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ある女性受刑者のケース【刑務所と犬】

刑務所と犬

前回、「保護犬と受刑者を救う、プリズン・ドッグ・プログラムを紹介したのを覚えているだろうか。プリズン・ドッグ・プログラムとは、アメリカ国内で150か所以上もの刑務所で採用されている更生プログラムで、刑務所に服役している受刑者が犬と触れ合い、世話をし、犬と共に成長していく社会復帰プログラムのことである。

―プリズン・パートナーシップ・プログラムー

「プリズン・ドッグ・プログラム」の一つに「プリズン・パートナーシップ・プログラム」がある。これはワシントン更生センターにある、女性のための非営利団体が行う更生プログラムでのことである。このプログラムは女性受刑者たちの教育だけではなく、彼女らが身寄りのない犬たちの世話をし、触れ合い、そしてトレーニングすることによって、障がいのある人達のために働く「サービス・ドッグ」を養成するプログラムでもあるのだ。

ここには犬たちの宿泊施設、トリミング施設など訓練に必要なもの、犬たちの生活に必要なものが全て揃っている。保護犬たちをサービス・ドッグ(障がいのある人達の手伝いをする犬)、セラピー犬、そしてコンパニオン・アニマルとして地域の人たちと共生していけるように、常に受刑者と共に生活し、人と犬の共生のために訓練しているのだ。

今回は、ワシントンにある女子刑務所にて行われているこの「プリズン・ペット・パートナーシップ・プログラム」を受けている、ある女性受刑者のケースを見てみたい。

―メリッサとハーパー

「私の名前はメリッサ。ここに来た頃、私は荒れに荒れていたわ。なんでこんなところにいるの?私の人生に一体何が起こったのか全く理解できなかった。でも仕方なかった。時間を戻すことはできない。これが私の人生であり、私はこれを最大限受け入れ、続けて行かなくてはならない、そう思うようにしたの。」と受刑者の一人、メリッサは言う。

ある時、彼女は「プリズン・パートナーシップ・プログラム」の存在を知り、そして自らそのプログラムに申し込んだ。

―ハーパーとの生活―

プログラムを始めて、彼女はある保護犬と出会った。「これが私のパートナーのハーパーよ。彼女は生後9週間の時に私のもとへ来たの。このプログラムを通して、私たちは一緒にいることで、ハーパーは私の性格を理解してくれ、そして私は彼女の性格を理解できるようになったの。そして素晴らしいチームとなったのよ。」とメリッサは嬉しそうに語る。

ハーパーはサービス・ドッグとなるためにトレーニングを受けている。

「ハーパーは今では『引き出しを開けて』『ライトを点けて』等、60種類のコマンドを理解できるようになったのよ。ハーパーは、将来の飼い主の為に役立つ子になると私は信じているの。そして、私がここから出るときに持っていけるもの、それは一人の人間として自立できる能力。そう自信を持って思えるようになったわ。」とメリッサは続ける。

ハーパーとの信頼関係も築き、メリッサの心も入所当時とは全く違うものとなっていった。

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