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素朴な疑問。ニホンオオカミはなぜ姿を消したの…?

素朴な疑問。ニホンオオカミはなぜ姿を消したの…?

日本にも、かつてオオカミが住んでいたことをご存知の方も、かなり多いと思います。

いきなり昔話をしてしまうのも恐縮なんですけど、筆者がまだ小さかった頃、祖父母によく「山に行くときはオオカミに注意しろ」と言われていました。

でも出くわすのは大抵タヌキばかりで「オオカミなかなかいないなぁ」と不思議に思っていたのですが、後年になってとっくに絶滅していたことを知り、なんとも複雑な思いをしたことをおぼえています。

それにしても、ニホンオオカミはなぜ絶滅したのでしょう。

毛皮を狙うような密猟が横行したのかと思えば、そういうわけでもなく。

彼らの肉を目当てにする天敵が多数いたのかと考えると、そうでもなく。

かつては日本各地の山々を駆け回っていた彼らは、現在ペットとして愛玩されている犬の近縁にありながら、どうして姿を消してしまったのか。

今回はこの疑問について考えていこうと思います。

ニホンオオカミ、その生態と意外な場所での飼育記録

ニホンオオカミは、少なくとも20世紀の初頭までは日本の本州以南に生息していたと目されているオオカミの一種です。

現存している剥製は非常に少なく、その姿は一般的にイメージされるオオカミよりも小柄で、顔立ちも丸っこく、どこか日本の犬と似通ったフォルムをしているのが特徴。

はっきり言ってオオカミの割には可愛いルックスをしています。

そんな彼らの暮らしぶりですが、既に絶滅した今となっては、実は全くと言っていいほど、分かっていません。

基本的にはシカなどを獲物にしていたようですが、あまり大きなグループは作らなかったと考えられています。

繁殖力が乏しかったのか、餌がそこまで多くなかったのか。この辺りが原因かもしれませんね。

そしてニホンオオカミは、昨今のクマ事情のように、しばしば人里に降りては家畜を襲っていたとされています。このため害獣扱いを受けていたようです。実際家畜への被害を懸念し、駆除をした記録なども残されている地域もあります。

が、それだけで日本中に生息するニホンオオカミが全て姿を消すとは、なかなか考えられないものですよね。実際、今もパンダの展示で話題になっている東京の上野動物園では、1892年の6月24日までニホンオオカミの飼育が行われていた記録が残っています。

なんせかなり前の話なので、その他の動物園の記録などはそうそう残っていませんが、少なくともこの頃までは動物園に行けば誰もが会える存在だった、ということかもしれません。

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