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思わず冷える?真夏のちょい怖怪談『亡き愛犬の足音』

怪談の季節が到来しましたね…

やだなぁー、怖いなぁー、夏になっちゃったなぁー。

いや~本当にめっきり夏である。連日猛暑で肝が茹だってしょうがないって方も多いんじゃないだろうか。僕も例に漏れずその1人で、外出するたびに命を削られている次第だ。

こんなときはやっぱり怪談で茹だった肝を冷やすに限る!しかしガチで怖い話をここで披露するのもちょっと違うので、今回はワンちゃんにまつわる、ちょっとした怪談……のような何かを披露したい。本邦初公開!つい最近仕入れた話だ。

家の中を歩き回る犬の足音。しかしその家に既に犬はおらず…

先日、友人の真言宗僧侶が面白い話をリモート飲みの折に聞かせてくれた。その面白い話の主人公は、彼の寺の檀家さん。仮にYさんとしておきたい。

あるとき友人の寺にYさんが墓参りにやってきた。で、友人とも一言、二言会話をしたんだけど、このときYさんがちょっとした怪奇現象に見舞われていることを打ち明けてきた。

「実は自宅のあちこちで、犬が歩き回る音がする」というのだ。Yさんは元々犬を飼っていると友人にも話していたため、友人は最初「え? 犬飼ってるじゃん。まさか痴呆?」と思ってしまったそうだ。が、実は友人が知らなかっただけで、そのYさんの愛犬はもう何年も前に他界していたのだ。

では家の中を歩き回る、その足音の正体は何なのか。これをYさんは気にしており、「もしあれなら、供養してよ」と冗談まじりに相談してきたのである。

ちなみに、Yさんは既に何度か、足音が聞こえるたびにその場に踏み込んで家の灯りを点けるようにしていたが、その正体を目にすることはなかったという。いよいよオカルトじみてきた。

足音の正体は、愛犬ではなく……

さて。そんな相談を受けた友人だったが、まあ本気で供養をするつもりはなく、「Yさんの勘違いでしょう」と思っていたようで、数日もすればそんな話を聞いたことも忘れてしまった。それからさらに数日後。寺にYさんからの電話が入った。

友人が応対すると「いやあ、足音の正体分かったわ」と笑いながら、事の顛末を話し始めた。

ある晩もやはり就寝中に足音が聞こえてきた。そこでYさんは息を殺して音の鳴る方向に這って進んだ。そのとき、見てしまったのだ。暗闇の中で目が慣れてみると、足音の主がぼんやり確認出来たが、かつての愛犬とは全然違うシルエット。

意を決して照明を点けると、そこにいたのはタヌキ。灯りにびっくりして走って逃げて行ったが、古い家なので侵入経路が幾つもあったようで、追いかけるうちに見失ってしまったそうだ。

自分の勘違いを詫びるYさんに、「犬は成仏してたみたいで、よかったですね」と友人は応えて電話は切ったということである。

おわりに

それにしても、思い込みの力って強いもの。本当は全然違う生き物が勝手に家に侵入して歩き回ってる音を「亡き愛犬が帰ってきた」と脳内変換出来る人もいるわけだから。

Yさん的にはずっと長く一緒にいた愛犬の足音を完璧に記憶していたつもりでも、やっぱり何年も経つうちにその記憶って薄れてしまうものなんだろう。

僕も以前飼っていたペットの鳴き声なんか、ちゃんと覚えてるつもりではあるが……実際にはそう思い込んでるだけなんだろうなぁ。

何にせよ、Yさんの家に侵入したのが、せいぜいタヌキ程度で良かった。これがイノシシだったら命に危険が及ぶわけだし。でもまあ、イノシシだったら獣臭さがタヌキとは段違いなので、さすがにYさんもすぐ気づくか。

文/松本ミゾレ

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