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犬の里親になる方法って?どこに行けば運命の出会いはある?

犬の譲渡会で里親になるという選択肢の浸透

しばしば、動物の里親になったという人に出会うことがある。以前は犬や猫を飼う際には、ペットショップで購入するということがほとんどのきっかけだった。

が、ここ最近ではその手段と並行して、譲渡会で譲り受けるというスタイルも認知されつつある。いわゆる、里親になるという選択だ。

この譲渡会の開催場所の探し方については比較的簡単。近年、猫ほどではないが犬の譲渡会もさかんに開催されている。大きめのホームセンターや、レンタルスタジオなどがその会場に選ばれることが多い。このためまずインターネットでお住まいの地域を入力し、その後スペースを空けてから「譲渡会」「犬」と打ち込んで検索。そうすると近隣で開催されている犬の譲渡会情報を手にすることができる。

譲渡会にやってくる犬は大体は捨て犬だったり、屋外にいたところを保護された元野良犬であったりする。あるいは、主催団体が保健所、愛護センターから引き出した犬も参加することが多い。譲渡には条件がいくつかあるが、問題がなければ希望の犬を連れて帰って家族として迎え入れることが可能となる。

里親になる条件って?

譲渡会では広く色んな里親候補さんを歓迎している。が、里親になるにあたってはいくつかの条件を設定している会場もある。

たとえばよく知られているのが、一人暮らし。つまり独身の方への譲渡の条件が厳しいという話。これには理由がいくつかある。

1つは独身の場合、仕事の内容によっては譲渡後の犬を満足に散歩させる時間が確保できない可能性を考慮して。頻繁に残業をしていたり、会社に泊まり込みで家に帰れないほど過酷な労働環境にある方は、正直厳しい……。

もう1つ、譲渡された動物に虐待を行う酷い人間も中にはおり、そういう人物は独身の男性が多いことから、譲渡会を開催している団体側が審査を厳しく見積もっているため。これは独身の男性にとっては不愉快に感じる話かもしれないが、それだけ過去に不幸な事件が起きて、警戒も余儀ないということ。グッと我慢しておこう。

それから高齢の独身者の場合、本人に万が一のことがあった際に動物の対処に不安が残ると考える団体もあるため、里親になれないということもある。さらに、一人暮らしで、なおかつこれまで動物の飼育実績がない場合も、その他の譲渡希望者と競合となった場合には選考漏れしやすいという現実がある。

このように、里親になる条件というのは意外と細かく存在しており、里親を希望したからと言って、スムーズな流れで願いが叶うというわけではない場合も。ただし、きちんとペット可物件に居住していて、開催団体側の条件にも前向きに応じる姿勢を見せていれば、一人暮らしの男性であっても、高齢者であっても「単身者だけど可」と判定されて譲渡OKとなることはある。何でもそうだけど、熱意としっかりとした飼育環境さえ用意できれば、譲渡会を開催する団体側だって信頼してくれるということだ。

それに最近は独身、一人暮らしの高齢者への譲渡の場合、最近では終生預かり制度というものを提唱する開催団体も増えている。終生預かりというのは、高齢者であっても本人が入院するか、あるいはペットのお世話が出来なくなるか、亡くなるまでは預かりという形で一緒に暮らすというもの。定期的な(少なくとも数日おき程度の)団体側との連絡などが必須となるが、ここさえクリアできれば、既に高齢となった場合でも単身者可。里親になることができる。

譲渡にかかる費用、料金はタダではない!

たまに、「里親になった方がペットショップで犬を買うより安いのでは?」と考える方がいるようだ。だからごく稀に「譲渡会に行ったらお金を要求された」と、さもトラブルに遭遇したかのように愚痴っちゃう人もいる。しかしこれについては「そんなのトラブルじゃないし、買うのも譲渡されるのも、出費にそこまで差はないよ」と強く言っておきたい。

ペットショップの場合、人気の犬種ならその価格は6桁円はするのが普通だけども、その代わり基本的なワクチン投与や疾病のチェックなどが既に済んでいる。一方で譲渡会で里親を待っている犬の場合は、料金こそ掛からないもののワクチンの投与、寄生虫の駆除と日々の食費、譲渡会に出すまでに費やした治療費やマイクロチップ装着など、お金は既にある程度掛かっている。だから無料で「はいどうぞ」というわけにはいかないのが現状だ。そんなことをしていると、団体側が延々1頭ごとに数万円かそれ以上の単位で損をし続けることとなり、活動が維持できなくなってしまう……。

譲渡を受ける側も、ある程度の譲渡費用を出すのは、今後も全国的な譲渡会の開催が行われるために必須。その際の料金が次の里親と犬を繋ぐための資金になると考えておきたい。譲渡が無料でなく、費用が発生するからと言って、それをトラブルと考えてしまうと、先々身が持たない。ただでさえ犬を飼っていると、病気になることもあれば終末期には必要な医療を受けさせるという事態も想定されるし、そうなると結構な費用が発生してしまうわけだし……。

譲渡会が恒常的に各地で開催されれば、保健所、愛護センターからの動物の引き出しもその分増えることとなる。そうすれば殺処分頭数も減ることとなり、そう考えると譲渡会を通じて里親になるというのは、とても有意義なこと、という話なのだ。

おわりに

譲渡会を利用する際には、まず身近で開催されているかどうか。それを適切な探し方でもってサーチし、次に犬を迎え入れるに足る環境作りをすること。ペット可物件に住み、最期まで大事にし続ける心と金銭的な余裕があるかどうか。それを自分に問いかけよう。そこで「いける」となったら、初めて譲渡会に足を運んでみるほうが、決意も固まりやすい。数は少ないが、独身、単身者可の譲渡会もちゃんとある。

それから実際に気に入ったワンちゃんに出会えたら、開催団体側と譲渡についての条件、ルールのすり合わせをするフェイズに移行する。このとき、持病の有無なども教えてもらえるので、気になることがあったらガンガン質問しておこう!さらに譲渡費用や諸々の料金についても、疑問点があればその場で聞いておくとスッキリ気持ち良い譲渡に結び付くはずだ。

一応、大部分の保護団体は、譲渡の際に数日か数週間のトライアル期間を設けている。トライアル期間とは文字通り、里親候補の方が犬と上手く生活できるかを判断するために用意された期間となる。

ここで問題がないと思えたら、はじめて正式に里親になることができる!あとはあなたとその犬は一蓮托生。末永く幸せに、仲良く暮らすことになるのだ。

文/松本ミゾレ

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