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ラブラドールレトリーバー マリアのメラノーマ闘病記 その6

マリアとの”クリスマスの約束”色褪せぬ記憶に…

白くて小柄なラブラドールレトリーバーのマリアは、およそ2歳半でわが家にやってきて以来、クリスマスが大好きでした。キラキラした飾りつけ、いつもより豪華でおいしいごはん、みんなでわいわい祝う賑やかさ、そしてなんといってもクリスマスプレゼントがもらえることに、このうえない喜び、幸せを感じていたのでしょう。それは、鹿児島から空路、東京にやってきた夜から始まった、マリアの”一夜にしてわんダフルライフ”を思う存分謳歌した、おそらく天国まで持っていった楽しく幸福感に満ちた記憶のひとつだったと思います。

 

今回は、そんなマリアのクリスマスを振り返ってみます。ボクの記憶をたどれば、クリスマスに”わんこと行くクルマ旅”、ドライブ旅行を兼ねて、愛犬同伴型リゾートホテルにクリスマス滞在したのは、マリアがわが家にやってきて5年目、7歳になった、2012年の12月25日、クリスマスでした。訪れたのは、ホテル凛香箱根強羅リゾートです。それまではどうしていたか、と言えば、わが家でしっとりと過ごしていたのです。

この年も、前日の24日、クリスマスイブの夜はわが家でパーティー。シャンパンを飲みすぎてボクは二日酔い。翌日、かんじんのホテルのクリスマスディナーで、お酒をあまり飲めなかったらしいです(泣/カミサン談)。

 

当時、ホテル凛香箱根強羅リゾートでは、クリスマスに訪れたゲストのわんこに、宿からのクリスマスプレゼントが振舞われていました。ボクたちからのプレゼントよりずっと華やかで、ボクたちも、マリアも大喜びしたのを覚えています。クリスマスは特別に楽しい時間、マリアがそう認識したきっかけとなった年でした。

ホテルからのクリスマスプレゼント

わが家の、というか、マリアのクリスマスイベントが本格化したのは、2013年のクリスマスからでした。訪れたのは、マリアが生前、すべての施設のオープニングに立ち会い、開業当日に滞在記を公開したレジーナリゾートの1軒(びわ湖を除く)、開業したばかりのレジーナリゾート富士。秋のプレオープンのタイミングで訪れたばかりですが、施設が大いに気に入り、娘とその愛犬、キャバリアのくるみちゃんを含む、3人、2頭でクリスマスイブの滞在を予約したのでした(まだララはいません)。まだ家族だけのクリスマス旅行でしたが、マリアがどう感じているのかは、写真の笑顔を見れば、一目瞭然です。この年はドッグウエアとおやつの詰め合わせが、マリアへのクリスマスプレゼントでした。

 

2014年のクリスマスは豪華でした。今年も滞在先はレジーナリゾート富士だったのですが、全室スイートタイプの中でも、唯一、ダイニングテーブルのあるデラックスルームC(全2室)を予約。しかも、マリアが始めてお泊り旅行&仕事で那須を訪れた際、マリアだけでは心もとないだろうと、お付き合いしてくれた、マリアの大先輩、那須動物王国の看板ボス犬だったラブラドールレトリーバーの故ピート君家族が、2代目の愛犬となるゴールデンレトリーバーの初代ケイン君を連れて参加。お部屋のリビングルームにクリスマスケーキやオードブル、シャンパンを持ち込み(持ち込み可です)、5人、4頭でクリスマスを盛大にお祝いしたのでした。わんこたちのクリスマスディナーのステーキとパンケーキは、カミサンが手作りして持参。これはもう、犬たちに大受けでした。

 

 

そこで偶然、出会ったご夫婦は、なんとご近所さんで、今でも仲良くさせてもらっている犬友です。わが家の場合、そうした出会いは数知れません。おっと、この年から、11月にわが家が里子として迎えた、ジャックラッセルのララも初参加。まだ社会性に乏しく、緊張しまくりでしたけど。

2015年は、できたばかりの、一度、仕事でマリアとともに訪れたことのある愛犬同伴型リゾートホテルの豪華なお部屋で、家族3人と犬友とのクリスマス。今でも仲良くさせてもらっている、当時の女性ホテルスタッフが、マリアのオーナメントが飾られた、素敵なミニツリーをセッティングしてくれました。滝の見えるテラスで、ボクはマリアとともにワインをいただいたりして・・・。楽しかったな~。

2016年は、たしか、この小学館PETomorrowの仕事も忙しくなり、ついつい愛犬同伴型リゾートホテルのクリスマス予約が遅くなり、どこも満室で断念。わが家で家族だけのクリスマスパーティーとなりました。それでもマリア(とララ)は、目をキラキラさせて、カミサン特製のわんこクリスマスディナーとクリスマスプレゼントに大喜びしてくれました。お肉山盛りのクリスマスプレートの写真は、マリア用ですよ。

 

 

