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人面犬、そのルーツは江戸時代のへんな子犬だった説

謎の生き物、人面犬をおぼえていますか?

1989年から唐突にメディアで話題となり、90年代初頭にかけて話題になった変な生き物がいる。
その名は人面犬。

文字通り犬の身体に人の顔をしているこの動物。顔はおじさんっぽくて「ほっといてくれよ」など人語を使うとも言われていた。
今では考えられないことだけど、こんな話題を当時のワイドショーは全国に向けて結構な時間を割いて何度も紹介していた。

わざわざ「人面犬って知ってる?」とインタビューしているVTRなんかも用意して(笑)。

しかし、この人面犬が捕獲されたという報告もなければ、具体的に出没していた記録が映像なんかで残っているわけでもない。
ほどなくして人面犬についての話題自体は沈静化したんだけど、たしか僕の記憶だと、そのあともメディアは「人面魚が出た!」とか言ってたまたま上から見ると額が人間っぽい柄になってる鯉を取り上げてた。

さすがにこれはバカらしいと自覚したのか、すぐに人面魚を話題にすることはなくなったけど。
だってどう見てもただの柄だったもん……。

人面犬のルーツって意外と新しい!

今となっては、人面犬騒動は創作と片付けられている。
たまにUMA関連の書籍なんかで、ページが余ったのか人面犬を紹介するページみたいなのはあるけども、まあ本当にこのまま時間とともに完全に忘れ去られることだろう。

ところで、人面犬って突飛な存在にも思えるが、実は元ネタらしきものがある。
それも、そんなに古い時代のものではないのだ。

1810年6月8日、江戸にあった田戸という町である雌犬が変な子供を産んだという記録がある。
この記録は石塚豊芥子という、この時代の雑学家が残したもの。
石塚は当時の風俗習慣であるとか、ちょっと珍しい出来事をいくつも収集していた人物。

石塚の記録によるとこの日生まれた子犬の中に、人間のような顔をした犬が混ざっていたというのだ。
その犬はすぐに近隣でも話題となり、ほどなくして噂を聞きつけた興行師が引き取ったとある。

そうして見世物として評判になったとあるので、どうも本当に人間のような顔をした犬はいた可能性がある。
そうなると写真の類が残っていないのがとても残念だ。

一応イラストは残っているんだけど、そんなのどうとでも脚色できるし。

人面犬っぽい犬は今もたまに話題になるよね…

前述の田戸の子犬がどんな顔をしていたのか。
個人的にはどうしても見たいんだけど、それがもう叶わないのが悲しいところだ。
そもそもその時代にはまだ僕も生まれてやしないし。

ただ、今でも人面犬っぽい犬って、それこそSNSなどでも話題を集めることがある。
何年かに1回ぐらいの頻度で「うちの犬、なんか人みたいな表情をするんだよね」と飼い主さんが画像をアップする、みたいな感じで。

で。画像を見てみるとたしかに人っぽい顔立ちをしている犬も。
そのものズバリな人面てことではないけど、にわかに人っぽい犬って、意外とよく探すと世界中にたくさんいるのかもしれない。

それこそ、スマホで撮影するときに、本来人間用に作られたはずの“顔認証”機能が適用される犬猫って結構いるし。
目鼻立ちのバランスが人間と近しいからそういう機能が作動するんだろうし、そんな犬猫がいる以上、もっとがっつり人に寄せた顔をしている犬だっていても当然かも。

おわりに

日本には人面犬というブームがかつて存在したが、人のような顔をした動物が生まれたという話は他にもある。
たとえば“くだん”が有名か。
くだんは主に牛から生まれるとされ、あまり長くは生きられないが、今後起きる歴史的な出来事や災いを、なんと人の言葉で伝えてくるとされる。

僕が知っている限りだと、くだんはほとんどが牛から出てくるが、羊という例もあったはず。
それと、20年ほど前には犬からくだんが出たという話は、あくまで噂だけども聞いたことがあった。

たしかこのときのくだんは出生後すぐに雌犬の飼い主によって「不吉なものだから」、という理由で処分されたという話だった。
どうせ長生きはできないんだから、ほっておいてあげれば良かったのに……。

文/松本ミゾレ

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