバイルオンラインサービス、ETC2.0車載器など標準装備)という価格の新型ティグアンTSIファーストエディションは、極めてお買い得と言って良く、かつ、高級なドッグフレンドリーSUVとしても、文句なしにお薦めしたい1台、グレードです。

フォルクスワーゲン・ティグアン
https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html

写真・文/青山尚暉
ドッグライフプロデューサー、モータージャーナリスト。雑誌編集者を経験した後、フリーのジャーナリストに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。愛犬家でもあり、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿に関しても詳しく、Web、専門誌、一般誌、ラジオなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言中。現在、ラブラドールレトリーバーのマリアを149カ月で見送り、ジャックラッセルのララと暮らしている(どちらも保護犬)。PETomorrowのほか、レスポンス、カートップなどでも愛犬とクルマ関連の記事を連載中。20164月には、愛犬とのドライブ旅行の集大成となるムック本『愛犬と乗るクルマ』が発売されている。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、プロデュースにも携わる。愛車はシニア犬の乗降性にもこだわった、愛犬仕様にアレンジしたステーションワゴン。

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