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シニア犬に最適!ホンダ「N BOX」スロープ仕様【今月のドッグフレンドリー・カー】

今月のドッグフレンドリーカー
ホンダN BOXスロープ仕様

今月のドッグフレンドリーカーは、ちょっと変わったクルマの紹介です。その名もN BOXカスタムG・スロープL。本来は、車いすを乗せるためのN BOX なのですが、本カタログに掲載されているように、N BOXの、ホンダ独創のセンタータンクレイアウトによる、軽自動車最大級の室内の広さと低床パッケージを生かしたスロープ仕様で、もしかしたら、わが家のラブラドールレトリーバーのマリアのようなシニア犬にぴったりじゃないか・・・と考えたからです。

N BOXカスタムG・スロープLは、普段はごく普通に、日本で一番売れているスーパーハイト系軽自動車として前後席、ラゲッジスペースがしっかり使えるクルマです。外観上は標準型N BOXと変わらず、しかし、よりラゲッジフロアを低く設定しているのが特徴です。

 

4人が快適かつゆったりと乗れることはもちろん、スロープを畳んだ状態であれば、フラットフロアの広大な荷室に大きな荷物、背の高い荷物を、低床ゆえに楽々出し入れできるのです。また、自転車の積載にも便利で、電動アシスト自転車のように重い自転車も、簡単に引き出せ、元に戻せるアルミ製スロープを利用して、スムーズに出し入れすることができます。

標準型N BOXとの違いは後席から後ろで、スロープと電動ウインチなどを装備。車いすを楽々積載することができます。その方法は、ちょっと慣れは必要ですが、①後席のヘッドレストを下げてから後席を前に倒し、②パーテーションボードを取り外し、③3枚仕立てのアルミ製スロープを引き出し、手すりをロックするまで回し、④専用リモコンを操作して電動ウインチを使って、車いすを車内に引っ張り上げる・・・という手順です。

そこで、大型犬用のカートを、スロープと電動ウインチを使って乗せようと試みたのですが、手元にあるマリアのオープンカー、じゃなかった借り物のカートは、前後車輪の左右の間隔がワイドすぎて、スロープに乗せられないことが判明(スロープ最小幅は約62・5cmでした)。なので、N BOX Gスロープ仕様にペットカートを乗せるのであれば、前後車輪の間隔は、60cm以下が望ましいということです(高さ方向はかなり余裕あり)。

このカートは車幅が広すぎてスロープに乗りませんでした

しかーし、せっかくお借りしたN BOXカスタムG・スロープL仕様ですから、わが家の自称自動車評論犬!?のマリアいわく「どうしてもスロープの乗り下りにチャレンジしたいわん・・・」というので、大げさながら、ハーネス着用でスロープの乗り下りに挑んだというわけです。

ただし、本来は車いす用のゆえ、乗り込んだあとの犬の居場所にちょっと工夫が必要でした。そこでマリアが提案。「ラゲッジスペース(車いすを乗せる場所)に、ホンダ純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスがリリースしているHonda Dogシリーズにある、ペットフロアクッションを敷いてみるといいわん」とのこと。なるほどと、実際に、二枚一組で面ファスナーによってつなげることもでき、カバーを外して丸洗いすることもできるペットフロアクッションを横に2枚置いてみると、なんとラゲッジスペースの左右幅にジャストサイズ!!少なくとも、左右にグラグラすることはないのです。


ホンダ純正アクセサリーのペットフロアクッション

で、シニア犬のマリアを、演出上、重装備で乗せてみると、スロープの角度がかなり小さく、また、大型犬でもスロープの横幅が十分にあるので、こわがりのマリアでも不安なく、スロープを上がることができました。あとは、低反発ウレタン素材でフカフカ、快適な座り心地、寝心地が約束されているペットフロアクッションに乗るだけ。歩行が困難になった愛犬でも、補助は必要なものの(車いすの出し入れも同様ですよね)、室内高に余裕があるため、飼い主とともにスムーズにクルマに乗せることができるというわけです。スロープを利用すると前席のみの2人乗りにはなってしまうものの、前席左右の隙間から、愛犬の様子を確認しやすいのも安心ポイントと言えるでしょう。

走行性能はと言えば、しっかり感とストローク感ある快適な乗り心地などは基本的にN BOXに準じていて、加速性能こそ、車いす使用の重量増によって、やや大人しくはなるものの、普段使いにはまったく支障ありません。


N BOX標準車 イメージ       


走行性能は基本的に標準車と同一      


インパネなどインテリアも同一です

ひとつだけ、注意点を挙げるとしたら、クルマの止め方です。N BOXのようなスーパーハイト系軽自動車は、ステップワゴンのようなボックス型ミニバン同様、バックドアを開けるために車体後方に約1m+のスペースが必要なのですが、スロープを出すにも、車体後方にスペースが必要で、N BOXのスロープ仕様の場合、スロープの展開に必要な距離は実測で約1・4mでした(リヤバンパーからスロープ先端まで)。つまり、バックドアの開閉同様に、バックで壁や他車ギリギリに止めると、スロープは展開できません(それ以前にバックドアが開けられない)。スロープを出す際は、車体後方に約1・4m以上のスペースがあることを意識して止めることが必要です。


車体後方に約1・4mのスペースが必要

ホンダN BOXのスロープ仕様は、特に、抱っこできない中大型犬のクルマの乗せ下ろしに困っている愛犬家の方にとって、選択肢のひとつになりうる、愛犬の介護用車としてぴったりの1台。幅の狭い(最大左右輪の幅60cm以下)カートであれば、電動ウインチを使っての乗車、カートの固定も可能です。愛犬がシニアになり、足腰が弱ってきても、犬は飼い主とともに楽しむドライブが大好きなはず。そんなときにN BOXスロープ仕様は大いに役に立ってくれるかもしれません。少なくとも、わが家の今年15歳になるシニアラブラドールレトリーバーのマリアは、「これはシニア犬にとって大歓迎の、乗り降りが超しやすいクルマわん!!」と言っています。あくまで、マリアの犬勝手な使い方ですが・・・(メーカー推奨ではありません)。


足腰が弱ってもこれなら楽々乗り下りできるわん   


ペットフロアクッションで快適そのもの

ホンダN BOX  https://www.honda.co.jp/Nbox/

ホンダ純正アクセサリー Honda Dogシリーズ https://www.honda.co.jp/ACCESS/dog/

文/青山尚暉

ドッグライフプロデューサー、モータージャーナリスト。雑誌編集者を経験した後、フリーのジャーナリストに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。愛犬家でもあり、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿に関しても詳しく、Web、専門誌、一般誌、ラジオなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言中。現在、ラブラドールレトリーバーのマリアと、ジャックラッセルのララと暮らしている(どちらも保護犬)。PETomorrowのほか、レスポンス、カートップなどでも愛犬とクルマ関連の記事を連載中。2016年4月には、愛犬とのドライブ旅行の集大成となるムック本『愛犬と乗るクルマ』が発売されている。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、プロデュースにも携わる。愛車はシニア犬の乗降性にもこだわった、愛犬仕様にアレンジしたステーションワゴン。

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