ペット業界の今を斬るインターペット ビジネス・フォーラム 1
「というのは、きちんとしたものをかけ合わせて間違いのないものが出ればいいんですが、おかしな形でワンちゃん同士をかけ合わせて、足は短いけど頭が大きいとか大きくなったら歩けなくなったということになりかねない。それでせっかく減ってきた殺処分数が、また増えてきてしまうと業界としては問題定義にならざるを得ない部分があります」
「現在、県などの保健所によって、飼えなくなったワンちゃんを引き取らない保健所もあると聞いてます。そういったワンちゃんをどうするかというと、どっかへ捨ててきちゃうんですよね。私は実際に殺処分が減っていると思わない。こういったこともペット業界として国の行政と話し合うことが必要じゃないかと思います」
「過去40年、右肩上がりで上がってきた甘えのなかで商売をしてきたツケが回ってきただけじゃないかと考えてます。そういったことも見直しながら、皆さんと一緒になってこれから先の業界をどうしていくかということを考えればいいんじゃないかなというふうに思います」
「私は毎年、飼っている犬を預けて旅行に行ってます。2匹飼ってるんですけど、預けてるペットショップが非常に良い所でストレスがないんですね。1週間くらい預けて旅行に行ってきてもストレスなく帰ってくることができる。旅行に行ってる間も犬の状態をメールで送ってくれるので安心して旅行や出張に行けます。ペットを飼ってるから旅行に行けないんじゃなくて、旅行するためにはこうしたほうがいいと考えることですね。そういったことの提案を含めて、皆さんと一緒に考えていければなと思います」
片岡氏は、業界の怠慢という厳しい指摘をしつつ、未来に繋がるような新しいペットとの暮らし方をみんなで考えていきたいと語った。
取材/オビツケン、伊藤尚之


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