2020-09-30 もう田舎だけの問題じゃない?野生動物が飼い犬のテリトリーに侵入する危険性 対策犬野生動物 もう田舎だけの問題じゃない?野生動物が飼い犬のテリトリーに侵入する危険性 つい最近のことだ。 物置きとして使っている我が家の1階(元飲食店の居抜き物件で、生活スペースには適していない)を換気のために窓を開けっぱなしにしているということが数日続いた。 その後、たまたま1階に置いていた工具が必要になって降りてみて驚いた。 そこら中に、泥のついた動物の足跡が残されていたのだ。 我が家は1階と2階とを、一度外に出ないと行き来できないという不便な作りになっている。 そのために2階で暮らす飼い猫たちに一切影響はなかったものの、ちょっと驚いた。住宅地であっても色々と獣はうろついているものだ。 今回は、野生動物とペットとの関係性について、ちょっとだけ警鐘を鳴らす話をしていきたい。 イノシシなど野生動物の飼い犬への襲撃、100%ないとは言いきれないのでは? ペットと暮らす以上、たとえ自宅の敷地内であっても、ペットと野生動物の接触はできる限り避けるに越したことはない。 獣害は農作物だけに向けられるものではないし、接触することでノミ・マダニや感染症をうつされる可能性だってある。 特に自宅の庭で犬を飼っているという世帯にとっては、これは対岸の火事じゃない。 僕は宮崎県の出身だが、庭に繋がれた飼い犬の前にイノシシがやってきて、飼い犬を襲ったという事例を聞いたことがある。 そして今、宮崎のような田舎だけではなく、イノシシは割と都市部であっても進出するようにもなっている。これって怖いことだ。 僕は田舎者なので、締めたイノシシを血抜きする場面も見たことがあるが、野生動物ってホントにダニだらけだ。 接触するだけで感染症リスクは高いのである。 それに、イノシシの牙はナイフのように鋭利だし、殺傷能力もある。噛みつき攻撃も相当な威力だ。 動く凶器と呼んでもいいだろう。 なので、もしも近隣にイノシシが出るような話を聞いた上で、庭で犬を飼っている場合は十分に注意しなければならないだろう。 イノシシは自由に動けても、リードに繋がれている犬はそうではないので分が悪いのだから。 イノシシだけではない。 アライグマは猫を食うほど獰猛だ。 中型犬ぐらいなら襲撃すると思っておくぐらいがいいだろう。 心配し過ぎるに越したことはない。 あとはハクビシンだって追い詰められれば狂暴に反撃をする。 屋外にはこうした危険な動物が多い。 特にクマには要注意…飼い犬を守れるのは、飼い主の対策だけ それこそ今年の8月には、北海道の日高地方で飼い犬がクマに襲われるという事件が発生したばかりだ。 犬がクマに襲われてしまうという事例はあまり報じられることはないが、この事件では1頭の飼い犬が死骸で見つかり、もう1頭の犬は以前行方不明。 いずれも自宅敷地内で飼育されている犬が被害に遭っている。 このクマはその後、地元の猟友会によって仕留められている。 クマは動きも素早く、力も強い。狙われれば犬はどうしようもない。 なので、クマの出没が確認されたときだけでも、飼い主はクマ対策を講じる必要があるということだろう。 具体的には、クマが出ると地域の防災メールが届くということが、どの自治体でもあるはずなので、そういう場合は飼い犬を家にかくまうなどをするのが安心だ。 室内への避難が難しい場合、もし屋外に鉄の檻がある場合は、そこに避難させるのも良いかもしれない。 イノシシもそうだが、クマ対策は必須と考えておきたい。 クマの分布地域にお住まいの方は、他人事と思わずに常々意識しておく必要があるのではないだろうか。 おわりに そういえばつい最近、屋外で餌付けされた猫と一緒に、イノシシの幼獣が餌付けされるシーンがテレビで放映され話題になっていた。 テレビではほのぼの映像として片づけられていたが、本来であればとんでもない話である。だってうり坊が出没する地域には、成獣もいるのが通例なんだから。 イノシシの怖さを知らない人。最近本当に多いなぁ……。 とにかく、犬を庭で飼っているという方は今も多いはず。 もしもそういった飼い主さんが「近隣に獣が出た」と知ったときには、家への侵入を防ぐ手立てを、すぐにでも打ったほうがいい。 僕が知っている「イノシシに犬を襲われた」という話は、ここで詳細を書くのが憚られるほどひどい有様だった。 まして出るのがクマともなれば、余計に状況は深刻だ。 文/松本ミゾレ \ この記事をみんなにシェアしよう! / この記事をみんなにシェアしよう! ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 (3.3) 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? (3.1) 亡くなったペットは死後も近くにいるの?夢に出たり、ときには帰ってくることも… (2.26) 猫の辞書に「よく噛んで食べる」という文言は無い! (2.26) 注目のグッズ 犬猫どっち派?村松誠の「2021年版 犬猫カレンダー」 ドラえもんに大変身!犬猫用『ドラえもん コスチューム』 ボディケア用品からお菓子まで!猫好きな彼女や妻に喜ばれるホワイトデーギフト4選 【猫クイズ】短足・小型・巻き毛が特徴の「ラムキン」ってどんな猫種? 愛犬がまさかの“犬嫌い”…その原因はどこにあるのか? ぼくたちは猫を育てているのではない。猫に育てられているのだ。 \ PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! / PETomorrow をフォローするには下のボタンをクリック! Facebook にいいね!する Twitter をフォローする Instagram をフォローする Pinterest をフォローする