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犬はオオカミよりも仲直りが苦手…?

犬はオオカミよりも仲直りが苦手…?【いぬのはてな】

犬とオオカミは近い関係であるからこそ、似ている部分も多いもの。しかし、オーストリアの獣医学科大学チームが行った研究によれば、犬は狼よりも喧嘩した後の仲直りが上手ではないということが明らかになりました。

この研究は犬とオオカミ13匹ずつを比べたもの。チームによれば、2013年から約2年間で見られた喧嘩後の仲直りの頻度や仲直りするまでの時間などを調べたのだそう。すると、まず、オオカミの喧嘩回数が419回であったのに対し、犬は55回程度と圧倒的に少なかったことが明らかとなりました。しかし、喧嘩の回数自体は少なくても、そのうち喧嘩後に仲直りができた犬は全体の23.3%だったよう。一方、オオカミは全体の42.4%が仲直りをしました。

なお、オオカミは喧嘩をしてから、わずか1分後に仲直りをする姿が多く確認できたのに対し、犬は攻撃をされた側が攻撃した側から距離を置くような行動が見られたのだそうです。

こうした結果を受け、研究チームはオオカミよりも犬のほうが喧嘩後の仲直りを苦手に感じていると、結論付けました。そして、犬が仲間同士の仲直りに固執しないのは、人間という異種族なパートナーと暮らすようになり、「同じ種同士でうまくやっていかなければいけない」という気持ちが和らいだからではないかと考えたそうです。

犬の先祖はオオカミであると考えられているため、犬とオオカミは比べられることが多いものです。しかし、進化の過程で性格や習性、特徴は変わっていくものです。そのため、オオカミにはオオカミに合った環境を与え、犬には犬の特徴を活かしてあげられるようなしつけをしていくことが大切だといえるでしょう。犬をしつけるときはオオカミの習性を参考にする方もいるかもしれませんが、両者は全く違う性質を持った動物であるということを心に刻んでおけるといいですね。

<参考>The effect of domestication on post-conflict management: wolves reconcile while dogs avoid each other

文/古川諭香

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