TOP>ニュース > 猫高密度。キュン死に必須の島のえき。【ニャン生いろいろ田代島】

  • ニュース

猫高密度。キュン死に必須の島のえき。【ニャン生いろいろ田代島】

真の意味で、猫と人が共存する場所なのかもしれない。

通称「猫島」。たくさんの猫たちに囲まれ、まったりとした時の中れに身を任せられる宮城県石巻市に属する田代島。猫たちと戯れることはもちろん、島の方たちの暖かさに触れるのが楽しみで、年に数回この島を訪れる。しかし今年は新型コロナウィルスの影響で足を運ぶことができず、体調を整えてようやく半年ぶりに渡航することができた。

猫密度ダントツの島のえき。

今回は、近ごろ猫密度が急上昇している「島のえき」で、渡航期間(4日間)のほとんどを過ごすことに。そして特別に島のえきを管理している渡辺さんご夫妻の許可をいただき、猫たちが活発に動く朝の様子を撮らせてもらった。(営業時間以外は立ち入り禁止です)

まだ薄暗い早朝5時の島のえきに到着すると、どこからともなく、1匹、そしてまた1匹と猫がワラワラと顔を出しはじめ、ごそごそと荷物を開けていると、あっという間に30匹を超える猫たちに囲まれていた。どうやら餌がもらえると思って近寄ってきたらしい。

そして「コイツからは貰えない」とわかると現金なものでバラけはじめ、思い思いの行動がはじまる。毛繕いをする子もいれば、他の猫にちょっかいを出しまくる子、そして突然走り出す子がいれば、それに釣られて走り出す子も多数。元々、小中学校だった広い敷地を駆け回る光景はまるで猫牧場。30匹を超える数の猫があちこちで一斉に動き出す様は他ではなかなか見られないかな。

田代島といえば、以前は港で漁師さんたちの周りでお溢れを貰おうと、猫の群れができる光景が有名だったが、最近は少し様子が変わってきている。港(仁斗田港)を歩いていても猫が減ってきたと感じるようになってきた。


仁斗田港2016年3月撮影

逆に増えているのが田代島の山の中に位置するこの島のえき。安定した餌の供給があるうえ雨風を凌ぐことができ、猫にとって過ごしやすい環境。また、隠れる場所が多いので外敵のカラスから仔猫を守りやすく、その数は年々増え続けている。

沢山の猫がいるところは?と聞かれれば、僕は間違いなく「島のえき」と答えるだろう。

要注意!親方と呼ばれる猫。

島のえきの猫たちの朝食は8時ちょい過ぎ。「給食当番」がやってくると猫たちの動きが急に慌ただしくなる。今日の給食当番は青地修さん。島民ではないが長期休暇を取っては島のえきを手伝いながら半月ぐらいこの島で過ごす自称「猫ド変態」。ここの猫の名前、家系、健康状態をすべて把握しているとても優秀な島のえきサポーターさん。去年の正月に初めてこの場所で会ってから幾度となく遭遇して仲良くなった気の合う友だちだ。

猫たちはお腹が満たされるとバラけて観光客が訪れる10時近くまでのんびり毛繕いタイム。そして観光客の波が去る3時頃まで、気の向くままに遊びモード。

そんな島のえきには「親方」と呼ばれる猫がいる。この親方はなかなかの曲者で、観光客が持つビニール袋にいち早く反応し、すり寄ったかと思った瞬間、袋から様々なものを奪い逃走。そしてデッキ下の秘密の場所にコレクションする。

ただのコレクションなら「猫のやること」で人間が諦めるだけでいいのだが、問題はパンやおにぎりなどの食べ物類。人間の食べ物は体の小さい猫にとってはとても負担が大きい。小さな命を守るためにも人間が気をつけられることは沢山ある。島のえきでは食事の提供もしているが、飲食物の持ち込みも自由。ただし、食事は猫が近寄ってきて強奪したり食べてしまうので、室内でお願いしたいとのこと。

また、猫じゃらしはファーなどの誤飲で死に至るケースもあり、今は使用禁止にしている。ここは離島、もし何かあって獣医さんに受診をお願いするにもフェリーで1時間近く移動し、石巻へ渡らなければならない。島には島特有のルールがあるので、ルールを守って楽しく過ごしましょう。

そして親方には要注意ですよ(笑)

限界集落になりつつある島。

新型コロナウィルスの影響で2020年4月7日、7都府県に宣言された緊急事態措置、そして全都道府県に拡大した4月16日、これを機に人の流れが大きく変わった。繁華街や観光地などから人が消え、もちろん田代島からも観光客は消えた。そして6月19日から全国的に自粛が緩和され、通年には程遠いけれど少しづつ観光客も増えてきている。

田代島は過疎化が進み、限界集落になりつつある離島。唯一ある診療所は週に1度ドクターが本土より訪れ診療をするのみ。それ以外はこの島で何かあっても対応することができなく、本土に渡るしかない。しかも海が荒れればフェリーが止まり、島を出ることすらできなくなる。また、島民のほとんどが高齢者であるこの島で、もし新型コロナウィルスの感染者が出たら大変なことになる。田代島へ渡航の際には自分の健康状態とよく相談し、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、アルコールによる手指の消毒などきちんと守りたいもの。

島のえきでも室内に入る前の手指の消毒、マスクの着用をお願いし、感染防止のためのビニールカーテンやアクリル板なども設置、施設内のこまめな消毒作業も行っている。

皆さんのちょっとした気遣いや正しい知識が、島の方々、そして島の猫たちの幸せに繋がるのです。(2020年9月)

取材・写真/ケモノの写真作家 小山 智一

オフィシャルサイトhttps://ne-cozou.com/

取材協力

田代島にゃんこ共和国 島のえき

宮城県石巻市田代浜仁斗田147-1

営業時間10:00~15:00(不定休)


取材の協力を頂いた島のえきの渡辺さん

※田代島へ渡るフェリーの乗船時にも検温が実施されています。また、乗船人数制限もありますので渡航の際はご注意ください。

\ この記事をみんなにシェアしよう! /
この記事をみんなにシェアしよう!
関連記事
関連記事
  • ニュース

え!?一瞬目を疑う仰天犬猫写真10選 (10.24)

  • ニュース

意外な盲点!?愛犬のためのタイヤ選び (10.24)

  • ニュース

燃え尽きたぜ…階段の途中で力尽きたコーギー (10.24)

  • ニュース

飼育放棄ゼロへの挑戦!アニマルコミュニケーションとは? (10.23)

もっと見る

注目のグッズ

犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」

ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』

お待たせ。「俺、つしま」グッズ大特集!

ヘビロテ確定。「俺、つしま」のTシャツが登場!

人気記事
人気記事
\ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! /
PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック!


ページトップへ戻る