TOP>ニュース > 犬はアスパラガスを食べられる?栄養素や注意点&おすすめレシピ【春編】

  • ニュース

犬はアスパラガスを食べられる?栄養素や注意点&おすすめレシピ【春編】

犬はアスパラガスを食べられる?栄養素や注意点&おすすめレシピ【春編】

まな板の上のアスパラガス

春は野菜が美味しい季節、というわけで今回は犬が食べられる野菜シリーズ第四弾【春編】です!

春キャベツや新じゃがと並んで春野菜の代表格といえるアスパラガスですが、犬に食べさせても大丈夫なのでしょうか?

こちらでは、アスパラガスを犬に与えるときの注意点や含まれる栄養素、犬と一緒に食べられる春野菜を使ったレシピなどをまとめてご紹介します。

 

監修:獣医師 古江加奈子

パーク動物医療センター副院長。福岡県獣医師会、福岡市獣医師会、日本獣医がん学会に所属。言葉の話せない動物を治療するうえで、動物たちに聞く代わりに飼い主から沢山のことを聞き、飼い主とのコミュニケーションを最重視するドクター。

 

アスパラガスは犬に食べさせても大丈夫!

犬に餌をあげる女性

春が旬のアスパラガスは、基本的には犬が食べても大丈夫な野菜です。

アスパラガスは新芽の「茎」部分を食べる野菜で、低カロリーでヘルシーな上にミネラルやアミノ酸が豊富で、茹でても栄養成分が失われにくいのが特徴です。

レシピの幅も広く、価格も手頃なので日常的に使える優良食材として重宝している方も多いでしょう。

犬にとって主食にはなりませんが、与え方の注意点を守れば良い効果が期待できるので、おやつやごほうびとして与えるにはおすすめの野菜です。

ちなみに、グリーンアスパラとホワイトアスパラは栽培中に日光を当てるか当てないかの違いだけです。品種に違いはありませんが、日光をたっぷり浴びて育ったグリーンアスパラの方が栄養価は高いので、ワンコに与えるなら小さくて柔らかめのグリーンアスパラを選んであげると良いでしょう。

疲労回復や老化予防に!犬にも良いアスパラガスの栄養素

アスパラガスを手に持っている様子

アスパラガスの約90%は水分ですが、ビタミンやミネラル、β-カロテンやアミノ酸などの栄養素が含まれています。

アスパラガスの主な栄養成分(可食部100gあたり)

エネルギー 22kcal
炭水化物 3.9g
不溶性食物繊維 1.4g
アスパラギン酸 430mg
ビタミンB1 0.14mg
カリウム 270mg
β-カロテン 370μg

 

※アスパラガス(若茎、生)の場合

出典:食品成分データベース|文部科学省

【アスパラギン酸】

アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、アスパラガスの中でも特に注目の栄養成分です。

疲労で溜まった乳酸をエネルギーに変える役割を持ち、ミネラルを効率よく体内に取り込む手助けをしてくれます。新陳代謝を促進する役目もあるため、デトックス効果や、腎臓や肝臓の機能をサポートしてくれる効果も期待できるでしょう。

アスパラギン酸は、その健康効果から人間の栄養ドリンクにも使われています。

また、アスパラガスの穂先にはポリフェノールの一種である【ルチン】も豊富に含まれています。ルチンには、アスパラギン酸の吸収を助けたり血圧を下げる働きがあります。

強い抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果や高血圧の予防にも一役買ってくれるでしょう。

【カリウム】

主要必須ミネラルの一種で、利尿作用やむくみの改善、代謝促進効果などが期待できます。

※腎不全などの腎臓病や、心臓病の治療中にはカリウムの摂取が制限されることがあります。持病があって投薬中の子にアスパラガスを与える場合には、必ず事前に獣医師に確認するようにしましょう。

【β-カロテン】

体内でビタミンAに変わる栄養素です。犬の皮膚や粘膜の健康維持を助けたり、強い抗酸化作用があるため老化予防の効果が期待できます。

生のアスパラガスでも大丈夫?犬に与える時の注意点

アスパラガスを愛犬に与えるときには、いくつか注意しなければならないことがあります。

①生のアスパラガスは×!さっと茹でるか蒸すかしてから与える

まな板の上の大量のアスパラガス

犬にとって食物繊維が豊富なアスパラガスは消化しにくいため、生のまま与えると消化不良を起こしてしまう恐れがあります。与える際は加熱調理してからにしましょう。

調理の前には下ごしらえとしてアスパラガスの固い根元部分を手で折り、残った部分も皮が固いところまではピーラーで剥いてください。三角の「はかま」と呼ばれる葉のような部分も、筋っぽい場合にはピーラーですべて取り除いてあげると食べやすいでしょう。

