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犬は目の錯覚にはだまされない?

1つ目の実験は、大きさはまったく同じ2つのお皿を用意し、片方のお皿にはビスケット32g、もう1つのお皿にはビスケット18gを乗せて出した場合、犬はどちらを選ぶか?というもの。ビスケットの量は変えずに、お皿が2枚とも大きい場合、2枚とも小さい場合などの組み合わせも混ぜて、各々の犬に対し、複数回試された。犬はどちらかのお皿を選ぶと、もう1つのお皿は取り上げられてしまって食べることができない。

結果はというと、犬たちは一貫してビスケットの量が多いほうのお皿を選んだそうだ。昔から、犬は、数はともかく量はわかると言われてきたが、それが改めて確かめられたといった感じか。

2つ目の実験では、食べ物の量は両方とも32gとし、その代わりにお皿は大きなものと小さなものが使用される。もし、犬が人や他の霊長類のようにデルブーフ錯視に反応するのであれば、お皿が小さいほうを選ぶ率が高くなるのでは?と予想されるわけだが、結果的には、お皿のサイズに関わらずランダムにお皿を選ぶ場合と大差なかったという。

つまり、犬はデルブーフ錯視には影響されない、だまされないというふうに考えることができると。

そう言われると、「犬は賢い!」と言いたくなるが、研究者は人およびその他の霊長類と犬とでは、大きさを判断する知覚バイアスが元々違うのかもしれないとしているのももっともで、いずれにしても犬の“不思議・なぜ?”はまだまだたくさんあるということだ。

ちなみに、犬の視覚というと、以前こんな動画が発表されたことがあった。眼科専門の獣医師の協力を得てフランスの3Dデザイン会社Dassault Systèmesが制作したもので、犬・猫・タカ・ネズミ・ハチには世界がこう見えているのかもしれないというのをシミュレーションしている(*3)。

はたして犬たちは私たちをどんなふうに見ているのだろう? 少なくとも、私たちがデルブーフ錯視にだまされそうになっている時には、「あぁ、またやっちゃってるよ」とでも思っているかも?

参考資料:
(*1)Do domestic dogs (Canis lupus familiaris) perceive the Delboeuf illusion? (2016) / Maria Elena Milletto Petrazzini et al. / Animal Cognition pp1-8 doi:10.1007/s10071-016-1066-2
(*2)Fooling People But Not Dogs / THE BARK
(*3)Experience the world like a hawk, rat or bee in 3D fame / New Scientist

文/犬塚 凛

配信サイト:「ペットゥモロー」(小学館)
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