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「ペットを飼って後悔した人」は15%いる。後悔しないために知ってほしいこと

「ペットを飼って後悔した人」は15%いる。後悔しないために知ってほしいこと

ゴールデンレトリバーの仔犬

コロナ禍で家にいる時間が増えたことで、ペットの飼育世帯数が増えたという話はこれまでにも何度かご紹介してきました。

家族ができて幸せになる動物が増えたと考えれば、こんなに嬉しいことはありません。

しかし実際は、コロナの影響でペットを飼って、コロナが終息して外出できるようになったら手放す人が増えるのではないか…そんな懸念がささやかれています。

そんなことにはなってほしくないので、今回はあえて「ペットを飼って後悔した人」の意見や「ペットを飼うデメリット」について深堀してまとめました。

コロナ禍になってからペットを飼って後悔した人は15%もいる

MOFFMEのアンケート結果

出典:知識不足だと感じた56%!?コロナ禍で飼育法を調べない飼い主たち|MOFFME

 

こちらは、ペット保険相談サービスの『MOFFME(https://hoken-room.jp/pet)』を運営する会社が行った意識調査の結果です。

対象者は新型コロナウィルスによる外出自粛がはじまった2020年の4月以降にペットを飼い始めた121名、調査日は2021年の1月です。

「ペットを飼って後悔したことはありますか?」というアンケートに対し、「ある」が5%、「少しある」が10%と、合計で15%の人がすでにペットを飼ったことに後悔の気持ちがあるといいます。

これには正直、驚きました。こちらの調査は121名ほどを対象にしたものですが、この15%を全体の飼育頭数に当てはめるとものすごい数になるからです。

参考までに、一般社団法人ペットフード協会が2020年に行った調査によると、1年以内に新しく飼われたペットは犬が46万2千頭、猫が48万3千頭いるということ。

これに先ほどの数字を当てはめると、合計94万5千頭(※)のなかの15%、14万1750頭ものペットがほんの9か月程度で飼い主から「飼って後悔した」と思われているかもしれないのです。

この数を見ると、無責任にも手放されてしまうペットが増えるのではないかという懸念も納得ですよね。

※日本ペットフード協会の調査は犬と猫が対象ですが、MOFFMEの調査は魚やうさぎなども含むため、あくまで目安の数値としてご覧ください

そもそもなんで飼った後に後悔するのか?

手に掴まれている仔猫

そもそもペットを飼って後悔するということは、「いない方が良かった」と考えているということ。しかし当たり前ですが、飼う前は「ペットがいる方がいい」と思って飼っているはずです。

日本ペットフード協会では、2020年に新しくペットを飼った人のきっかけ・理由についても公開しています。

●犬(きっかけ)

「ペットショップで見てほしくなったから」

●犬(理由)

「過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから」

 

●猫(きっかけ)

「ペットを拾った、迷い込んできたから」

●猫(理由)

「生活に癒し、安らぎが欲しかったから」

 

こちらは犬猫それぞれの統計で1位だった意見です。

ペットを飼って後悔している人の多くは、「こんなはずじゃなかった」「もっとこうだと思っていたのに」など飼う前とのギャップを感じているといいます。

つまり、「可愛い」や「癒される」「好き」という理由で飼い始めたけど、そうではなかった、もしくは別の部分で不利益と感じることが多かったということ。

実際にMOFFMEが調査した「具体的にどんな時に後悔したか」というアンケートには、

「毎月予想以上にお金がかかる」

「家中グチャグチャにして落ち着かない時」

「外出時のお世話はどうするのか、毎日散歩に行かなければいけないのが大変な時」

 

などそのギャップに対する意見が挙げられていました。

しかし、よく考えてみれば犬や猫がぬいぐるみのように大人しくしているはずはないし、食事・排泄・運動すべてに対して世話をしなければならないことは分かっているはずです。

それでも「思ったよりも大変」と感じてしまうのはなぜなのか。個人的には「ペットの可愛い・おしゃれな一面」だけを中心に見ているというのも大きいのではと思います。

SNSには、飼い主さんに懐いているお利口なペットや、犬猫がいてもおしゃれなお部屋の投稿がたくさんあります。それらを見ていると、「こんな生活ができるなら飼いたい」と思うのもうなずけます。

しかし、ペットにも性格があるし、自分との相性だってあります。悪気なくお布団に粗相してしまう子もいるし、何度叱ってもゴミ箱あさりをしてしまうような子もいるのです。

その、(人間にとっては)ダメっこな一面が現れた時に、勝手にも「なんか思っていたのと違う…」と感じてしまうのではないでしょうか。

おもちゃを離さない犬

そんなギャップを少しでも減らすため、はじめてペットを飼うなら事前にその動物のことを調べておきましょうとよく言われます。それと同時にできるのが、「想像力」をめいっぱい働かせてみることだと思います。

生き物なので飼育本の通りにはいかないことも多いし、仔犬や仔猫なら部屋の中がしっちゃかめっちゃかになる可能性も高いです。SNSで見るようなおしゃれなペットライフが過ごせるパターンはまず稀だと思っておくべきでしょう(笑)

飼ってすぐ病気にかかってしまうこともあるかもしれないし、機嫌が悪くて鳴き通しの日だってありえます。

後悔しても投げ出すことはできないということをよく肝に銘じて、飼う前にはあらゆるパターンも「想像」しておくこと。そしてそれに耐えられないと感じるなら、飼わないことが懸命なのではないでしょうか。