調理方法は茹でるか蒸すかがおすすめですが、やわらかくなりすぎないよう短時間でさっと済ませるのが食感が良くなるポイントです。

②中毒性物質「アルカロイド」に注意する

食卓に座る犬

アスパラガスには、微量ではありますが中毒成分である「アルカロイド」が含まれています。アスパラガスの他にナス科の植物にも含まれている成分です。

アルカロイド中毒になると、下痢、嘔吐、手足のしびれ、けいれんなどの症状が現れます。

しかし現在のところアスパラガスのアルカロイドによって中毒を起こした犬の事例は報告されていないといいます。

よほどの大量摂取をしない限りアスパラガスのアルカロイドで中毒症状を起こすことはまずないと言われていますが、愛犬が目の届かないところでアスパラガスを勝手に食べてしまわないように注意しましょう。

ちなみに、アルカロイドは犬よりも猫にとって危険性が高い物質なので、犬猫多頭飼いをされている方は注意してください!犬が大丈夫だからと言ってアスパラガスを気軽に猫にも与えてしまわないようにしましょう。

③大量に与えすぎない

大量に並ぶホワイトアスパラガス

アスパラガスに含まれる栄養素は犬にとっても健康効果が期待できますが、与えすぎはNGです!

犬がアスパラガスを一度に大量に食べ過ぎると繊維質を消化しきれず、下痢や嘔吐を引き起こしてしまう恐れがあるためです。

目安としては、体重5kgの犬でアスパラガス1本(10g)程度までにしておきましょう。

また、毎日アスパラガスを食べさせ続けるのもおすすめできません。犬は雑食動物ですが、体の構造は人間ほど上手に野菜を消化できるようにはなっていないのです。

野菜を摂取し過ぎて消化器に負荷がかかってしまったり、体内の栄養バランスが崩れてしまう可能性があります。

④食物アレルギーに注意する

具合が悪そうな犬

犬にアスパラガスを与える際は、食物アレルギーにも注意してください。初めて愛犬にアスパラガスを食べさせるときにはごく少量にしておいて、様子を見ながら食べさせるようにしましょう。

アスパラガスは犬にとってアレルゲンになることは少ない食べ物ですが、アレルギーになる可能性が全く無いわけではありません。

アスパラガスを食べた後に目が充血していたり、体をかゆがる、下痢、嘔吐などの症状が見られたときにはアレルギーの可能性があります。万が一、愛犬がアスパラガスでアレルギーを起こしてしまったら、すぐにかかりつけの獣医師さんに相談しましょう。

アスパラガス以外にもある?犬が食べてもいい野菜【春編】

アスパラガス以外に、犬が食べていい春野菜をまとめました。

※どの野菜を与える場合も、食べ過ぎや食物アレルギーには注意するようにしてください

①キャベツ

キャベツ畑

「キャベツが好物」というワンコもいるほど、おやつとしてはメジャーなキャベツ。旬は春で、この時期しか味わえないやわらかくて甘い春キャベツは特に人気ですよね。

キャベツに含まれるビタミンU(キャベジン)には胃粘膜の働きを手助けする効果があるといわれます。他に食物繊維やミネラル、ビタミンCなども含まれていて、少量与える分には問題のない野菜です。ただし、キャベツの芯には微量ながら中毒成分が含まれているので、食べさせないほうが無難です!

やわらかい春キャベツの葉であれば生のままでも大丈夫なことが多いですが、食べ過ぎるとお腹を壊すこともあります。お腹の弱い子に食べさせる際はできるだけ消化しやすいように茹でるか蒸すかしてあげてくださいね。

②たけのこ

たけのこ1本

春になるとスーパーに出回るたけのこも、基本的には犬が食べても大丈夫な野菜です。ただし、腎臓病やシュウ酸カルシウム尿石の既往歴があるワンコには与えない方が無難です!

たけのこにはカリウムが豊富に含まれていて、塩分の排出や血圧の安定などに効果的です。その反面、腎臓の機能が落ちている子には負担になり、体に悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです。

また、たけのこのえぐみやアクに含まれるシュウ酸は、過剰に摂取すると結石の原因となってしまう恐れがあります。

シュウ酸の含有量はきちんとアク抜きをすることでだいぶ減るため、愛犬にたけのこを食べさせるときはアク抜きをした水煮状態のものを与えてください。

たけのこは繊維質が多いため、胃腸の弱い子に与えるときはしっかりと茹で、かなり細かく刻むか薄くカットして、少しでも消化しやすいように工夫してあげるようにしましょう。

③菜の花(なばな)

菜の花畑

食材としても、道端の野草としても春に旬を迎える菜の花。強い抗酸化作用があるβ₋カロテンや、疲労回復効果のあるビタミンB群を多く含む野菜です。

犬が食べても大丈夫ですが、食物繊維が豊富なので必ず茹でるか蒸すかしたものを与えましょう。道端に咲いている菜の花をそのまま食べさせたりはしないようにしてくださいね!

