2021-05-17 日本の動物福祉活動の今日までの足跡とは?「動物病院119番~感謝」が発刊 ブックナビ犬がいた季節 仕事から趣味まで、すべてを語るエッセー集【ブックナビ】 「兵藤哲夫の徒然日記」でおなじみの兵藤哲夫先生が、一般財団法人兵藤哲夫アニマル基金の発足を記念して、神奈川新聞社から「獣医業60年、動物病院119番~感謝」(兵藤哲夫著、神奈川新聞社刊、定価1500円+税)を発刊しました。 「“動物愛を集めて、やさしい社会をつくる”を合言葉に、今後も動物のために活動していきたい」と願う兵藤先生は、動物愛護・福祉活動を推進するための財団法人を設立しました。 本書は財団法人の発足記念もかねて発刊されたもので、兵藤先生の仕事から趣味まで幅広く網羅したエッセー集です。 開業から今までの動物医療の変遷から、出会った多くの飼い主さんのエピソード、二度の震災での動物救護活動など、その内容は動物好きな人ならば、最後まで飽きることはないでしょう。 特に圧巻は日本の動物福祉活動の黎明期から今日までの足跡です。まだ避妊・去勢手術が一般的でなかった時代の動物福祉活動は、苦難の連続だったようです。 盛りだくさんの内容ですが、先生の飄々とした語り口のおかげで、おもしろ可笑しく読んでしまいます。でも、最後まで読み終えて、ふと振り返れば、ちゃんと重たいものが長く残る・・・・・・そんな素晴らしい一冊となりました。 挿入された、たくさんの写真を見ているだけで、元気と勇気が湧いてきます。動物に関わる人ならば、ぜひ手に取って読んで欲しい本となっています。 文/柿川鮎子 東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。 \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 (3.3) 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? (3.1) 亡くなったペットは死後も近くにいるの?夢に出たり、ときには帰ってくることも… (2.26) 猫の辞書に「よく噛んで食べる」という文言は無い! (2.26) \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする