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獣医師推奨!正しい犬のシャンプー方法

犬の正しいシャンプーの方法【Dr.古江のお悩み相談室】

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皆さん、日頃ご自宅で愛犬をお風呂に入れることはありませんか?

今回は、獣医師が推奨する一般的なシャンプーのやり方をご紹介しましょう。

当たり前のことと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本が大事ですので、お付き合い下さいね。

犬のシャンプーのはじめはブラッシングから

まず、犬のシャンプーをするといっても、いきなりワンコをお風呂場に連れて行って、お湯で濡らしてはいけません。ワンコの毛質にもよりますが、まずはブラッシングをして毛のもつれをとりましょう。もつれた状態の毛をほぐさずに濡らしてしまうと、そのもつれた毛をほぐす事は不可能です。そうなってしまうと、毛玉を取り去るにはハサミでチョッキンしないといけません。

充分ブラッシングをしたら、いよいよお風呂場へ。

まずはぬるめのお湯で毛と地肌をしっかりと濡らし、ほこりを洗い流します。

つぎにシャンプー液を使用しますが、ドバドバとワンコの背中に直接かけていませんか?そこからゴシゴシと泡立て始めるのはNGです。ワンコの皮膚は人間の頭皮よりもさらにデリケートなので、シャンプー原液を直接皮膚に塗るのは避けたいところです。

手で泡立ててから毛になじませていくか、洗面器などに少量のお湯を張り、そこにシャンプーを溶かして泡立ててから毛になじませてください。泡を毛になじませながら、毛を洗うというより皮膚をマッサージするイメージで洗ってください。

私がワンコの診察をしていて思うのが、被毛のトラブルがあるケースより皮膚にトラブルのあるケースが圧倒的です。ですので、被毛をきれいにすると考えるより、皮膚をきれいにすると考えることが重要です。

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指先で皮膚をマッサージするように充分洗った後には、お湯で充分にすすぎます。ここで、充分に洗うってどのくらい?とご質問を受けることがありますが、5~10分程度が標準的かと思います。ただ、寒い冬場に長い時間かけるのは好ましくありませんから、その辺りは、季節に合わせて調節してください。

病院で薬用シャンプーを処方された経験のある方は、獣医師からシャンプーをすぐに洗い流すのではなく、10分程度浸透させてくださいと説明を受けたことがあると思います。ただ10分お風呂でじっとしておくのは思った以上に大変です。その間に体が冷えて風邪を引いてもいけないですし、大暴れしたり、逆に退屈して泡を舐めたりするワンコもいるかもしれません。

ここで、当院で薬浴をする時のポイントをお伝えすると、痒みの強いところや赤みの強いところから重点的にシャンプーを始めて、ゆっくりとその他の箇所を洗っていきます。そうすれば全身を洗いきった時には、一番最初に洗い始めた部位は10分くらい経過しているという訳です。言われてみれば当たり前ですが、薬用シャンプーを使う場合は気にしてみてくださいね。

シャンプーを皮膚や被毛にしっかり浸透させた後は、今度はシャンプー液が残らないようにしっかりと洗い流します。腋や鼠径部(股の部分です)、指の間といった液の残りやすい部分は特に気をつけてください。

犬のシャンプーのタオルドライはしみぬきのような感覚で

その後はしっかり水分をきり、タオルドライ、ドライヤーの順で乾燥をおこなってください。タオルドライの時に皮膚をゴシゴシこすったりしないようにも注意が必要です。タオルドライは「しみぬき」をする時のように、ゴシゴシではなくポンポン優しく叩くように水分を吸い取るようにしましょう。そうすると皮膚が摩擦でダメージを受けないので、シャンプー後にフケが異常に増えるのを防ぐことができます。

また、早く乾かしたいからといってドライヤーを近づけすぎるのは火傷の原因になる場合があるので気をつけてくださいね。夏場のドライヤーで熱が体内にこもってしまい、熱中症になってしまったワンコが来院することもあります。暑い時は、パグやブルドッグといった短頭種のドライングは冷風の方が良いですね。

最後にシャンプーの回数についてお話しましょう。

私が飼い主さんにシャンプーの相談を受けた時には、皮膚・被毛の状態にもよりますが、大きな異常が無い場合は月に1回程度のシャンプーで大丈夫でしょうとお話しします。なぜなら、中にはシャンプー大好きなワンコもいますが、シャンプーを嫌うワンコの方が大半です。

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シャンプーは好きでもドライヤーが苦手なんていうワンコもいますしね。思った以上にシャンプーはワンコのストレスになっていることがあります。ですので、必要以上にワンコに負担をかけない意味でもやりすぎはあまり良くありません。

私も皮膚治療の一環として薬用シャンプーを出すケースが多々ありますが、その際でも最高、週2回まで、標準的には週1回のシャンプーを指示します。なぜなら、一般的に薬用シャンプーは洗浄力が強く、やりすぎると皮膚に必要な適度な脂分まで洗い流してしまい逆効果になることがあるからです。

また、そのように洗浄力の強いシャンプーを使う場合は、そのシャンプー後に保湿力の高い別のシャンプーを処方して2度洗いを指示することもあります。イメージとしては、私たちがシャンプーをしてその後コンディショナーをするようなものですね。

シャンプーを選ぶ際は、自分のうちのワンコの体質や生活習慣に合わせて種類、頻度を決めるようにしましょう。動物病院でシャンプーを紹介してもらう際には、実際にワンコを連れていき、普段使い用なのか、皮膚のトラブルを解消するための短期使用の目的なのかを明確にし、そのシャンプーにあった回数も同時に教えてもらいましょうね。シャンプーによって、毎日使っても支障のない低刺激なもの、毎日使用すると刺激が強く好ましくないものもあるということを気に留めていてくださいね。

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文/古江加奈子(獣医師)

パーク動物医療センター副院長。福岡県獣医師会、福岡市獣医師会、日本獣医がん学会に所属。言葉の話せない動物を治療するうえで、動物たちに聞く代わりに飼い主から沢山のことを聞き、飼い主とのコミュニケーションを最重視するドクター。http://parkanimal.jp/

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