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今年は自治体の「狂犬病予防集合注射」中止相次ぐ…飼い主各位で無理ない接種を

今年は自治体の狂犬病予防集合注射中止相次ぐ…飼い主各位で無理ない接種を

突然だが、日本は狂犬病を根絶せしめた世界でも数少ない清浄国である。現在も世界中で多くの死者を出している狂犬病。発症すると致死率100%の恐ろしい狂犬病。そのふたたびの国内蔓延を防ぐための策として、我が国においては狂犬病予防法が設けられている。

その法律の中で犬の飼い主に義務付けられているのが、愛犬への毎年の狂犬病予防接種である。犬と暮らすなら、狂犬病予防の注射は必須とされている。

一部接種させていない人もいるようだけど、やっぱり僕の主観では「せっかく厄介な狂犬病を国内では根絶したのに」と残念に思えてしまう。それに飼い主が飼育をする上での義務を怠っては万が一の時、その落ち度を責められても言い逃れはできない。すべきこそはすべきなのであって、それが命を奪う感染症対策になるのであれば、必然と言えよう。

今年は狂犬病予防接種を後回しにしても仕方ないよね

ところが今年に限っては、予防接種を躊躇している飼い主さんもいるようだ。例によって世界中を襲った新型コロナウィルス感染症。その蔓延によって、毎年4月から6月にかけての狂犬病予防注射月間も、今年はほとんど告知されなかった。

無理もない。狂犬病も怖いが、新型コロナも怖い。今年はこの義務については後回しにしても仕方がないところだろう。

狂犬病予防注射月間では毎年の4月1日から6月30日までの間に、各自治体の集合接種や動物病院での注射などで愛犬に狂犬病への免疫をつけてもらうこととなっている。

今年はさすがにそれどころではなくなり、自治体の多くが集合接種を中止と判断し、それぞれのホームページなどで4月中には既に中止との告知も掲載し終わっている。

また、集合接種の中止以前に、人の移動が感染を拡大させる足掛かりにもなる新型コロナウィルス感染症の蔓延のせいで、動物病院に愛犬を連れて行けないという飼い主さんも随分多かったはずだ。

これも無理はない話で、下手に動物病院に例年通りにみんなが押しかけてしまえば、狂犬病を防ぐための外出だったのに新型コロナウィルスの感染リスクを高めてしまうこととなる。

実際に僕の周りの愛犬家も「今年はまだ(この原稿を書いている6月29日時点で)狂犬病予防接種は済ませてない」と話している人がいる。こればかりは時世を考えれば当然の考えと言えるだろう。

なるべく早期に、混雑を避けての予防接種を…

まあ今年はこういう未曽有の事態が世界各地で発生してしまったし、今も新型コロナウィルスの感染者は国内でも確認され続けている。第一に飼い主が健康でなければ、愛犬を大事に育てることも難しい。やみくもに動物病院に殺到するのも今回に限っては「違うかなぁ」という感じだ。

ただ、国外からの狂犬病の流入リスクは絶えることはない。それこそ今年は海外から帰ってきた日本人が入国後に狂犬病を発症し、亡くなられるという報道があったばかりだ。

日本がいくら狂犬病を一度根絶できていたとしても、狂犬病がふたたび蔓延する可能性が0%というわけではない。万が一に備えて、今も毎年の狂犬病予防接種を生後91日以上が経過した犬を飼う人々には義務として課せられているわけなので、そこは忘れないようにしておきたい。

今年、まだ狂犬病予防接種を済ませていないという飼い主さんは、できれば電話で動物病院にお伺いを立てて、人の少ない時間帯を見計らって愛犬に接種させるようにしていただきたい。

おわりに

狂犬病は決して対岸の火事ではない。特にアジア全域でも死者数は多い傾向にあり、日本は島国ということもあって根絶には一度成功した経緯と地理的な優位性こそあるが、万が一感染動物が日本に入ってきて、しかも逃げ出してしまえばどうなるか分からない。

狂犬病予防接種を受けていない犬が万が一にもそうした動物と接触すれば、日本はまたこの恐ろしい病気に怯えなくてはならなくなる。

しかし、狂犬病予防接種が完璧に行われていれば、たとえ接触しても感染も発症もしないので被害は最小限で留めることができる。この極めて分かりやすい理屈から来る安全を、今後も維持していくためにも愛犬家のみなさんの協力は欠かせない。

文/松本ミゾレ

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