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1年以上も岩場にひとりぼっちの犬。韓国版忠犬ハチ公

1年以上も岩場にひとりぼっちの犬。韓国版忠犬ハチ公

韓国の済州島から少し離れた馬羅島という小さい島の岩場に、ひとりぼっちの犬がいる。

なぜ彼はそこに居続けるのだろうか?

島民によると、この犬は黄色い犬という意味の”ヌロンイ”と呼ばれ、もうこの岩場で1年以上暮らしている。島の天気は荒く、波を浴びても強風に吹かれても、何があってもこの岩場から離れないという。

島民たちは、このひどい状態から助けようと試みても、彼は人を見ると逃げてしまう。毎日ご飯をあげている島民にさえも懐くことがない。ただずっとひとりぼっちで岩場にいる。彼は人を恐れ、避けるために岩場にいるのだろうか。

彼は本当にひとりぼっちなのだろうか?実はこの犬には人間の家族がいたのだ。彼の家族はこの岩場の近くに住むある老夫婦であった。その夫婦を知る島民によれば、毎日、彼と老夫婦はこの岩場に来て釣りをしたり、海のものをとったりとしていたそうだ。そして彼をとても可愛がっていたとのことだ。しかしある日、老夫婦は病に倒れ、やむをえず彼をおいて急に島を離れることになってしまったのだという。

ひとりぼっちになってしまった彼は、雨風にさらされる冷たいこの岩場で、あの幸せに満ちた思い出を思いながら、老夫婦と一緒だった時がまた来ることを信じて、ただひたすら待ち続けているのだ。

だが、波や風雨以外にも彼には試練があった。この島では飼い主のいない犬はいじめられる傾向があるという。島で飼われている他の犬たちが岩場にやってきて、しばしば彼に喧嘩を仕掛けているというのだ。ときには数頭を相手にするときも…。島民たちが喧嘩をやめさせようにも、足場の悪い岩場である。なかなか近づくことができない。それに加え、動きの速い犬である。島民たちはただ、遠くから心配そうに見守るしかないのだった。

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