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魚を好んで食べる珍しい犬種「アイスランド・シープドッグ」

アイスランド・シープドッグ【犬種図鑑】

日本犬にとてもよく似たアイスランド土着犬の好物は「魚」。

アイスランド・シープドッグは世界で最も古い犬種の一つと考えられており、紀元前8000年頃に作られたデンマークとスウェーデンの墓所から、この犬種によく似た犬の骨が発見されており、この頃から人々と生活を共にしていたようです。

アイスランドシープドッグ写真

874~930年頃、バイキングとともにアイスランドに移住して、土着犬となった歴史をもっています。主に牧羊犬として利用されていたほか、雪の吹き溜まりに巻き込まれた動物を回収する目的で飼育されていました。1869年、アイスランド・シープドッグに寄生する条虫が羊や人間に感染したため、政府はこの犬種を課税対象とする法律を制定しました。

絶滅寸前の犬種を救った英国人貴族

その後、ジステンパー・ウイルスが蔓延したため、アイスランド・シープドッグは絶滅の危機を迎えてしまいます。そこで登場した重要人物が英国貴族のマーク・ワトソン卿です。ワトソンは1930年以降、アイスランドを何回も訪問し、土着犬であるアイスランド・シープドッグに魅了され、その数が激減している現実を知ります。

そこで、ワトソンはアイスランドの獣医、パトル・A・パルスソンの助けにより、優秀な犬を引き取り、米国カリフォルニア州で繁殖を行います。本国アイスランドでも、ワトソン卿は優秀な研究者でもあったシグリデゥル・ピェツルスドッティル女史と協力して、南アイスランド、スケーダホレップルのオーラフスヴェトリルという牧場で本格的な繁殖活動に着手します。

アイスランドの風景写真
極寒に耐えられるよう豊富な下毛をもつ

カリフォルニアでのワトソン卿の繁殖事業が終了した後も、アイスランド本国での繁殖活動は継続して、アイスランド・シープドッグは絶滅の危機から脱しました。現在、ヨーロッパ全土と米国で、二人の繁殖した血統が脈々と受け継がれています。

絶滅の危機を救ったワトソン卿の偉業を称えて、彼の誕生日である7月18日は「アイスランド・シープドッグデイ」と名付けられ、愛好家が集まってさまざまなイベントが開催されています。

日本犬にもよく似たスピッツ・タイプ

スピッツの仲間で、三角形の耳をもち、被毛はダブルコートで、尾は背中に向かって巻き上がっています。アーモンド形の眼は黒または茶色の縁にかこまれ、鼻と口吻の色も黒か茶色と、日本犬にとてもよく似ています。

もともと猛禽類から子羊を守るために、吠えて追い立てる使役犬として利用されてきた歴史から、一頭が吠えると本能的に一斉に声を張り上げて吠える性質が残っています。無駄吠えのしつけを徹底しなければ、マンションなどの集合住宅での飼育には、あまり適さない犬種のひとつと言われています。

牧羊犬
牧羊犬として吠えるのが仕事だった

被毛はミディアムとロングの2タイプ。オスはメスに比べると被毛が深く、首周りの毛が厚く覆っています。被毛の色は黄褐色、茶、グレー、ブラックなどの単色に白斑の入った毛色など、様々なバリエーションがあります。飼い主によると、水浴びが大好きで、川や海に行くと、飽きるまで遊ぶ上、水にぬれた後でも体臭が無いそうです。また、食べるのが好きで、特に魚を好んで食べるという、珍しい犬種でもあります。

犬種DETA
原産国:アイスランド
別名:アイスランド・ドッグ、フリアール・ドッグ
体高:31~41㎝
体重:9~14kg
毛色:黄褐色、茶、グレー、ブラックなどの単色に白斑の入った毛色など

文/柿川鮎子

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