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“動物虐待”を連邦法として重罪に…?

“動物虐待”を連邦法として重罪に…?

何かトラブルがあった時に、「法律でこれこれこうと決まっているんだから!」と法律を盾にするケースはよくある。

しかし、所詮、法律は人間がつくったものだから、完全というわけではない。抜け穴、足りないものがあるのもこれまた法律。

どうやらアメリカのPreventing Animal Cruelty and Torture (PACT) Actという動物虐待防止法でも現状では抜け穴があるとして、更なる強化を求める動きがあるようだ。

同法では2010年に動物を虐待する内容を撮影したビデオの作成や、それを配布することを禁止とした。しかし、これはビデオに焦点があてられており、虐待行為そのものにまで及んでいないことが問題であるとして、その穴を埋めようというのである。

ご存知のようにアメリカでは州法があり、それぞれの州で動物愛護や動物虐待に関する法律もあるわけだが、犯罪行為が州をまたぐ場合もあり得る。

そうしたことからも、この改正を推し進める議員たちは、「それぞれの州や地方の法律に基づきつつ、動物虐待という犯罪行為に対して、動物を保護できるよう国・連邦法レベルで保証するべきである」とプレスリリースで述べている(*1)。

また、動物を虐待したことのある者の約40%が人間に対する暴力犯罪にも及んでいるという研究結果の例を挙げた上で、「罪のない動物への虐待は、法律の最大限の範囲で罰せられるべきだ」とも。

改正案では通常の獣医療的な処置、狩猟、自分の命や財産を守るための行為などを除き、有罪判決を受けると罰金、7年以下の懲役刑が課せられるという。

この改正案に対し、一般の人の中では賛成意見が多いようだが、一部では「7年の刑期では短過ぎる」「動物のことは大切ではあるけれど、人間に対しての虐待に関する法改正を優先したほうがいい」などの意見も見られる。

近年、こうして各国で動物をめぐる法改正の話題が聞こえてくる中、日本の動愛法ももっと強化するべきだと言われつつ、5年に1度の改正年にあたる昨年は改正までには至らず、今年にずれ込んでいる現状。

もはや今回の改正には期待せず、5年後の改正に目を向けている人もいれば、いや、是が非でも今回の法改正でと望む人たちもおり、また、時間ばかりがかかるなら、せめて変えられるところだけでも少しずつ変えていってはどうかという意見をもつ人たちもいる。

当の動物たちは、何の意見を述べることもできず、人間の動向に身を任せるだけだ。

参考資料:

(*1)Buchanan, Deutch Introduce Bill to Combat Animal Cruelty (Press Releases) / VERN BUCHANAN, REPRESENTING FRORIDA (Jan 23, 2019)

(*2)A proposed bill will make animal cruelty a federal felony / CNN (January 28, 2019)

文/犬塚 凛

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