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2021年本屋大賞第三位に選ばれた「犬がいた季節」

何回読んでも新鮮な犬の愛と感動の物語【ブックナビ】

2021年本屋大賞第三位に選ばれた「犬がいた季節」(伊吹有喜著、双葉社刊)は、犬のコーシローが登場する6編の連作短編集です。コーシローは三重県の高校に迷い込み、そこで生徒とともに過ごします。コーシローと出会った生徒たちの物語が、鮮やかに描かれています。

犬が重要な役割を果たす小説はこれまでもたくさん出版されていますが、この本はその中でも飛びぬけて自然で純粋で心温まる作品です。犬好きならば、犬の良さを改めて感じられるはずです。

犬は一度愛してくれた人を決して忘れません。コーシローも一人の少女を忘れず、愛し続けます。この一途な思いの強さは、飼い主ならば誰もが理解できる犬の素晴らしさです。この本を読んでいると「犬ってやっぱり良いものだ」という感覚が、心の底から湧き上がってくるでしょう。

ですから、PETomorrow読者は、この本を誰よりも深く読むことができて、感動もより強く感じられます。特に犬好きさんには、ぜひお薦めしたい一冊です。

犬の愛と同時に、青春時代のヒリヒリするような感覚も甦ってきます。あと2-3年経てばありふれた出来事として受け流すことができるのに、18歳の少年・少女にとっては、はじめての出来事だらけ。切なく心に突き刺さって、無駄に苦しんでしまいます。

特に昭和の終わりから平成12年頃までに高校生だった読者には、懐かしい言葉がたくさん登場します。光GENJIの「パラダイス銀河」、氷室京介の「FLOWERS for ALGERNON」、プリンセスプリンセスの「 Diamonds」など、当時流行った音楽も懐かしく、つい口ずさんでしまいます。

本の内容も素晴らしいのですが、本の装丁もまた、素敵でした。表紙をめくると出てくるイラストは、本の内容ともマッチして、感動的なサプライズとなっています。

何回読んでも新鮮な犬の愛と感動の物語。最後、最高に素敵なラストシーンが、あなたを待っています。

文/柿川鮎子
明治大学政経学部卒、新聞社を経てフリー。東京都動物愛護推進委員、東京都動物園ボランティア、愛玩動物飼養管理士1級。著書に『動物病院119番』(文春新書)、『犬の名医さん100人』(小学館ムック)、『極楽お不妊物語』(河出書房新社)ほか。

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