ペットを飼う前に考えるべき「お金」と「時間」のこと

犬の散歩をしている女性

ペットを飼うと生活がガラッと変わりますが、なかでも大きいのが「お金」と「時間」です。

日本ペットフード協会では、ペットの支出に関する調査も公開しています。

  • 犬に関する支出(医療費等含む) ¥12,020/月
  • 猫に関する支出(医療費等含む) ¥7,252 /月

これを年間で計算すると、犬で約14万4千円、猫で約8万7千円の支出となります。フードやトイレ用品などの種類にもよるので一概には言えませんが、最低でもこのぐらいのお金はかかると考えておきましょう。

ペット保険に加入していれば医療費がまかなえることがありますが、代わりに保険料の支払いなどもあります。

また、時間については個体差があるかと思いますが、どんなワンコでもニャンコでも人間が今まで通りのペースで生活ができることはほぼありません。

【よくある犬の飼い主さんの1日】

朝 散歩30分・ご飯
~お仕事~
帰宅時 部屋の片付け(トイレ含む)・遊び
夜 散歩30分・ご飯・歯磨き・グルーミングなど

【よくある猫の飼い主さんの1日】

朝 部屋の片付け(トイレ含む)・ご飯・遊び
~お仕事~
帰宅時 部屋の片づけ(トイレ含む)・遊び
夜 ご飯・グルーミングなど

 

こちらは単なる例ですが、朝は出勤前の身支度に加えてペットの世話をし、帰宅してからもやることは多いです。休みの日にも遊んで攻撃に合うため、寝坊はできなくなったという方もたくさんいます。

性格の違いもありますが、猫の場合は成猫になるとご飯とトイレ以外は勝手に過ごしていることが多くなるので、ワンコより時間の面では融通がきくかもしれませんね。

ちなみに、ペットを飼っている方たちのほとんどはこれらを楽しいと思うからやっています。筆者もむしろ「お世話させてくれてどうもね」ぐらいの気持ちでやっています(笑)

ペットを飼うことにデメリットはあるのか

海を見ているスピッツと女性

ここではあえてデメリットという言葉を使いますが、ペットを飼うことで自由が利かなくなる部分は確かにあります。

以下は、掲示板サイトなどに投稿されていた「ペットを飼って後悔したシーン」や「デメリットだと思うこと」について抜粋したものです。

犬・猫共通

  • 医療費・保険料の負担
  • 冷暖房による電気代の負担
  • 気軽に旅行に行けなくなる
  • シニア期の介護、看護の大変さ
  • 看取る悲しさ

 

犬の場合

  • しつけの大変さ
  • 散歩や運動の大変さ
  • 換毛期に意外と毛が抜ける
  • 無駄吠えや夜鳴き
  • 家具などがボロボロになる

 

猫の場合

  • どこでも吐く
  • 家具に爪を立てる
  • 早朝や夜中に運動会をする
  • スプレー行動をする(オスの場合)

 

ペットを飼うことで必ず発生するのは、やはり金銭面の負担と時間の制約です。また、介護や最期を看取ることの精神的負担の大きさを挙げる意見も多くありました。

吐き戻しやしつけなど、犬猫それぞれの特徴に対する内容もあります。

子供に抱っこされるネコ

しかしこれらの多くは「後悔はないけどデメリットといえることならある」として挙げられていたもので、

「でもいてくれる幸せに比べたら大したことない」

「メリットならこの3倍は言える」

「デメリット込みで飼ったのだから許容範囲」

などという意見がほとんどでした。

ペットを飼うことで面倒なことは確かにたくさんありますが、マイナス面を差し引いても十分に有り余る楽しさや喜び、幸せを感じている飼い主さんが多いということです。

参考:発言小町 https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2017/0209/793554.htm?p=0

ペットを飼うことは、看取ること

抱っこされている仔犬

「デメリット」の章でも出てきましたが、ペットが死んでしまったとき「もっとこうしてあげればよかった」という後悔を抱く人は多いです。

なかにはペットロスのあまり、「こんなに悲しいなら飼わなきゃよかった」とまで口に出してしまう人もいます(本心ではなかったとしても)。

「もっと早く病院へ連れて行けばよかった」

「もっと遊んであげればよかった」

「もっとできることがあったかもしれないのに」

ペットは自分の希望を言葉にすることができないので、ペットを飼うと飼い主さんは何度も「選択」をすることになります。病院へ連れて行くか行かないかはもちろん、治療方針や手術をするかどうかなども全て選んで決めなければいけません。

してきた選択によっては、後悔に繋がることもあるでしょう。でも、違う選択肢を選んでいたからって正解だったかどうかは分からないし、飼い主さんには選択する責任があります。

ペットを飼うことは、看取ることまで含まれています。15年後、20年後、その子が年老いて動けなくなっても、息を引き取るまでしっかり見届ける覚悟があってこそなのです。

ペットを飼って後悔してほしくない

黒い仔犬に差し出された手

筆者の実家では子供の頃から犬猫多頭飼いをしていたし、捨て犬を拾うことも多かったので、多くの犬猫を里子に出したり看取ったりしてきました。

お恥ずかしながら彼らはとても立派にしつけられたとは言い難い子たちで、正直、人間の兄妹同様うるさく思う場面も何度もありました(笑)ただ、家族なので後悔するという発想はありませんでした。

ペットが亡くなった後の「もっとこうしてあげればよかった」という後悔は、例えどんな選択肢を選んでいてもあると思います。

でも、彼らが生きているうちに「飼わなければよかった」と思うほど勝手な言い分はありませんよね。彼らに選択権は無く、人間の方が勝手に選んで連れてきたんですから。

いたずらに生き物を飼って、それを後悔することだけはしてもらいたくないと心から願います。

文/黒岩ヨシコ

参考サイト:

令和2年全国犬猫飼育実態調査|一般社団法人ペットフード協会 https://petfood.or.jp/data/chart2020/index.html
MOFFME https://hoken-room.jp/pet/10423

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