2021-05-03 犬が散歩中に雑草を食べるのはなぜ?理由や危険性を解説 犬犬が草を食べる理由犬の散歩雑草 犬が散歩中に雑草を食べるのはなぜ?理由や危険性を解説 愛犬との散歩中、道端に生えている雑草をむしったり食べたりするのはなぜか不思議に思ったことはありませんか? 春になり草花が生い茂る季節になりましたが、実はその辺に生えている雑草を口に入れてしまう犬は意外と多いんです。 というわけで今回は、犬が雑草を食べる意味や危険性についてまとめてご紹介します。 犬はなぜ道端の雑草を食べるの? 犬が道端の雑草を食べるのにはいくつかの意味があるといわれます。 理由①草を食べて吐くため 一つ目は、消化不良を解消するため、草を食べて吐くというもの。 草を食べた直後に嘔吐する犬は多く、胃腸のむかむかや胸やけをスッキリさせるために食べているのだという説があります。 理由②食物繊維や栄養補給のため 二つ目は、雑草に含まれる食物繊維やミネラルなどの栄養補給のため食べているというもの。 偏った食事などで体内の栄養バランスが崩れていると、本能的に足りない栄養素を補おうとして草を食べることがあるといわれます。 理由③ストレス発散のため 三つ目は、ストレスのはけ口として雑草を食べる(むしる)というもの。 散歩中に思い通りに行かなかったり、遊び足りないときなどにストレスを感じて近場にある草を食べて発散する犬もいるといいます。 理由④美味しいから・お腹が空いているから・遊んでいるだけなど… 四つ目は、嗜好品的として食べているというものです。 一度食べた草の味が気に入って食べる、ちょうどお腹が空いていたから食べ物だと思って口に入れる、草むらでの遊びの延長としてかじるなど。 「食べたかったからたまたまそこにある草を食べた」といった感じですね。 犬が雑草を食べても危険はないの? 家庭菜園で作っている無農薬野菜などは別ですが、その辺に生えている雑草を犬が食べてしまうと危険なことがあります。 草に除草剤がついている場合 雑草駆除が目的の除草剤には多数の種類があり、なかには犬にとって強い毒性があるものもあります。 除草剤が散布された草を食べたり、草に触れた皮膚を舐めたりすることで中毒症状を起こしてしまう恐れがあるので注意が必要です。 【除草剤による主な中毒症状】 下痢 嘔吐 痙攣 運動失調 など 吸い込むだけで危険なこともあるので、地域によっては除草剤の散布時期について予め看板などで注意喚起されていることも多いでしょう。愛犬の散歩コースの情報を見逃さないようにしましょう。 害のある寄生虫や昆虫がいた場合 草が生い茂っているところには虫もたくさんいます。 犬が寄生虫であるマダニやノミに刺されると、アレルギー症状や皮膚炎を引き起こす恐れがあります。他にも、蜂やムカデなどがいれば犬が刺される危険性もあるので注意が必要です。 それ以外にも、コクシジウムなどの体内寄生虫に感染している他の犬の糞がもし雑草ついていたら、その草を食べた犬が寄生虫に感染してしまう可能性もあります。 愛犬には、むやみにその辺の草を口にさせない方が賢明でしょう。 犬が食べてはいけない草もある 人にとって身近であっても、犬にとって毒性があったりアレルギーを起こしやすい植物であることがあります。 犬が食べると危険な植物の例 アサガオ チューリップ シクラメン スズラン アジサイ スイセン パンジー キク ユリ科の植物 など 他に、散歩道に生えていることも多いよもぎや稲、セイタカアワダチソウなども、犬のアレルギーの原因になることが多い植物です。 危険なのは葉や花だけじゃなく、植物によっては種子、球根、根に強い毒性を持っていることがあります。球根などは特に見た目だけではなんの植物かわかりにくいですし、散歩中に道に転がっていたら犬の興味を惹いてしまうこともあるでしょう。 とにかく愛犬の散歩中には拾い食いをさせないのが大切です。 【有毒植物による主な症状】 下痢 嘔吐 よだれ 血尿、血便 皮膚の炎症 神経症状 など もし何の草を食べたか不明でも、愛犬に上記のような症状が現れたらすぐに動物病院へ連れて行ってください。種類や摂取量によっては、最悪の場合死に至るケースもありえます! また、口に入れないことはもちろんですが、触れることで皮膚がかぶれてしまう植物もあるので草むらに入って遊ばせるときは注意してあげましょう。 雑草を食べるのをやめさせたいときは 前述のとおり、道端に生えているものや落ちているものを食べるのは危険なので散歩中に雑草を食べるクセがある場合は止めさせた方が賢明です。 愛犬がいたずら心から草を食べているのであれば、しっかりしつけをすることで改善するでしょう。 雑草だけでなく何かを常にかじっている、ストレスが溜まっているようなワンコの場合は、コミュニケーションの時間を増やしたりとストレスを取り除く工夫をしてあげてください。 もし、草が大好き(嗜好品として食べている)ということであれば、ペットグッズとして販売されている犬が食べる用の草を用意してあげるのも良いですね。 犬が雑草を食べるのはあまり良いことではない 道端の雑草は色々な生き物が触れるものですし、除草剤や毒性の危険もあります。 楽しそうにむしゃむしゃ食べている姿を見ると「少しぐらいならいいか」と思ってしまうかもしれませんが、その辺に生えている雑草を食べるのは安全ではないと覚えておきましょう。 もし愛犬に草を食べさせるのであれば、自宅の庭や畑だけにしたり、食べる用の草を与えてあげると安心ですね。 文/黒岩ヨシコ \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 (3.3) 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? (3.1) 亡くなったペットは死後も近くにいるの?夢に出たり、ときには帰ってくることも… (2.26) 猫の辞書に「よく噛んで食べる」という文言は無い! (2.26) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする