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【青山尚暉のワンderful LIFE】里親になるということ(5)

第九章『里親になるということ(5)』

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【青山尚暉のワンderful LIFE】

『最後までいい子だった』。その意味はこうです。

ナナは13時間、がんばりました。ボクたちにもう一度会いたい、もう一度なでてもらいたい、もう一度いっしょに旅行したい、大好きなクルマにもう一度乗りたい、ママのおいしいごはんをもう一度食べたい・・・わが家にやって来てからの10年と8カ月の思い出を、苦しさと痛さの中で、記憶が薄れていく中で、必至に思い出そうとしていたかも知れません。だって、それがナナの生きた証しなのですから。ナナの一番大切な大切な思い出なのですから。


よく遊びに行った、お台場海浜公園の砂浜。都会にこんなビーチがあるなんて、不思議だと、ナナも思っていたことでしょう。ナナは、苦しさの中、痛さの中、10年8カ月のあいだに経験した家族との楽しい思い出が走馬灯のようによみがえったのでしょうか。

でも、ナナは、13時間、診察台のそばから離れることなく付き添ったボクたちや、長年、お世話になった獣医さんに最期の気遣いをしてくれたのでしょう。獣医さんの診療時間は午後7時まで。それから1時間後の午後8時、「これ以上、みんなに迷惑をかけたくないワン。そろそろ天国に行くね」、と旅立ったのです。

獣医さんはナナの体をきれいにしてくれて、段ボール箱のようなものに寝かそうとしました。冗談じゃない。ふざけるんじゃない。ボクは昨晩、ふと、何かあったときのために、大きなクッションに取っ手をつけたものを作っていました(担架のようなものです)。ここに来るときもそれで運んだのですが、その柔らかくフカフカなクッションに横たわらせ、ナナが大好きだったクルマの荷室に運びました。ナナはスヤスヤ寝ているようでした。

その夜、ボクたちはナナをさびしがらせないように、いっしょに寝ました。

翌朝、ボクたちは目覚めましたが、ナナは目覚めません。現実を、現実を冷静に判断できたのは、不思議なもので、その時だったのです。

娘は目をはらしながら、ナナのそばから離れません。そして寝ているようなナナに絵本を読んで聞かせていました。ハンス・ウィルヘルムの「ずーっとずっと大好きだよ」です。

娘はナナに手紙も書きました。

『 私の最愛のかわいい妹、ナナへ

ナナちゃん、10年8カ月、私にたくさんの幸せと楽しい思い出をくれて本当に、本当に、ありがとう。

あなたは私の守護天使であり、何よりもかけがえのない宝物です。

ナナのこと、永遠に愛しているからね。

わたしの願いはただひとつ。ナナがずっといつまでも幸せでいてくれることです。

天国で楽しく暮らしてね。そして必ず、人間に生まれ変わって、また会おうね。

ナナはいつまでも私の心の中に生き続けるからね 』

ナナの葬儀の日、ご近所の犬友達の奥さまが、早咲きの桜の花を買ってきてくれました。「ナナちゃん、公園の桜の花が大好きだったからね」と。そうだ、ナナは公園の桜の木の下で寝ころぶのが大好きだったことを思い出しました。だから、その桜の木を抱かせて天国へ行かせることにしました。


近所の公園にて。ナナは、春になると、公園の小山になっているところでお花見をするのが大好きでした。

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