また、たけのこと同じくシュウ酸を含む他、菜の花はヨウ素の吸収を妨げるゴイトロゲンという成分を含んでいます。シュウ酸カルシウム尿石や甲状腺疾患がある犬には食べさせないようにしてください。

④エンドウ豆(さやえんどう・グリーンピース)

さやえんどう

春が旬のエンドウ豆も、犬に食べさせられる野菜です。早採りしたものがさやえんどう、少し成長した未熟なものがグリーンピース、成熟したものがエンドウ豆と呼ばれ、実はすべて同じ植物です。

加熱したエンドウ豆は犬に食べても大丈夫ですが、生のエンドウ豆にはトリプシンインヒビターという犬にとって有毒な成分が入っているので注意してください!しっかり加熱した後、豆を細かくカットするかすりつぶして与えるようにしましょう。

エンドウ豆には体内や皮膚の健康に役立つ亜鉛やカルシウム、カリウムなどの栄養素が含まれています。

【獣医師×管理栄養士考案】愛犬と一緒に食べられる春野菜レシピ

こちらでは、アスパラガスやキャベツなどの春野菜を使った、ワンコも食べられる簡単レシピをご紹介します。獣医師さんと管理栄養士さんが考案した栄養バランスが良いメニューなので、ぜひ作ってみてくださいね。

①ミネストローネパスタ

ミネストローネパスタ

水煮のツナ缶とアスパラやじゃがいもなどの野菜を使ったお手軽ミネストローネ。パスタをご飯にするとリゾットとしてもいただけます。

詳しいレシピはこちら→風邪予防に ミネストローネパスタ【簡単ペットごはん】

②桜えびとアスパラガスの餃子の皮キッシュ

桜えびとアスパラガスの餃子の皮キッシュ

おやつに持ち運びもできる簡単キッシュ。少ない材料でできるし見た目にも可愛いので、愛犬とのピクニックにぴったりですね。

詳しいレシピはこちら→桜えびとアスパラガスの餃子の皮キッシュ【女子力でヘルシーごはん】

③アスパラガスと鶏肉の焼うどん

アスパラガスと鶏肉の焼うどん

ごま油と鰹節が食欲をそそる焼うどん。アスパラガスやキャベツ、鶏肉を使ってヘルシーでも栄養価が高い一品になっています。

詳しいレシピはこちら→アスパラガスと鶏肉の焼うどん【わんこの手作りごはん】

④鶏団子とキャベツのレンジ蒸し

鶏団子とキャベツのレンジ蒸し

下ごしらえをしたらレンジでチンするだけの簡単手作りごはん。キャベツの代わりに白菜を使っても美味しくいただけます。

詳しいレシピはこちら→レンジで簡単!鶏団子とキャベツのレンジ蒸し【簡単ペットごはん】

⑤ちらし寿司

ちらし寿司

鮭の切り身や菜の花、茹で卵などをつかった彩り鮮やかなちらし寿司。行楽シーズンにぴったりな写真映えするレシピです。

詳しいレシピはこちら→ちらし寿司【簡単ペットごはん】

⑥豆乳カルボナーラ

豆乳カルボナーラ

ソースに豆乳を使うことでヘルシーにしたカルボナーラのレシピ。ツナの水煮缶やスナップエンドウ、卵黄やカッテージチーズなどが入った栄養満点な一皿です。

詳しいレシピはこちら→豆乳カルボナーラ【簡単ペットごはん】

犬にアスパラガスを食べさせるときは調理法と量に注意しよう

犬にアスパラガスを与えるときの注意や、アスパラガスの栄養素、犬も食べられる春野菜レシピをまとめてご紹介しました。

基本は体に良いものでも食べさせ方によって害になってしまうこともあるので、新しいものを愛犬に与えるときには十分気を付けるようにしましょう!

ぜひ記事を参考に、愛犬と一緒に野菜を使った手作りごはんを楽しんでみてくださいね。

文/黒岩ヨシコ

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

子犬のお散歩デビューはいつ?ワクチンとの関係や、社会性を育むための注意点を解説! (6.23)

  • ニュース

愛犬の避妊・去勢手術はする?タイミングやメリット・デメリット、費用、手術の流れを解説! (6.22)

  • ニュース

ペットも家族同然!アメリカではペット育児休暇制度を開始する会社も (6.21)

  • ニュース

カワウソみたい(笑)パピー時代のムギとキャリー (6.21)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集!

ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場!

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る