TOP>ニュース > 犬の尾があれば、言わなくても相手に自分の気持ちをわかってもらえるのに。

  • ニュース

犬の尾があれば、言わなくても相手に自分の気持ちをわかってもらえるのに。

虹の橋を渡る日まで

母親が犬好きだったから、子供の頃から犬と一緒に育った。犬の感情表現はとても単純で、嬉しい時は思い切り尾を振って、まっすぐに見つめてくる。嬉しい時、寂しい時、悲しい時、尾っぽの多彩な表現力は見事だった。

結婚して、虹の橋を渡ってしまった犬のことをよく思い出す。そして、最近、犬の尾が欲しいと切に思う。妻に感謝を言うのはちょっと恥ずかしいし、こんなことで喜ぶなんてと思われるのもちと癪だ。尾があれば、言わなくても相手に自分の気持ちをわかってもらえるのに。

今日は弁当のおかずで大喧嘩してしまった。

「あなたは何をつくっても美味しいって言ってくれない。料理し甲斐が無い」と言われて困ってしまった。

「普通にみんな美味しいよ」と言った後、「てか、うちの母親より料理うまいと思うよ」と付け加えた。でもそれが、明らかにとってつけたような言い方になってしまって、自分でもおかしくて「デへへ」なんて笑ってしまったのだ。妻はまじめな人間なので、こういうシリアスなシーンでふざけるのが大嫌いだ。

「ちょっと!デへへって何?何笑ってんの?美味しいって思ってるの?ホント?」案の定、つっかかってきた。やっかいだよ、ホント。

「美味しいって、ホント。今日の弁当だって、焼き肉と紅ショウガの豚丼、シンプルで最高だったよ」と言ったとたん、ものすごく怒ってしまった。

「今日は寝坊して手抜きなの!豚肉を焼き肉のたれで焼いてご飯に乗っけただけ。野菜も何にも入ってない手抜きなのよっ!いつもは煮物とか、いろいろおかずがいっぱい入ってるでしょ?なんでわかんないの?もう、お弁当なんて作んないっ!」と、豚丼弁当を褒めたつもりなのに、地雷を踏んずけてしまったようだ。

妻はバタバタ足音を立てて寝室に行ってドアをバーンと閉めて立てこもってしまった。あーあー面倒くさいなあ。シャワー浴びちゃったけど、コンビニでアイス買ってくるかな。

豚肉焼いただけの手抜きの弁当を持たせたのが後ろめたくて、でも、それが美味しいって言われたから余計、複雑な気持ちになっちゃったんだろうなあ。

これが犬の夫婦ならば、あっさり「手抜きでごめんね」って言ってくれるから、こっちも「手抜きだったの?あれ、すっごく美味しかった!また作って!ぜひ作って」ってしっぽフリフリ、「よかったー喜んでくれて。じゃ、また作るね」で済むのに、どうして人間はこう複雑で面倒になっちゃうのかな。

コンビニでアイスを買おうとしたら妻の好きなチョコチップが無かった。しょうがないから「何にする?」とメッセで聞いたら、「なんでもいい」ときちゃった。この「なんでもいい」が非常に困る。後で「抹茶は無かったの?」「なんでパインなの?」と怒られる。結局、全種類をカゴに入れながら、「あーあー犬になりたい」とつぶやいた。

/柿川鮎子

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

2021年の「動物愛護週間」はインスタライブやオンラインでの施設見学会、健康・しつけ相談を... (9.27)

  • ニュース

犬よりも「人間のヒゲ」のほうが汚い…? (9.26)

  • ニュース

一匹の猫に何個の「リターボックス」が必要になる? (9.25)

  • ニュース

「自分を犬だと思ってない犬」が、鏡に映る自分を見た時の表情がこちら! (9.22)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る