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環境省が犬の繁殖回数制限を検討!悪質業者の実態把握に乗り出す

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ペットブームの影——悪質なブリーダーが雌犬に過度な繁殖行為をさせ、悪質業者が狭いケージに犬たちを押し込める。そうした動物愛護の精神に反した悪質な行為を具体的な数値を設定して規制しようと、環境省がこのほど検討を始めた。その内容とは・・・。

これまで法律では、「幼齢の動物、高齢の動物等を・・・繁殖させないこと」「みだりに繁殖させることにより母体に過度な負担がかかることを避け・・・その繁殖回数を適切なものとし」としているが、具体的な数値規制はなかった。

そこで、最初の繁殖可能週齢、繁殖させる年齢の上限、繰り返し繁殖させる場合の休止期間(年1回の繁殖)、一生のうちの繁殖回数を設けるかどうかなどを検討する。

ちなみに、イギリスやアメリカでは以下のような具体的規制がある。

【イギリス】
・雌犬は1歳に達しない場合繁殖させてはならない。
・6回を超えて出産させてはならない。
・最後に子犬を出産した日から1年以内に出産させてはならない。

【アメリカ】
・商業ブリーダーが所有できる犬の数の上限を50頭と定め、18ヶ月以上8歳以下の雌犬のみを繁殖に用いなければならない。

動物愛護団体から日本も母体への健康影響に配慮し、数値規制が必要としているが、他方業界団体からは犬種によっても適切な繁殖の時期・頻度等は異なるので、一律の規制ではなく、業界の自主規制に任せるべきという意見も聞かれた。

また、狭いケージに押し込めることについても、数値規制は存在せず、そのため事業者に対する指導の徹底が困難だという問題が指摘されている。これにもアメリカでは数値規制されており、犬のスペースの計算式(犬の長さ:犬の鼻の先から尾の根本まで):(犬の長さ(インチ)+6)×(犬の長さ(インチ)+6)=必要な床面積(平方インチ)がある。

繁殖回数や飼養施設のほか、「深夜販売・販売時間について」「移動販売・インターネット販売・オークション市場について」「犬猫幼齢動物の販売日齢について」といった販売方法の規制についても検討される。

これを機に、一部の悪質なペット業者のモラルが良い方向に行くことを期待したい。

取材・文/羽石竜示

○参考文献・環境省作成資料
「深夜販売・販売時間について」
「移動販売・インターネット販売・オークション市場について」
「犬猫幼齢動物の販売日齢について」
「繁殖制限措置について」
「飼養施設について」
◆環境省公式HP:http://www.env.go.jp/

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