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犬の姿をしたロボット「aibo(アイボ)」が長期入院中のこどもを癒す効果に期待

犬の姿をしたロボット「aibo(アイボ)」が長期入院中のこどもを癒す効果に期待

「aibo、ハイタッチして!」「aibo、お歌うたって!」

国立成育医療研究センターに入院中のこどもたちが楽しそうに声をかけているのは、ソニーの自律型エンタテインメントロボット「aibo(アイボ)」です。こどもたちの声にこたえるようにaiboは鳴き声をあげたり、短い尻尾をぶんぶんと振っています。

国立成育医療研究センターの田中恭子診療部長らの研究グループとソニー株式会社により、aiboを用いた介在療法が長期間にわたって療養しているこどもたちに与える癒し効果についての検証がスタートしました。

◇動物介在療法って?

動物介在療法を知っていますか。動物と人との交流によってもたらされる健康や生活の質の改善を目的に、病院などの臨床の場で行われているケアのことです。もしかしたらテレビや雑誌などでセラピードッグが病床を訪れている映像や画像をご覧になった方もいるかもしれませんね。

これまでに、うつや統合失調症などの精神疾患を伴う成人やご高齢の患者さんを対象に行った動物介在療法により、情緒安定、自主性意欲の向上、社会性の改善、自立適応の向上などの効果が報告されています。

一方で問題点も指摘されてきました。動物アレルギーや皮膚疾患がある患者さんには適用されないことや、コストの問題です。

つまり動物介在療法を実施したいと思っていても、どの施設でも実行に移せるわけではなく、動物介在療法を望む患者さんのすべてがこのケアを受けられるわけではないという現状がありました。

犬の姿をしたエンタテインメントロボットaiboによる介在療法がスタート

このような状況がもしかしたら今後変わっていくかもしれません。国立成育医療研究センターの田中恭子診療部長らの研究グループとソニー株式会社により、2018年4月から5月に実施されたパイロット・スタディでは、すでにこども同士の自律性や配慮性などの社会的相互作用の促進、孤立しがちな親子関係性への介入の期待、aiboとの定期的なコミュニケーションによる情緒交流、気分転換、癒しの効果が期待される結果が出つつあることが確認されたそうです。

aiboと遊ぶこどもたちの笑顔に、ロボットによる介在療法がもたらす癒し効果に期待が膨らむ

今後、心理社会的な面において支援を必要とする現場へのロボットによる介在療法導入の可能性が示されれば、動物介在療法の必要性を認識しながらも導入に到ることが出来なかった小児療養施設や児童福祉施設などのこどもたちにも癒しの効果が広がっていくことが期待されます。

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この検証により、aiboによるこどもやそのご家族への癒し効果がさらに明らかにされて、現在孤独や不安に悩んでいる多くのこどもたちを笑顔にすることへとつながったらうれしいですね。

取材・文/高垣育

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