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アイコンタクトとジェスチャー、 どちらにより反応するかで犬の仕事が分かれる?

アイコンタクトとジェスチャー、 どちらにより反応するかで犬の仕事が分かれる?

目と目を合わせる。

それが恋人同士であればラブラブな空気に包まれるが、人と犬であっても特別な絆を感じる瞬間でもある。

犬との暮らしの中では、飼い主と犬とが互いに目と目を合わせることを「アイコンタクト」と呼んでおり、これがとれるかどうかはしつけやトレーニングにも大きく影響すると言われているのはご存知のとおり。

みなさんは愛犬とうまくアイコンタクトがとれているだろうか?

アメリカのアリゾナ大学とデューク大学の研究によると、介助犬やセラピードックのようなサービスドッグ系の犬は、人とよりアイコンタクトをとる傾向にあるという。それも、自分ではなかなか解決できない困難な問題がある時や、人との接触が絶たれた時など、特にその傾向が見られると(*1)。

一方、警察犬や爆発物探知犬のような作業犬では、アイコンタクトというよりも、人が出すジェスチャーのコマンドに対してより反応し、短期記憶に長けているそうだ。

この研究ではサービスドッグ164頭と軍用犬222頭に対して、性格や行動特性ではなく、“認知能力”に注目して比較分析が行われた。

隠したオブジェクトを探すというような25個のゲームを取り入れるなどして犬の反応が分析されたわけだが、要は、その犬がサービスドッグに向くのか、作業犬に向くのか、どんな仕事に向くのか、それを判断する指標となるものが性格や行動特性、トレーニングに対する反応性などの他にも設けることができれば、より早期の段階で適性を判断し得ることになり、その分、適性のある犬を増やすとともに、育成費用の節約にもつながるのではないかということらしい。

そういえば、以前、国内で盲導犬・介助犬・聴導犬などの補助犬を育成する団体を取材させていただいた時に、その育成には1頭300万円以上の費用がかかり、多くを寄付や募金に頼っているということなので、現実的に費用の節約というのは切実な課題でもあるのだろう。

ちなみに、その団体によると、基本的な資質の他に、

  • 盲導犬では様々な環境の中でユーザーさんの補助をするため、ものに動じない落ち着いた性格
  • 介助犬では物を取ってきたり、ドアを開けたりするなどの作業が多いこともあって、できるまで何度も諦めない性格
  • 聴導犬の場合は指示されずとも音源までユーザーさんを誘導するという仕事内容から、自分から率先して行動できる性格

が求められ、一口に補助犬と言ってもそれぞれに求められる性格が少しずつ違うという話であった。

今回の研究は性格ではなく、認知能力がテーマではあるが、確かに人とのつながりを求められるサービスドッグがアイコンタクトで人に注目する、作業犬はその“作業”をしなければならないので、ハンドラーが離れた場所にいても、そのジェスチャーに反応し、自分が今何をしなければいけないのかを理解する、それはともにわかるような気がする。

そこで自分の愛犬のことを考えてみた。アイコンタクトはばっちり、ジェスチャーにも十分反応する。う~む、なんともシープドッグらしい。

みなさんの愛犬はどんな感じ?

参考資料:

(*1)Enhanced Selection of Assistance and Explosive Detection Dogs Using Cognitive Measures / Evan L. MacLean, Brian Hare / Frontiers in Veterinary Science, 04 October 2018, 

文/犬塚 凛

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