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猫の辞書に「よく噛んで食べる」という文言は無い!

猫は生まれながらの丸呑みスト

子どもの頃、親に「ご飯はよく噛んで食べなさい」と言われましたよね。それは、よく噛んで食べるほうが消化がよくなるとか、喉に詰まらせる危険が減るとか、また「せっかく作ったんだから、よく味わってゆっくり食べて欲しい」とか、さまざまな理由があります。

でも、猫が食事をする様子をよく見ると、決して「よく噛んで」はいません。猫が食べやすい形とサイズで作られているカリカリ系キャットフードだと噛んでいるように見えますが、じつはほとんど丸呑みです。お刺身や鶏のささみなど、キャットフードよりも大きい固形物をあげると、ほとんど噛まずに丸呑みしていることがよくわかります。

猫は完全肉食動物。遠い祖先から、獲物の肉を喉を通るサイズに嚙みちぎり、丸呑みして生きてきました。そのため、歯の形もそのようになっています。雑食の人間は、食べ物をすりつぶして飲み込むので、奥歯が臼(うす)のように平らになっていますが、肉食の猫はすべての歯がとがっているので、よく噛んですりつぶす、ということができません。だから肉や魚をあげると、「引き裂く」→「何度か軽く噛む」→「丸呑みする」という流れで食べるのです。これが猫の自然なやり方なので、丸呑みをしたからといって消化不良を起こすことはありません。

丸呑みストゆえに多い、誤飲事故

でも、なんでも丸呑みするゆえに起こりやすいのが、誤飲事故。猫が口の中に入れられるサイズのおもちゃは誤飲事故につながりがちなので、本当に注意が必要です。小さなビーズのようなものであれば、ウンチといっしょに出る可能性もありますが、野生の猫が常食にしている小動物サイズのおもちゃは本当に危険。野生の本能のおもむくまま一気に飲みこんで、腸閉そくを起こすこともあります。

「飲みこんでしまった場合、プラスチックやシリコーンなどの人工素材のものよりは、自然素材のものがまだ危険が少ないのでは?」と思いがちですが、そうではない場合も。ウサギなどの獣毛や鳥の羽根などでできたものは本能的に夢中になりやすく、抑制がきかなくなることがあるのです。

最近増えている、マスクの誤飲

誤飲の中でも特に危険なのが、紐。腸に留まると組織を壊死させてしまう恐れがあるのです。猫が紐状のものを誤飲しやすいことは、最近ではよく知られているので、出しっぱなしにしないようにしているお宅も多いと思います。

そんな中でも増えているのが、ゴミ箱に捨てたはずのマスクの誤飲事故です。口元に密着しているので、飼い主さんの唾液や肌の匂いなどが付いているので、猫が気になってひっぱり出しでしまいがち。耳にかける紐の部分をおもちゃにしているうち、一気に食べてしまうことも。猫の舌はおろし金のようにザラザラした細かい突起がありますので、使い捨ての不織布のマスクの場合、繊維が舌に引っかかって吐くことができなくなり、丸呑みしてしまう可能性もあります。マスクをむき出しのまま放置するのはもちろん、捨てる場合も蓋つきのゴミ箱に入れる、猫の入らないスペースのゴミ箱に捨てるなどの注意が必要です。

文・桑原恵美子

参考資料/「ニャンでかな?~世界一楽しく猫の気持ちを学ぶ本」(東京猫医療センター院長 服部幸監修/宝島社)「猫が食べると危ない食品・植物・家の中の物図鑑 ~誤食と中毒からあなたの猫を守るために」(東京猫医療センター院長 服部 著//霜田有沙 イラスト/ねこねっこ)

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