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【看板犬探訪 特別編】浅香山部屋×ドッグトレーナー須﨑大のしつけ相談室(前編)

噛み癖を直すには『待て』が有効

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大さんは、親方の膝元を片時も離れないでいるフォードを見て、親方に、シェビーを抱くように指示を出しました。すると、すぐにフォードは唸り始めます。

「フォードは“なんで僕がいるのに、シェビーを抱っこしているの?”と焼きもちを焼いて唸っているんですね。そんなときは、親方が“待て”と指示を出してください。フォードは、NOといって素直に聞く性格ではないんです。“だってさ……”と言い返すタイプ。6か月で去勢しているとのことなので、人間で言うと、小学1年生くらいだから、甘えん坊で当然なんです。だからこそ、『今、シェビーを抱いている時間が好きだから、フォードはそこで待ってなさい』とわからせることが大切です」(大さん)

『待て』を覚えさせる訓練として大さんが教えてくれたのは、『待て』と言ってから、何秒か目を見て、自制させること。それができたら、おやつをあげてたくさん褒めてあげるということ。3秒出来たら次は5秒というように、少しずつ時間を長くしていくことが大切だそうです。

「確かに『待て』という言葉は、フォードは聞くんです。おやつやご飯を出したときに『待て』というと、一瞬動きを止めて、私を見るんですね。ただ、そのときを逃してしまうと、またすぐに動き出してしまうことがよくあります」(親方)

『待て』という言葉は、本来、OKが出るまで待つという継続的なことを差しますが、今のフォードは、『待て』と言われた瞬間にストップすることはできても、それを持続させることはできないんです。それを持続するということを教えることが必要です。噛みつくのも、手が怖いという思いで反射的に動いてしまったり、興奮して噛んでしまいそうになったときにも有効です」(大さん)

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おやつを出すときにもコツがあるそう。

「おやつを握ったこぶしは、手の平が上になるようにします。というのも、犬は目で物を確認するのではなく、匂いで嗅ぎわけます。手で握ったことで人肌に暖められたおやつは、より強い匂いを発します。その匂いを指のすき間から嗅がせて『おやつがあるよ』と促すことが大切です。そして、おやつの匂いを嗅ごうとしている最中は、犬は吠えたり唸ったりできないんです。そして、そのご褒美としておやつをあげることで、今までは唸っていてもおやつがもらえたのに、唸ったり吠えたりするのをやめたらご褒美がもらえるという風に、犬の中でルールが変わってくるんですね」(大さん)

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スイッチのON/OFFは飼い主が教えてあげましょう

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「地方巡業に行くときは1か月程度、家にいないので、帰ってくるたびに、犬たちのわがままがひどくなっている気がするんです(笑)」と親方も心配そう。

おかみさんは、こんなエピソードも話してくれました。

「フォードが小さい頃は、人に飛びかかっていく様子が可愛くて、弟子たちに向かって『行け!』と指示を出すと、本当に飛びかかっていくこともありましたね。これからは反省します」(おかみさん)

「スリッパで叩いたりするのも、ダメなんじゃないかと思っていたのですが『躾』と言われればそれもありなのかもと思ってしまったことも。自分の言ってたことが正しいとわかって色々腑に落ちた部分があります」(親方)

「モノをとっったときに飛びついて来たら、わざと必要以上に手を動かしたり、目が合ってチッと舌打ちすると、“ウゥッ!”と唸ったり、反応を楽しんでいたときもあったんです。それが間違っていたんですね」(おかみさん)

おかみさんの可愛すぎてつい、かまってしまう気持ち、よくわかります。

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「フォードは、おかみさんが反応してくれるのが嬉しくて、遊びたいモードのスイッチをオンにしてしまうんです。フォードはいつも、遊びたいモードのスイッチが入れっぱなしの状態。舌打ちをしたときに“ウゥッ”と唸ったら『ストップ』を出して、止めてスイッチをオフしてあげればいいんです。スイッチをオフしてあげる。唸るのをやめたら褒めるということを習慣化していくことが大切です。今はスイッチをオンにすることばかりが習慣化していて、オンにするのが楽しい状態になってしまっているんです」(大さん)

親方が抱いているときに、親方が用事があって、おかみさんが抱っこしようと手を伸ばしたときも、フォードはおかみさんに向かって唸ることもあるそう。

「犬はルールがあることで落ち着く動物。そこにルールがないと不安になり、自分の中で色々なルールを決めていきますフォードにとって、親方は安全な存在。そこから離れるということは、怖いことだと思っているんです。なので、その場合は、親方が『おかみさんのところに行きなさい』と指示を出して、それを受け入れたら渡すなど、決め事を作ってあげましょう」(大さん)

「抱っこしている俺に対しても、ちょっと手を動かすだけで噛みつくことも。今は甘噛みも覚えたので、怪我をするほどではないにしろこれも治したいと思っています」(親方)

「自分の味方にも感情が制御できない状態になっているということですね。今、フォードの中では、噛んでもいいと思っているんです。それがマイルールになってしまっている。噛むようなことがあったら、親方はフォードを床に置いて立ち去りましょう。そうすると“噛んだら、親方が離れてしまう”ということを学習し噛むのをやめるはず。犬にとっては、大好きな人と距離を隔てること自体が『罰』と映るんです」(大さん)

大切なのは、「彼らが何が好きなのか、どんな時に噛むのかを細かく観察するということ」と大さん。「そうすることで、彼らの思っていることが理解でき、犬の思い込みでできたルールではなく新しいルールを作ることができるようになります」(大さん)

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