2017年のクリスマスは、過去、最大規模のクリスマスを体験することになりました。というのも、この小学館PETomorrow”わんこと行くクルマ旅”で、もう何度も訪れているレジーナリゾート富士のクリスマス企画の撮影が入っていたのです。滞在したのは、2013年のクリスマスにも訪れた、河口湖のレジーナリゾート富士。PETomorrow編集部とともに、クリスマスの演出のためのアイテムを持ち込み、編集スタッフ部2名、カメラマン、そしてボクとカミサン、マリアとララで一大クリスマスパーティーを行いました。マリアを可愛がってくれるスタッフみんなに囲まれ、マリアは本当に、楽しそうでした。下の写真は、いずれも当時のPETomorrowの記事で使われたものです。

2018年のクリスマスは、これまたPETomorrowの企画、撮影で、レジーナリゾート鴨川を訪れました。館内には大きなクリスマスツリーや、クリスマスアレンジのフォトスポットがあり、オンザビーチのリゾートホテル滞在を、ハワイの満喫したのでした。その企画のタイトルは、なんと「まるで愛犬とハワイに旅しているようなレジーナリゾート鴨川の冬旅」でした。わが家は昔から、根っからのハワイ好きで、ボクはハワイ旅行のムックを書いたりしていた時期もあるのですが、マリアとララの2頭を飼うようになってからは、預けるのが可哀そうで、海外旅行を控えていたのです。しかし、オンザビーチに建ち、エントランスなどにハワイテイストがあしらわれているレジーナリゾート鴨川を訪れれば、プチハワイ気分が味わえることを知ってしまったからです。真冬の日本、鴨川なのに、アロハテイストの衣装を着ているのは、そのための演出でした。

クリスマスプレゼントは、今年も花より団子で、缶詰セットとおやつ。おいしい食べ物に勝るものはありません。老体にもかかわらず、飛び跳ねて、喜んでくれました。

そして2019年12月。ついに、すでにメラノーマに侵されていたマリアにとって、結果的に、最後のクリスマスを迎えてしまうことになりました。ずいぶん悩みました。まだ元気ではあったものの、ドライブ旅行を、そして、スタッフが格別に気を使ってくれるものの、仕事をさせていいものかと。もちろん、幕張動物病院の小野先生にも相談しました。でも、ボクはマリアと約束をしていたのです。「マリアが生きている間は、必ず、マリアが大好きなクリスマスを、みんないっしょに楽しく祝わせてね」と。ボクとマリアの”クリスマスの約束”でした。マリアにとって、9月28日のお誕生日、いや、正確に言えばうちの子記念日より、これまでの経験から、クリスマスのほうが楽しかったみたいなのです。たしかに、マリアのお誕生日には、人間用のケーキもシャンパンも、キラキラしたイルミネーションや飾りつけもありません・・・。なるほどです。

マリアはキラキラとしたクリスマスが大好きでした

そこで、意を決して企画したのが、万一に備えて、幕張動物病院まで1時間以内でアクセスできる、九十九里の海辺の貸別荘、リピート率、満室率が極めて高い(当時)、リゾートコテージの「海の音」でのクリスマスでした。そこならマリア御用達の& WANに近く、土地感もあり、自宅からも1時間半の距離にあり、マリアに大きな負担をかけずに訪れることができると考えたのです。

そこは広大なプライベートドッグランやBBQスペースのある、プライベート感も満点の、すばらしい海辺のコテージでした。さすがにこのころになるとマリアの体調は100%では決してありませんでしたが、それでも”クリスマスの約束”を楽しんでくれていたようでした。

夜のクリスマスパーティーは盛大に行いました。カミサンがコテージのフルキッチンで料理をつくり(もちろん犬用のクリスマスディナーもです)、これまでマリアを可愛がってくれたPETomorrowのスタッフ、カメラマンと、楽しく、おいしいクリスマスを過ごしたのです。果たすことができたマリアとのクリスマスの約束に、マリアがこぼれる出るような笑顔を見せてくれたことは、今でも脳裏に焼き付いています。この日の楽しさ、嬉しさの記憶を、天国まで持っていってくれたらと、願っています。

 

とはいえ、マリアは2019年の年末も、まだ日常生活に支障なく、静かに暮らすことができていました。まだ、死んでしまったわけではありません。息絶え絶えになっているわけでもありません。次なる試練は、年を越し、2020年を迎えられるか、ということでした。もっとも、ボク的にはそれほど心配していなかったんですけどね・・・。

海の音のテラスでDOG DEPTのウエア撮影もこなしてくれました

つづく

文:青山尚暉

ドッグライフプロデューサー、モータージャーナリスト。雑誌編集者を経験した後、フリーのジャーナリストに。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。愛犬家でもあり、愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿に関しても詳しく、Web、専門誌、一般誌、ラジオなどで「愛犬との快適安心な旅スタイル」を提言中。現在、ラブラドールレトリーバーのマリアを149カ月で見送り、ジャックラッセルのララと暮らしている(どちらも保護犬)。PETomorrowのほか、レスポンス、カートップなどでも愛犬とクルマ関連の記事を連載中。20164月には、愛犬とのドライブ旅行の集大成となるムック本『愛犬と乗るクルマ』が発売されている。輸入車の純正ペットアクセサリーの企画、開発、プロデュースにも携わる。愛車はシニア犬の乗降性にもこだわった、愛犬仕様にアレンジしたステーションワゴン。

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