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猟犬、勇猛さと繊細さを併せ持った猟師の優しい相棒たち

猟犬。私たちの生活を支える心強い味方

犬には、いろんな社会的役割があたえられている。警察犬、盲導犬、麻薬探知犬。いずれの職能も、厳しい訓練の末に得られたスキル。これを犬は私たちのために役立てている。犬の活躍によって、人の社会が円滑に成り立っている部分は間違いなくある。

大昔から人は犬とともに暮らしてきた。そしてときには一緒に狩りに出ることもあった。日本ではあまり発展しなかったが、海外では狩猟犬の品種開発も盛んだったことはよく知られているところ。

人にとって狩りは生きるために欠かせないものだったし、犬がこの際のサポートをしっかりと務めていたというわけだ。

猟犬は獰猛なだけにあらず!

日本においても、猟犬は古くから存在している。今は年々数が少なくなっているのは間違いないが、昔は……それこそ30年ぐらい前は、大体どこの田舎町にも猟犬を飼っている猟師がいたもんだ。

僕が生まれ育った地方の山に面している辺りでは猪撃ちをする猟師がいたし、そういう人の家には立派な猟犬がいた。猟犬というと、獰猛で大きな獲物にも物おじしないというイメージが付きまといがちだけど、実際にはそこまで猛烈に気性が荒い犬は少ないそうだ。

そもそも人の指示に従って動くように訓練されているし、人と獲物の区別は、普通に飼育されている犬よりもしっかりしている。さらには獲物を狩る際にも、攻撃するだけでなく、たとえば山鳥を撃った飼い主に拾ってくるように指示されると、鳥の身体をいたずらに傷つけないよう、優しく咥えて持ち帰ってくる。その理由は、大切な獲物を牙と顎の力で潰して台無しにしないため。

大昔はその加減を犬に分からせるために、わざと鳥の身体に金属片を括り付けて「強く噛むと怪我をする」と学習させる方法もあったようだ。だけどそれは訓練次第でどうにでも出来る範囲なので、恐らく今は廃れている。

僕が見てきた猟犬は、みんな人懐っこかった!

80年代の半ばに生まれて、宮崎の山沿いで育った僕にとって猟犬は別に珍しい存在ではなかった。
父方の親族には猪狩りをする男衆がいたし、よく軽トラの荷台に猟犬を載せて山に向かっていたし、帰ってくると荷台には大きな猪。
そして助手席に誇らしげな猟犬が鎮座していたものだ。

新鮮な猪肉は、まあ美味い!
これを家族と分け合い、もちろん猟犬も腹いっぱいになるまで味わっていた。

もちろん山を駆け回る犬なので、見た目もがっしりしていて厳ついし、猟の際に出す唸り声もかなりの迫力がある。ただ、山から下りればそこはもう普通のちょっと大きなワンちゃんだったし、猟犬になるには人馴れも大切であるため、子犬の頃から人懐っこい犬を選んで訓練していた、という話も親族から聞かされた。やっぱり人との信頼関係がないと、まさかの事故ってのが怖いし。

そもそも犬が本気になれば人なんかよりよっぽど強いわけだから、きちんと信頼関係を構築できる、よく馴れた犬でないとダメなんだろう。

おわりに

家庭の事情で、僕が父方の親族と最後に会ったのは、小学5年生の夏が最後になった。このときはその親族の家で食事をしていたんだけども、猟犬はもうだいぶ減っていた。村自体も高齢化が進んでいたし、犬を訓練するにも体力が要るが、それをできるだけの男手も残っていない有様だったのだ。なので犬自体、めっきり見なくなっていた。

仕留めたての新鮮な猪肉を猟犬と一緒に食べた思い出は鮮烈なのでさすがに今もおぼえているが、もうその犬の名前も、父方の祖父母の顔も思い出せなくなった。

文/松本ミゾレ

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