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「奇妙な一致点」が多いお犬さま信仰!昔から日本人に愛されてきた犬伝承

「奇妙な一致点」が多いお犬さま信仰!昔から日本人に愛されてきた犬伝承

日本の昔話には、数多くの動物が登場します。

三本足のカラスだったり、首が八つもある大蛇だったりと、動物と言うよりは怪獣めいたものも目立つところですが、その中でも割と普通の姿で登場するのが犬です。

犬は古来から人間のパートナーとして活躍してきましたので、彼らのその働きが、そっくりそのまま神話の中でも参照されていたということなんでしょうね。

そして現代においても、全国各地に数多くの犬にまつわる信仰が息づいています。今回は、各地に現存するお犬さま信仰の息吹が根強く残っているゆかりの地について、紹介していきたいと思います。

ヒヒ退治をなしとげた名犬、早太郎を奉る光前寺

長野県駒ヶ根市に、光前寺というお寺があるのですが、ここには今から700年ほど前に、ヒヒ退治を成し遂げた犬、早太郎が奉られています。

昔々、ある地域では神様に田畑を荒らされないために、毎年集落から1人の生贄を差し出していたそうです。

しかしあるとき、たまたまそこに僧侶が通りがかり「神仏がそんなことはしないはず」と考え、人質のいる祭壇の陰で神様を見張っていると、やってきたのは大きなヒヒでした。

この際ヒヒは「早太郎」という名の犬をことのほか警戒していたため、それを聞いた僧侶は早太郎という犬を探しに出かけました。

そして信州信濃辺りまで出向いた頃、ようやく光前寺にて早太郎という犬を発見すると、これを借り受けてヒヒ退治に協力させたのでした。

早太郎はこの際に命を落としましたが、ヒヒも無事では済まず、退治されたと伝えられています。

現在、光前寺ではその早太郎の石像が鎮座しており、今も訪れた人々を静かに見守っています。

勇敢な早太郎は霊犬として奉られており、厄除けの化身として広く信仰を集めているということです。

鎌倉時代に活躍したしっぺい太郎伝説で有名な霊犬神社

さて、先ほど早太郎を霊犬として紹介したところですが、この肩書きを持つ犬で特に有名なのが、静岡県磐田市の霊犬神社に奉られている、しっぺい太郎ではないでしょうか。

なんせ名前が特徴的過ぎるので、たとえば子供の頃に絵本などで目にしている方は何となくおぼえがあるはずです。しっぺい太郎は鎌倉時代の終わり頃、付近を暴れまわっていた謎の怪物を退治した名犬として知られています。

が、このエピソードがまた非常に不思議なもので、当地で猛威を振るっていた怪物に生贄を捧げていた村人たちを、たまたま旅の僧侶が発見して話を聞いたとされています。

そして僧侶は、怪物の正体を確かめるべく、生贄のいる祭壇の陰に隠れて様子見を行いました。例によって怪物がやってきたわけですが、このとき怪物は「信濃のしっぺい太郎」という犬を大変に警戒しており、それを聞いた僧侶は……と、早太郎の場合と全く同じ話の流れになっているのです。

これは偶然にしては出来すぎで、まるで信州信濃にその昔、怪物にも負けない名犬がごろごろしていたとでも言わんばかりです。

その上、毎度生贄を捧げる現場に出くわす旅の僧侶の存在も謎ですよね。一説には、どちらの僧侶も同一人物で、「もしかしたらこの僧侶とは弘法大師ではないのか?」なんて話もあるようですが、果たして……。

さて、霊犬神社では参拝することで厄除けのご利益があるとされていますが、ここ数十年の間で、飼い犬の健康にもご利益があるなんて話もささやかれるようになりました。

愛犬家の方は一度訪れてみるのも悪くないかもしれませんね!

おわりに

生贄を出さざるを得ないほど恐ろしい何かに悩まされる集落。そこにやってくる僧侶と、特定の犬を恐れる怪物。その怪物を打ち倒して息絶えるも、長く人々によって記憶され続ける霊犬たち。

この共通項で結ばれた光前寺と霊犬神社は、犬好きなら見逃せないパワースポットと言えるのかもしれません。

文/松本ミゾレ

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