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犬用の生食フードの安全性は? 有害バクテリアの危険性を訴える研究報告も

英語では「raw food」とか「raw meat diet」などと言われ、

・生肉である分、消化しやすい

・火を通さないので、ビタミンや酵素が破壊されにくい

といったメリットがある。

犬が野生で生きていたら…と考えると、生食は確かに理に適う。しかし、一方でデメリットもあるのは事実だ。

・冷凍やフリーズドライのタイプもあるが、そうでない場合、常に新鮮な食材を用意しなければならない

・細菌類や寄生虫の感染

などである。

犬用の生食フードとして市販されている物には、牛・鶏・羊・馬・鹿・鴨・七面鳥・トナカイ・サーモンなどの肉があるが、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、イギリス、ドイツで製造された生食フードを調査したところ、サルモネラやカンピロバクターなどの有害な細菌類が高レベルで見つかったという研究報告が3月の始めにあった。

その研究者らは、「特に子どもや高齢者、病気で抵抗力が低下している人がいる家庭では、犬に生食を与えることは推奨しない。もし、扱うのであれば、十分に注意するように」と言っている(*1, 2, 3)。

もっとも、それらの製品が日本にも入ってきているかどうかはわからない。日本国内で市販されているものは安全性が高いと信じたいが、いずれにしても、人間用の食材を使用するならともかく、犬に生食製品を与えるのであれば、

・人間と犬と、調理器具は別にする

・生ものを扱った後は調理器具を十分洗浄する

・人間用と犬用と、食材の保管場所を分ける

など注意したほうがよさそうだ。

その他、トキソプラズマや有鉤条虫などの感染が懸念されるので、生の豚肉は与えないようにもご注意を。(ただし、マイナス5℃で4日間、マイナス15℃で3日間、マイナス24℃で1日冷凍すると幼虫を死滅させることができるそう/*4)

参考資料:

(*1)Occurrence of Salmonella, Campylobacter, Clostridium and Enterobacteriaceae in raw meat-based diet for dogs (2019) / J. Hellgren, I. Hansson.et al. / BMJ Journals, Doi: http://dx.doi.org/10.1136/vr.105199

(*2)Dogs’ raw meat diet could be dangerous to them and owners, study says / CNN, March 4, 2019

(*3)BMJ. “High levels of potentially harmful bacteria found in raw meat dog food products: study: Particular issue for infants, the elderly, and animals and people with poor immunity, warn researchers.” ScienceDaily. ScienceDaily, 4 March 2019. www.sciencedaily.com/releases/2019/03/190304195236.htm

(*4)食品の寄生虫_肉を介するもの_有鉤条虫/食品衛生の窓、東京都福祉保健局

文/犬塚 凛

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