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元をたどれば犬と猫は同じ動物だった…?

■はじまりのイヌ科キノデスムス、はじまりのネコ科プロアイルルス

地球環境は、膨大な時間をかけて徐々に変化していきます。樹上性のミアキスは、数千万年ほどはその形態を維持していたようですが、その長い時間を経て地上に降りて新たな生活圏を模索するものもあったようです。

その開拓者たちこそ、最初に登場したイヌ科のキノデスムスでした。

今から2500万年ほど前に発生した彼らは、地上の環境に順応すべく、獲物を待ち受けて捕食する戦法で生き残りを図りました。また、現在でいうところのハゲタカなどのように、腐肉食にも適応する胃袋を持っていたと考えられています。

キノデスムスはたしかに犬の祖先になるのですが、この形態の頃はまだ現在のイヌ科の動物たちほどには地上での脚力が安定しなかったようです。獲物を待ち伏せする戦法は、この欠点を補うために編み出された、生き残りの秘策だったのかもしれませんね。

一方、ほぼ同じ頃、相変わらず樹上性の生活を続けていたミアキスから、新たな種が派生していきます。

それが史上初のネコ科動物、プロアイルルスです。体重はおよそ10キロ程度で、見た目は先ほどのミアキスと同じく、フォッサに近しいものであったと考えられています。

プロアイルルスは森林地帯で生存競争を繰り広げていくわけですが、現在確認されているネコ科動物の半数以上は、未だに森林で生活しています。このことを考えると、プロアイルルスはまだ見た目こそ猫とは程遠かったものの、その基本的な生態は既に完成されていたとも言えますね。

■おわりに

今や私たちの生活に欠かせないパートナーとなっている犬と猫。その両者が誕生するきっかけとなったミアキスは、6500万年前に登場し、その後2500万年ほど前に最初のイヌ科動物キノデスムスと、最初のネコ科動物プロアイルルスに分岐しました。

つくづく思うのですが、化石の発掘と専門家による古生物の研究によって、そんな大昔のことまで分かるなんて、人間の知恵は素晴らしいですね。

ところで、進化って常に必要に迫られて生じるものです。

もし、2500万年前に分布域を広げなければならないといった状況とは無縁なほど、樹上に獲物が多数いる環境がもう少しだけ継続していたら、最初のイヌ科、ネコ科の動物の登場は歴史より少しばかり先送りされていたかもしれません。

そうなっていたら、犬と猫は今とは違った見た目になっていたのかもしれませんね。

文/松本ミゾレ

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