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獣医さんに聞いた!上手に犬猫の診察を受けるための3つのポイント【兵藤哲夫の徒然日記】

上手に診察を受けるための3つのポイント【兵藤哲夫の徒然日記】

私たち獣医師は飼い主さんと一緒に、ペットがいつまでも健康で元気で幸せに暮らせるお手伝いをしたいと思っています。病気になったらその苦痛を一刻も早く解消してあげたい、そんな気持ちで仕事をしています。

獣医さんは熱心なあまり、ついつい熱く語ってしまうので、飼い主さんには「叱られているのかしら?」と感じられてしまうこともあります。決して怒っているのではなく、お伝えしたいと懸命になっているのです。なので、ちいさなことでも安心して相談に来て欲しいですね。

今回は飼い主さんに、上手な診察の受け方を知っていただけたらと思います。私も人間のお医者さんを前にすると緊張して聞きたいことを忘れてしまうことが多いので、飼い主さんの気持ちがよくわかります。最小限、これだけは押さえて欲しい3つのポイントを紹介しましょう。

その1)うちの子が罹ってしまった病気は何という病気か

病名はその場ですぐに断定できない場合が多いと思いますが、だいたいどこが悪くて、どんな病気が考えられるのかを、聞いてみてください。

場合によっては「検査の後でないと診断できない」と言われるかもしれませんね。きちんと検査をして正しく診断し、治療することが重要だからです。とはいえ、獣医師はだいたいどんな病気かは予想して治療にあたるはずです。ぜひうちの子の病気について聞いてみてください。

病名は出さなくても、「腸の病気です」とか「心臓に問題があります」という具合に、ざっくりと教えてくれるかもしれません。

その2)何が原因で、どんな治療があるのか

人間の病気と同じで、原因がわからない病気もたくさんあります。それでも、遺伝的な病気なのか、他の子にうつる可能性のある病気なのかがわかると、飼い主さんが安心できると思います。

治療に関しても、検査をしないと方針が固まらない場合も多いです。でも、ここでいくつかの治療方法を提案してくれる先生は、良い先生だと私は思います。

治療に関しては、思い切って手術を受けるか、それとも薬で様子を見るのか、いろいろな治療方法を提案してもらって、飼い主さんが納得した上で、うちの子に合った治療を受けられると良いですね。

飼い主さんが獣医さんにすすめられるままに「治療させられた」と感じてしまうと、後で後悔してしまいます。「知らなかった」「聞いてなかった」というトラブルを避け、大切なわが子(ペット)を守るためにも、飼い主さんが納得した上で、治療を受けて欲しいですね。

その3)治療にかかる時間と料金はいくらぐらい?

慢性的な病気で長く治療を続けなければならないケースもあります。それも前もって知っておくのと知らないで続けるのとでは、飼い主さんの心の負担が違ってくるでしょう。

どれぐらいで治るか、何となく知っておくだけでも気持ちも軽くなるでしょう。たいていの獣医さんは経験からどれぐらいで治るかを予想していますが、これもその子の年齢や体力、生活環境によって長引いたりすぐに治ったり、予想が外れることもあります。「だいたいの目安として知っておく」ぐらいの軽い気持ちで聞いてみて欲しいと思います。

治療費に不安を感じたらペット保険も

治療にかかる費用も同じで、他の子よりもたくさんかかってしまうこともあるでしょう。病院によっても異なりますし、獣医さんによっては治療費をはっきり明言されないかもしれません。不安になってしまいますが、そんな時、ペット保険が味方になってくれることがあります。

人間の場合は高額医療費の補助制度などが整備されていますが、ペットの場合はそうした制度がありません。ペット保険は万が一の時に役に立つもののひとつです。

また、年金生活などで、治療費に不安がある場合などは、飼い主さんからその旨を伝えてくれたら、それに対応した治療を提案してくれるはずです。その後のトラブルを防ぐためにもぜひ聞いて欲しいポイントです。

信頼関係がベースになる

上記3つは良い治療を受けるために、ぜひ押さえておきたい点だと思います。他にもいろいろありますが、獣医さんは飼い主さんの味方で、飼い主さんとペットの幸せのために仕事をしています。信頼関係がベースにあれば、ペットにとっても飼い主さんにとっても、よい治療を受けることが可能です。

かかりつけの先生と良い関係を保ちつつ、納得できる治療が受けられるよう、願ってやみません。


兵藤動物病院 兵藤哲夫
麻布大学獣医学科卒業後、1963年横浜市にて兵藤動物病院を開設。ヒョウドウアニマルケア代表として公益社団法人日本動物福祉協会理事、横浜市獣医師会理事などを歴任。TBSラジオこども電話相談室の回答者などをつとめた。

文・編集/柿川鮎子

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