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「猫が毛玉を吐く光景」について思う、イメージと現実の違い

猫が毛玉を吐く光景について思う、イメージと現実の違い

猫って、よく吐き戻す動物だ。少し食べ過ぎたら「カッカッ!」と独特の音を鳴らして吐き出そうとする。こういうとき、僕はすぐにウェットティッシュを持って駆けつけるんだけど、だいたい間に合わずに布団やカーペットの上に戻されてしまう。

また、猫は二度に分けて吐くことが多いので、吐き出されたものの対処中に第二波が到来して、こっちも間に合わないことも(笑)。

飼い主としては、吐き出されたものに異物がないかチェックするのも大事なので、吐く行為自体は体長確認のためにやってもらって構わないんだけど……。

ところで、猫が吐くものと言えば、昔から「毛玉」を挙げる方は多いんじゃないだろうか。
猫は表面がザラザラしたブラシのような舌で丁寧に毛づくろいをする動物。必然、毛を飲み込んでしまう可能性も高くなるが、一方で「うちの飼い猫、毛玉吐かない」と感じる飼い主さんもいる。

ウチもそうだ。我が家には3頭の猫がいるが、記憶している限り、彼らは毛玉を吐くという行為をしたことがない。吐くのはいつも、食べ過ぎたフードか、猫草ばかり。毛玉を吐かないのだ。

で、ちょっと気になって僕の周りの猫と暮らしている飼い主さんたちにもLINEで「おたくの猫ちゃん、毛玉って吐く?」と質問してみたところ、大半は「そう言えば吐かない」と答えていた。

毛玉を吐かないのか、吐けないのか

猫は毛玉を吐く動物と認知されているが、何年も一緒にいるのに、吐き出された毛玉を見たことが、僕はまだない。しかし書籍やネットを見てみると、吐き出された毛玉の写真を見ることは出来る。

大抵はフェルト状になったもので、一旦飲み込んだものがまとまって出てきたように思われる。実はこのフェルト状の吐き戻された毛玉、屋外ではよく見かける。

地域猫がいる公園など、よく観察するとフェルト状の毛玉を見ることは、案外あるものなのだ。こうなると、なぜ屋外の猫は毛玉を吐くことが出来て、飼い猫の場合は毛玉を吐けないのか……という疑問が浮上してくる。でもこれには明確な答えがすぐに出てくる。

それが飼い主のお世話が介入しているかどうかだ。

飼い猫は大事にされている個体がほとんど。ブラッシングなどの手間を掛けられた猫は多い。我が家の猫たちにも、ブラッシングは定期的に行っているし、その都度大量に抜け毛を集めることが出来ている。

これは人間がブラシを入れたから効率的に抜けた毛であって、もしもそれをしなければ、猫が自力で毛づくろいをすることになる。屋外に暮らす猫にはブラッシングされる機会がないので、全部自力でやらなければならないのだ。だから必然と、フェルト状の毛玉を、従来のイメージ通り吐くことが出来ているのだろう。

つまり、飼育下の猫は毛玉を吐けないのではなく、日常的にブラッシングされているから吐かない。吐くに至らないというだけのことなのだ。

ただし長毛種の猫の場合は例外。いくら丁寧なブラッシングをされていても、毛そのものの長さが長さなので、どうしても飼育下であっても、フェルト状の塊を吐く可能性は少なくない。こればかりは飼い主さんの不手際というわけではないので、ある程度そういうものだと考えておくべきだろう。

丁寧なブラッシングで、猫が毛玉を吐く負担を減らせる!

猫は昔から多くの世帯で愛されてきたが、一方でペット用品としてのブラシはあまり数が出回っていなかった。そのため、目の細かな人間用のクシを使ってブラッシングをする人って結構いたけど、あれでは効率が悪く、なかなか抜け毛も集められなかった。

だから以前の飼い猫たちは、自分でしっかり毛づくろいをする必要があったし、そのために飼い猫でも毛玉を吐くってことは今より多かったことだろう。

一方で今は色んなペット用品が安価で手に入るようになった。猫を飼っている人なら、ブラシの1本も常備しているということも多いし、猫をなでるだけでごっそり抜け毛が取れる手袋も人気だ。これらを積極的に使っていけば、猫が自分で毛づくろいをして毛玉を吐くまで体内に抜け毛をため込むという負担は物理的に減らせるのも当然。

さらに飼い主さんにとっても、猫の抜け毛をブラッシングで効率的にかき集めることは、室内に抜け毛由来の埃が落ちるのを減らすという効果もある。毛玉を吐く負担を減らせて、室内もより清潔に保ちやすくなる。ブラッシングって一石二鳥だ。

おわりに

猫が何かを吐き戻すのは珍しいことではない。本当に、10回食事をしたら1回は吐く猫ってザラにいるし。

そして猫にとっては吐くという行為はそれなりに体力を使うもの。可能なら、その頻度は下げるために飼い主が努力するに越したこともない。

日々のブラッシングは、猫が自力で毛づくろいをした際に、体内にため込む毛を減らすためのもの。これが減れば猫もいちいち毛玉を吐かないで済むことになり、体力も無駄に減らさずに済む。

現代では飼い主さんが猫に愛情をこめてブラッシングすることは当たり前の光景になってきた。このおかげで、長毛種以外なら何年一緒にいても毛玉を吐かない猫というものもまた、当たり前の存在になってきたんだろう。

文/松本ミゾレ

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