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仕事が忙しい飼い主に手放された2頭の犬【保護犬と暮らす】

犬を選ぶなら、保護犬も選択肢の一つ
仕事が忙しい飼い主に手放された2頭の犬

犬を飼おうと思う時、その犬は飼い主の生活ぶりによっても犬生を大きく左右される。いつも飼い主のそばにいられて、たっぷりの愛情とケアを受けることができる犬は、きっと幸せなことだろう。たとえ飼い主が忙しくても、その穴埋めに気持ちを傾けてもらえるならば、心広い犬たちのこと、それなりに満足してくれているのではないだろうか。

しかし、飼い主が忙し過ぎて犬をかまう暇がないとなると、これは犬にとって大問題となる。

“りん”(カーリーコーテッド・レトリーバー、メス、3歳)は同居犬と共に、そんな家庭で飼われていた。

飼い主は海外出張が多く、その度に知人によって世話をされていたというりんと同居犬は、結局、飼い主の海外赴任が決まったのを機に手放されることとなり、とある動物保護団体に引き取られたのである。


食生活のせいなのか、それとも精神的なものなのか、当初は全身の被毛が薄く、ところどころ皮膚が見えているほどだった。

その頃、ななさんは、その動物保護団体のホームページで里親を必要とする犬たちの写真を見ていた。2頭目に迎えたプーギー(ラブラドール・レトリーバー、オス)を、14歳手前で亡くした後であり、3頭目にまた犬を迎えるならば、プーギーと同じところから迎えたいと思っていたのだ。

そう、プーギーも保護された犬だったのである。


2頭目の犬プーギー(ラブラドール・レトリーバー、オス、13歳当時)も保護犬で、6歳の時にななさん宅にやって来た。

「たまたま動物保護団体の方と知り合ったことから、日本に比べて欧米では保護犬が飼われている率がずっと高いということと、保護犬を飼うという選択肢もあるのだということを知り、いろいろ考えるきっかけとなりました。当時、黒ラブが欲しいと思っていたので、その動物保護団体から6歳のプーギーを迎えたんです」(ななさん)

プーギーはラブラドールらしく人が大好きで、かまってもらえると嬉しくて、まるで扇風機のようにしっぽをぶんぶん振るコ。保護犬の中にはそれまでの環境のせいもあってか、扱いが難しい犬も確かにいるにはいるが、多くの犬が人を頼り、いい関係が築ける家庭犬となり得る資質をもっているという。

プーギーもそんな1頭だったのだろう。新しい家族を得て、2~3週間もすると、すっかり安心しきったようである。

しかし、それとは裏腹に、他の犬に対して厳しい態度に出るようになったのもこの頃。にもかかわらず、1頭目の犬である先住犬のルイ(ダックスフンド、オス、現在16歳)に対してだけは心を許し、互いにオス同士の成犬でありながら、体をくっつけ合って一緒に寝るほどに仲良しになったそうだ。

大きなプーギーが、年上の小さなルイを、まるで守るかのように一緒に寝ている姿は、自分がやっと得た大事なものを守りたいと言っているかのようにさえ見えてくる。


ルイとだけは仲が良かったというプーギー。

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