2021-05-30 初めての自宅での動物病院往診。不安を和らげてくれた一言 動物愛護病院 初めての自宅での往診。不安を和らげてくれた一言 愛猫が突然の下痢と嘔吐でぐったりしてしまいました。食べ物には異常がないし、熱もなさそうですが、心配でいてもたってもいられません。かかりつけの動物病院は、あいにく今日は休み。家から少し遠くの動物病院に連れて行こうと、予約を入れようとして気が付いたのが自家用車のこと。先週から、自動車を車検に出していて、車もなかったのです。タクシーを呼んでいたら、遠くの病院は閉まってしまいます。 くったり寝ている猫を見ていると泣きたくなります。このまま急変して死んだりしたら、と、頭の中は悪い方へ、悪い方へと進んでいき、なんだかめまいがして倒れそう。自分に叱咤激励して、ケージを出し、入れようとしたらものすごい勢いで走って逃げてしまいました。こうなったらもう、うちの子、絶対につかまりません。 連れて行くのをやめて、明日、かかりつけの動物病院に行こうか、と思いながら、ふと思い立って往診専門の獣医さんに来てもらうことにしました。いつも、かかりつけの動物病院に行っていたので、往診は初めてで、不安もいっぱいですが、このまま手をこまねいて、死んだりしたら後悔します。不安ではちきれそうな気持ちで電話をいれました。 結果として、この往診、大正解でした。来てくれた先生はものすごく説明が上手で、納得できる話をしてくれた上、いつものかかりつけの先生にも、私から説明できるように、ちゃんとメモまで書いてくれました。うちの子は先生が上手に誘導してくれて、緊張せずに、家の中で安心して治療を受けられたし、私は待合室でカチカチになって待つ時間も無く、「ペットの往診って、こんなに便利だったのか」と目からウロコの体験でした。 往診してもらって、命にかかわる重篤な状態ではないと、獣医師のお墨付きをもらって、安心できたのが一番でした。カードが使えないかもしれないと思って、ちょっとだけ心配していた往診の料金は、かかりつけの動物病院の料金とほぼ同じぐらいだったのも驚きです(後で聞いたら、カードも使えるとのこと、料金の明細も納得できる内容でした)。 安心して落ち着いたところで、目についたのが家の中の状態です。下痢と嘔吐で廊下はべたべた。新聞紙を取り出そうとして、収納のドアは開いているし、キッチンもゴチャゴチャしていて、こんな部屋に来てもらったんだ、と、恥ずかしくてたまりません。穴があったら入りたい。 でも、往診の先生は「片付けたりする必要はないんですよ」と言います。社交辞令かと思って「ほんとに先生、家が汚くてすみみません」とあやまると、先生は真面目な顔をして「いつも通りの方が、環境がわかって、治療に役立つことがあるんです。むしろ片づけないでください」と優しい言葉をかけてくれました。 「飼い主さんが往診のために掃除をすると、家に誰か来るんだな、と、すぐにわかって、逃げたりするので、何もしない方がいいですよ。普段のままの状態で、どんな環境で生活しているかを知ることで、病気の診断に役立つことが多いので、往診だからといって、掃除しない方がかえっていいですよ」と言ってくれました。 動物病院に行けなかったので、仕方なくお願いした往診でしたが、うちの子がストレスなく診察を受けられるとわかって、これから通院と往診の二本立てで行こうかと考え中です。人にも猫にも、天国のような往診。高齢で寝たきりになったら、もっと頼む機会が増えそうです。 文・編集/柿川鮎子 \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 (3.3) 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? (3.1) 亡くなったペットは死後も近くにいるの?夢に出たり、ときには帰ってくることも… (2.26) 猫の辞書に「よく噛んで食べる」という文言は無い! (2.26) \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする