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犬はみかんを食べられる?あげてもいい果物とおやつレシピ【冬編】

犬はみかんを食べられる?あげてもいい果物とおやつレシピ【冬編】

ボウルに入っているむいたミカン

日本の冬の風物詩といえば、こたつでみかん。

この時期、飼い主さんがみかんを剥きはじめるとおねだりに来るワンコも多いのでは!

簡単にあげてしまいそうになりますが、そもそも犬はみかんを食べられるのでしょうか?

というわけで今回は、犬にみかんをあげるときの注意点やみかんの栄養素についてまとめました。犬にあげても大丈夫な果物第三弾【冬編】やおやつレシピも紹介しているので、参考にしてみて下さいね。

監修:獣医師 古江加奈子

パーク動物医療センター副院長。福岡県獣医師会、福岡市獣医師会、日本獣医がん学会に所属。言葉の話せない動物を治療するうえで、動物たちに聞く代わりに飼い主から沢山のことを聞き、飼い主とのコミュニケーションを最重視するドクター。

 

みかんは犬が食べても大丈夫

みかんを頭に乗せたコーギー

みかんは、基本的には犬が食べても大丈夫な果物です。甘みが強くジューシーで食べやすいので、一度味を覚えて以来大好きになってしまうワンコも多いようですね。

手で簡単に剥いて食べられるので、つい人と同じように犬にも気軽にあげてしまいがちですが、食べすぎは下痢や体調不良の原因にもなるので注意が必要です。

みかんを犬に与えるときには、後述の注意点を守って与えるようにして下さいね。

みかんは水分や体に良い栄養素も含んでいるので、適切に与えれば愛犬の健康をサポートする美味しいおやつになってくれますよ。

老化予防や皮膚を健康に保つ効果も!犬に良いみかんの栄養素

剥いたみかんとミカンの葉っぱ

みかんといえば、人間には風邪の予防になったり美肌効果が高いことでお馴染みの果物です。不足しがちなビタミンCや食物繊維が摂れるため、昔からみかんを食べると体に良いといわれていますよね。

しかし実は、犬にとってビタミンCは体内で生成できるため不足しやすい栄養素ではありません。ただし、肝臓の悪い犬や、生成機能が弱まった老犬などの場合は積極的に摂取したい栄養素といえるでしょう。

みかんの主な栄養成分(可食部100gあたり)

エネルギー 46kcal
炭水化物 12.0g
水溶性食物繊維 0.5g
ビタミンC 32mg
β-クリプトキサンチン 1700μg
β-カロテン 180μg
カリウム 150mg


※温州みかん(じょうのう・普通)の場合

出典:食品成分データベース|文部科学省

みかんには、ビタミンC以外にも愛犬の健康を手助けしてくれるような成分がいくつか含まれています。

犬の体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンには、皮膚や粘膜を健康に保ったり、暗がりでの視力の維持を助ける効果があります。

近年話題のβ-クリプトキサンチンは、強い抗酸化作用があることで知られている成分です。老化の予防や、発がん性物質の抑制、糖尿病予防効果などが期待できるといわれています。

また、みかんには水分や水溶性食物繊維も豊富に含まれているので、水をあまり飲まない犬の水分補給や、お通じが悪い犬の腸内環境を整える手助けにもなってくれるでしょう。

犬にみかんを与える際の注意点

愛犬にみかんをおねだりされたからといって、そのままひょいひょい口に放り込んで食べさせてしまうことはおすすめできません!

みかんを犬に与えるときの注意点をまとめたので、よく確認してあげるようにして下さいね。

①外皮・薄皮・種は取り除く!

みかん1

みかんを愛犬に食べさせるときは、外皮(オレンジの皮)や種だけじゃなく、薄皮(白い皮)部分も剥いてから与えるのがベストです。

みかんの皮は食物繊維が豊富で人間にとっては体に良いのですが、犬には繊維質が多すぎて胃腸の負担になってしまうのです。薄皮ごと犬にあげると丸のみしてしまうことも多いので、消化不良を起こしてしまう恐れがあります。

面倒でも、みかんの皮は全て剥いて中の果肉部分だけをあげるようにして下さいね。

②下痢や消化不良の原因になるため与えすぎない!

大量のみかん

みかんは食物繊維と水分が豊富なので、たとえ果肉だけだとしても食べ過ぎは禁物です。消化不良の原因となり、下痢や嘔吐、血便、食欲不振などを引き起こしてしまう可能性があるためです。

もともと犬の胃は食物繊維が多い果物などを消化するのは苦手なので、いくら栄養があるといっても食べさせ過ぎは体に良くありません。

体重5kgの犬で1日に2~3房程度を目安に、少量にとどめておくようにしましょう。

③持病がある犬は獣医師に相談してから!

病院に来た犬

現在薬を飲んでいたり、療法食を食べている犬にみかんを与えるときは、必ず事前にかかりつけの獣医師に相談してからにして下さい。

特に心臓や腎臓に持病のある犬の場合、みかんに含まれるカリウムという成分が影響を与えてしまう可能性があります。

軽い気持ちで1房だけ…と思っても、愛犬の体調に異常をきたしてしまうこともあるため、既往歴があったり持病持ちのワンコの場合は特に注意してあげましょう。

④アレルギーに注意する!

寝ている長毛犬

みかんに限ったことではありませんが、変わった食べ物を愛犬に与えるときにはアレルギーに注意しましょう。

みかんを食べた後、愛犬にアレルギーが疑われるような症状が出た場合は直ちに食べさせるのを止めて獣医師に相談するようにして下さい。

犬に起こる主な食物アレルギー症状

  • 体をかゆがる
  • 目が充血する
  • 口の周り、耳の内側などが赤くなる
  • 下痢、嘔吐をする など

愛犬に初めてみかんを食べさせる場合はほんの少しずつにして、食べた後もよく様子を観察するようにしてあげて下さいね。

オレンジやはっさくなど、みかん以外の柑橘類は犬が食べても大丈夫?

はっさく

みかんは犬に食べさせてもいい果物でも、みかん以外の柑橘類はどうなのでしょうか?

オレンジ(ネーブル)やはっさく、いよかん、文旦、デコポン(不知火)、夏みかんなどの柑橘類は、基本的には犬に食べさせても大丈夫といわれています。

ただし、柑橘類が全て同じ成分というわけではありません。みかんが問題なく食べられても、夏みかんを食べたら体に合わなくて消化不良を起こしてしまった…なんてこともあり得ます。

どの柑橘類も繊維質が多いため、犬に食べさせる場合は皮や種を取り除き、ごく少量から試してみるようにして下さいね。

また、みかんと同じく、持病があったり薬を飲んでいるワンコの場合は食べさせる前に必ず獣医師に相談するようにしましょう。

缶詰やゼリーなど、みかんの加工品は犬に食べさせてはダメ?

マーマレードジャム

人間用に作られたみかんゼリーやみかんアイスなどの加工品は糖分が含まれているため、基本的には犬にあげるのはNGと考えたほうが良いです。

みかんの缶詰やドライフルーツも、シロップや添加物など犬の体にはあまり良くない成分が使われていることがあるのでおすすめできません。

唯一、みかん果汁100%の無糖ジュースであれば犬に与えてもOKですが、その場合も飲ませ過ぎないように注意しましょう。

みかんや柑橘類以外にもある!犬が食べてもいい果物【冬編】

みかんや柑橘類以外にも、いくつか犬が食べてもいい冬の果物があります。

冬が旬の果物は少ないのですが、イベントの多いこの季節、パーティのおやつとして一緒に味わうのもアリですよね。

※食べてもいいとされる果物を与える場合も、食物アレルギーを発症する可能性はあります

※初めて愛犬に与えるときはほんの少量ずつ、様子を見ながら与えるようにしましょう

①いちご

いちご

大人から子供まで大好きないちごは、犬が食べても大丈夫な冬の果物です。

いちごには、大量に摂取すると犬の健康を害するといわれるキシリトールが含まれていますが、とても微量なので1~2粒食べるぐらいなら気にすることはないでしょう。

みかんと同じく水分が豊富な果物なので、乾燥しがちな冬の水分補給のおやつとして一役買ってくれるかもしれませんね。ヘタは食べにくいので取り除いてから食べさせてあげて下さい。

※ハウスいちごの出荷量は冬が最も多くなりますが、露地栽培のいちごの場合の旬は春です

②キウイフルーツ

キウイ

年中スーパーで見かけるキウイフルーツですが、実は秋~冬が旬の果物です。愛犬に与えるときは皮を剥いて、薄くカットするかすりつぶすなどしてあげましょう。

キウイには、消化吸収をサポートしてくれるアクチニジンという成分や、アンチエイジング効果が期待できるビタミン群、目の健康に役立つルテインなどの有効成分が含まれているので、犬の健康に良い果物といえます。

ただし、食べ物の中でもシュウ酸が多く含まれている点には注意が必要です!シュウ酸カルシウム結晶の既往歴がある犬にキウイは食べさせない方がベターでしょう。

犬が食べられる果物を使ったおすすめレシピ

最後に、愛犬と一緒に食べられる果物を使った簡単おやつをご紹介します。獣医師の古江先生と管理栄養士さんが一緒に開発した栄養バランスの良いレシピなので、ぜひお家のワンコと一緒に味わってみて下さいね。

①クレープシュゼット

クレープシュゼット

少ない材料で簡単にできるクレープシュゼット。オレンジとはちみつがほんのり香る、おしゃれなおやつです!砂糖不使用なので愛犬と一緒にいただくことができますよ。

詳しいレシピはこちら→クレープシュゼット【Dr.古江×高月管理栄養士の女子力で簡単ペットごはん】

②ダイエット中でも安心♪スパークリングキウイゼリー

スパークリングキウイゼリー

スッキリ食感のキウイのゼリー。水分補給ができて低カロリーなので、ダイエット中ワンコのご褒美おやつにもおすすめです。

詳しいレシピはこちら→ダイエット中でも安心♪スパークリングキウイゼリー

③いちごのクラフティ

いちごのクラフティ

旬のいちごを使った、甘さ控えめのクラフティ。見た目にも華やかなので、ワンコのいるお家への手土産なんかにも良いかもしれませんね。いちごの他に、ブルーベリーやキウイ、りんごなどでも作ることができます。

詳しいレシピはこちら→いちごのクラフティ【Dr.古江×高月管理栄養士の女子力で簡単ペットごはん】

④おやつにピッタリ☆バナナパンプディング

バナナパンプディング

バナナと残ったパンで作るお手軽パンプディングのレシピ。一年中スーパーに並ぶバナナは、愛犬のおやつ作りにも重宝する果物です。バナナは果物の中でも糖質が多いので、与え過ぎには注意しましょう。

詳しいレシピはこちら→おやつにピッタリ☆バナナパンプディング【簡単ペットごはん】

犬にみかんを食べさせるときは気をつけてあげよう!

舌なめずりしているヨークシャーテリア

犬にみかんを食べさせるときの注意点やみかんの栄養素、犬が食べてもいい冬の果物のレシピなどをまとめてご紹介しました。

みかんは人間にはとても身近な食べ物ですが、犬にとってもそうだとはいえません。愛犬と一緒にみかんを食べるときには、量やアレルギーに十分気をつけてあげるようにして下さいね。

文/黒岩ヨシコ

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