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食事のしつけ、どうすれば愛犬に理解してもらえるのか?

飼い主が食事中の食いしん坊な愛犬のしつけって、難しいよね

以前、知人のお通夜に参列したときのこと。弔問もひと段落ついたが、もうお暇しようと思ったところで翌日の葬儀の段取りについてちょっとだけ揉めごとが起きて、その収拾にてんやわんやしているうちに仕出しの料理が届いてしまった。まずは腹ごしらえということで一旦休戦し、昔ながらの長机にみんな並んで座って食事を摂ることに。なんだか伊丹映画の中の登場人物になった気分で落ち着かなかった。

このとき、ギスギスした空気の中を、その家のワンちゃんが楽しそうに駆け回り、みんなが食べている料理をしきりに欲しがっていた。僕なんかは「あら~かわいいねえ」といった気持ちだったんだけど、揉めごとの直後ということもあり、1人のいじわるそうなおじさんが「ちゃんとしつけろ!」と一喝。

嫌な言い方をするなぁ……と思ったものの、おじさんの主張自体はごもっともだったりするので、僕がそのワンちゃんを連れて散歩に出ることにした。喪主も家族に先立たれて散歩どころではなかっただろうし。

しかし、このような特殊なシチュエーションこそ稀だが、食事中の飼い主にしつこく人の食べ物をねだったり、食卓に強い興味を持つ犬というのは多い。この手の状況をそもそも起こさせないためのしつけというのは、結構難しいと感じる飼い主さんも多いのではないだろうか。

食卓に忍び寄り、こっそり肉泥棒するワンちゃん!

それこそ2年ほど前、友達に「焼肉パーティーをするので空腹の状態で来てね」というお誘いを受けた。その家では当時ワンちゃんが2頭いたんだけど、どちらも人の食べ物に強い興味を抱いており、少し目を離すと牛肉の一番高いグレードのものをガツガツほおばる有様だった。思わず「お前たちも空腹なのかい!」って突っ込んでしまった。

見かねて「もうちょっとしつけを頑張らないとね」と冗談っぽく言ってしまったが、今思うと陰湿だったかなぁ。でもせっかくの高級な和牛だったので、つい……空腹だったというのもあって、意地悪を言ってしまって反省しきりだ。

それからまた1年。同じ友達にまた焼肉に誘われたのでノコノコ顔を出したら、今度はワンちゃんたちの様子は一変。食卓にも全然興味を持たないそぶりで、飼い主たちが食事中も犬同士でじゃれ合うなどして、飼い主の食事中のしつけが完璧に済んでいた。

「この前とだいぶ違うね」と尋ねると、あのあと猛特訓をして人の食べ物には興味を持っても絶対にあたえないように方針を転換したのだと話していた。……ってことはちょいちょい前はあたえてたということになる。

やっぱり、欲しがるそぶりをして、飼い主が根負けしてあたえちゃうってのがこの手のしつけの失敗にはありがちなところなんだろう。

人の食べ物を欲しがらないワンちゃんになってもらうためのしつけって何が有効?

ところで、犬というのは元々オオカミを祖先に持つ動物。そしてオオカミは群れる習性を持つ生き物で、大抵の場合群れを統率するリーダーが食事も真っ先に済ませるのだそうで。リーダーが食事を済ませてから、それに従う群れのオオカミたちも食事を摂るという性質がよく知られている。

なので長年、人間と犬の暮らしにおいては、まず飼い主が先に食事をして、そのあとに飼い犬に餌をあたえないと、この序列が崩れるという説が根強かった。昔のしつけ本にも、こういうことが書かれていたのを見た記憶がある方も多いかもしれない。

ただし最近ではこれに関してはあまり重視しない飼い主さんも増えている。そして、そういう家庭で育ったワンちゃんも、必ずしも食事中の飼い主にしつこく食べ物をせがむこともない。

結局、食卓にあるものを食べようとしたしっかりと目を見て「ダメだよ」と伝えるという地道なしつけ。これを繰り返すのが単純だし、効果があるということなんだろう。前項の友達も、そうして愛犬の興味を食卓から背けることに成功しているし。

犬が食べるものがないからせがんでいる可能性も考えておきたい…

また、そもそもどうして飼い犬が、食事中の飼い主の食べ物を欲しがるのかについては、シンプルに「自分の食べ物がないよ」というアピールである可能性も忘れないでおきたい。たとえば餌が少なくて、もうちょっと何かお腹に入れたいという懇願がそこにあるのかもしれない。

あるいは、皿の中に餌があったとしても、出しっぱなし、食べ残しのものをいつまでも放置していれば、餌も状態が悪くなっているから愛犬もあまり興が乗らない。そのせいで「自分の食べ物より、そっちのほうが食べたい」と思うワンちゃんがいたとしても、それはそこまで悪いことではない。

こういうときは餌を取り換えるという一手間も必要ではないだろうか。案外それでガツガツ自分のご飯を食べてくれるワンちゃんもいるものだ。もっとこれは犬だけに限らず、猫など他の動物にも見られるポイントだったりするけど。

別に飼い主の食べ物を奪おうと思っているのではなく「こっちも少し僕のご飯を補充してほしいな」という意思表示の可能性もあるというわけだ。こんな場合には特に叱らずに、皿の中のご飯が古くなっていないか確認してみるほうがいいかもしれない。

問題に向き合い、食事中にちょっかいを出さないワンちゃんになってもらおう!

人の食べ物に興味を持つ犬というのは、それ自体別に珍しいものではない。ただ、人間の食べる料理には犬には有毒となる食品が含有される場合も本当に多いものだから、むやみやたらにあたえていいわけでもない。

それに、仮に犬にも安全なものばかり食べているとしても、都度愛犬に食事中に横入りされれば器から汁物がこぼれたりして掃除の手間も増えることになる。結局余計な仕事が増えるだけなので、やはり食事中は大人しくしてもらうしつけ。これは必須だろう。

犬は根気強く向き合えば理解してくれる賢い動物。飼い主の食べるものが並ぶ食卓には、彼らの欲しがるものはないということを時間を掛けて教えていきたい。

文/松本ミゾレ

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