TOP>ニュース > 恐らく一番狩りが上手な犬「ライラプス」を知ってる?

  • ニュース

恐らく一番狩りが上手な犬「ライラプス」を知ってる?

優秀なハンター犬ライラプス!

神話の世界には、「神の話」としつつも神様も出れば人間も出るし、怪物や動物なんかも登場する。当然人間にとっては長い間一緒に暮らしてきた伴侶動物である犬もまた、神話にはたびたび登場してきた。

今回は、その神話の世界の中でもっとも優秀な猟犬ライラプスの話をしていきたい。

ライラプス。恐らくあんまりメジャーな存在ではないので「それは知らない」って方も多いのではないだろうか。今回はそのライラプスがどういうワンちゃんなのか。これについての話をしていきたい。

ライラプスの宿命は「獲物を逃がさない」

ライラプスはギリシア神話に登場する名犬で、狩りの才能を持っている……というよりは、どんな獲物でも絶対に逃がさない運命というものを背負っている。この定めによって彼は、獲物をどこまでも追いかけ、ついには仕留めてしまう猟犬として活躍していた。

その飼い主はクレタ島のミノス。ミノスと言えば牛の頭を持った人間、ミノタウロスを迷宮に封印した人物としても知られている。彼は「絶対に獲物を逃さない」というフレーズが好きだったのか、絶対に獲物を逃がさないライラプスと、もう一つ絶対に獲物を逃がさない投擲槍の2つを自分の宝物としていた。

ということで、ライラプスはミノスからはかなり大事にされていたということになる。ミノスは他にも、ポセイドンから与えられた生贄用の牛があまりにいい牛だったのでペットにもしている人物なので、動物好きの一面があったのかもしれない。

のちにライラプスはミノスの手を離れ、ケパロスという男の手に渡って、そこでも宿命通り絶対に獲物を逃がさない猟犬として大活躍した。

宿命の動物同士のハンティングに駆り出されたライラプスの末路…

ケパロスのもとで暮らすようになったライラプスに、あるとき試練が訪れる。絶対に獲物を逃すことができない宿命の下にあるライラプスに、悪さをして人々を困らせる牝の狐テウメーソス狩猟の任務が下されたのである。

果たしてケパロスはアムピトリュオンという男にライラプスを託し、狩りが始まった。
ところがどんなにライラプスが追い回しても、テウメーソスが逃げ続ける。どれだけ追いかけてもライラプスはテウメーソスを仕留めきれず、テウメーソスも必死で逃げるがライラプスも延々食い下がる。

それもそのはず。実はテウメーソスは絶対に誰にも捕まることがない宿命を持つ狐だったのだ。絶対に獲物を仕留める宿命を持つライラプスと、絶対に捕まえることのできないテウメーソスとでは、絶対に終わらない追跡劇しか起きなかったのは当然。

この事態を重く見たゼウスは、両者を石に変えて永遠の休息をあたえることにした。こうしてライラプスはその役目を終えたのである。

ギリシア神話に登場する犬たち、大体最後は可哀想…

宿命のせいで無限ループに陥ってしまったライラプス。その時点で可哀想だけど、最後は石にされちゃうってのも犬好きからすればしんどい末路だ。神様でも宿命までは変えることができなかったということだろうか。

ギリシア神話には他にもオルトロスやケルベロスなども登場するが、前者は牛泥棒まがいの行動に出た英雄ヘーラクレースに矢で倒されている。ケルベロスは冥界の番犬としての仕事を全うしていたところ、やはりヘーラクレースによって退治されている。うう、酷い。

このように、数は多くないがギリシア神話には複数の犬が登場していて、その大半は末路が悲惨なのが特徴である。

(文/松本ミゾレ)

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

冬の散歩は足が冷える!犬のために、専用の靴を履かせるのはあり? (12.4)

  • ニュース

シンクロ歩きをするハスキーとコーギー (12.4)

  • ニュース

小学生のころ、猫の標本を見て知った“大切に扱わなければ”という思い (12.3)

  • ニュース

愛犬が病気にならないための正しい抱っこ方法【兵藤哲夫の徒然日記】 (12.3)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る