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新型コロナウィルスを探知する犬、間もなくデビューか?

犬の嗅覚って凄い!匂いを察知する探知犬たちと、新型コロナ探知訓練に勤しむ犬も登場!

古くから人間とともに歩んできた動物、犬。

狩りのパートナーとして。番犬として。飼い主に従順な犬たちはこれまで、実に多彩な“手助け”で私たちの生活を支えてきた。

そんな犬たちは現代でもペットとして大いに愛されているほか、それぞれに特殊な技能を生かした仕事まで請け負っている。

今回はそうし犬たちの仕事を振り返りつつ、彼らの健闘に感謝を表明するような話をしていきたい。
いやはや、犬って動物はなんて素晴らしいのだ。

人類にとってもっとも頼れるパートナー、犬!

ドーベルマンと自衛隊員

犬は猫と同じく、紀元前の時代から人間たちとともに暮らしてきた動物だ。非常に古い時代から一緒に生活している相棒のような存在と言っても良い。
なにせ古代エジプトでは猫と同様にかなり大切にされており、犬が死ぬときちんとした埋葬の手順で以て葬ったという記録もある。

さらには当地において神聖な存在とも目され、それなりに敬われていたともいう。

中国では犬は古くより食料としても重要な存在だったという説もあり、さらにいけにえとして呪術を行う際にも捧げられたという話まである。
おどろおどろしい話だが、これも人と犬とのかかわりという点では無視はできないポイントだろう。

また日本では縄文時代に縄文犬と呼ばれる犬が人々と一緒に生活していたことが分かっており、のちに人が農耕を興すようになった弥生時代の弥生犬とともに、現生する日本固有の犬たちの祖先と考えられている。

彼ら縄文犬は狩猟の際にも活躍し、シカやイノシシなどの獲物を人と一緒に仕留めていたようだ。

さまざまな意味合いをひっくるめて、犬は昔から一番人間に近しい動物だったと言える。

職業犬は人間に欠かすことのできない重要な仲間

臭い探知犬の訓練

現在においては、犬たちはその類まれなる学習能力や、持って生まれた知覚で人々を大いに手助けてしている。

たとえば身体障害者保護犬。身体に障害を持つ方々の手足、時には目や耳の代わりとなって働く、特殊な訓練を積んだ彼らは私たちの日常に当たり前に溶け込んでいる。

盲導犬、聴導犬、介助犬の優秀さは、いまさら説明するまでもないほどに認知されている。

世界中の空港で活躍する麻薬探知犬の存在も忘れては行けない。

外国から持ち込まれた覚せい剤や大麻を、その嗅覚(人間の100万~1億倍とも)で察知することが可能。これによって各地への麻薬拡散を水際で食い止めている。

さらには警察犬もかなり意義深い活躍をしている。逃亡した犯罪者、行方不明になっている人物の捜索に際して、嗅覚を駆使して抜群の動きを見せている。

2011年3月に発生した東日本大震災でも注目された災害救助犬もまた、私たちのために働く重要なパートナーだ。

ちなみに、警察犬は嗅覚に頼る際に鼻を下に向けて痕跡を追うが、災害救助犬は空気中の匂いの粒子の浮遊臭を探知するため、鼻を上向きにするのだという。

同じような用途に思えても、実際には各々に任務が異なるため、訓練で身に付く捜索方法も異なるようだ。

そう言えば、僕の親戚にも警察犬の訓練をしているパンチパーマの怖いおじさんがいたが、遊びに行くと訓練の模様を見るのが常だった。今思うと確かに、訓練中の犬は鼻を地面すれすれに近づけていたなぁ。

新型コロナを探知する犬、間もなくデビューか?

暗闇で散歩する犬と飼い主

ところで、非常に興味深い探知犬についてのニュースがここ最近になって話題になっていることをご存じだろうか。

その名もコロナ探知犬。

テレ朝newsにおいて配信された、4月2日に報じられた動画によると、イギリスで新型コロナウィルスを感知する犬の訓練を開始したというのだ。

この動画では、以下のような説明が読み上げられている。

「ロンドン大学の研究者らが鋭い嗅覚を持つ犬に新型コロナウイルスの感染者を特定する訓練を始めたと発表しました。訓練に6週間ほどかかるということです。

犬は既にガンやマラリアの患者を匂いで特定することに成功していて、新型コロナウイルスの感染者に、もしも特有の匂いがあれば探知できる可能性があるということです。

上手くいけば短時間で多くの人を対象にできるため、空港などで無症状の感染者を特定することなどが期待されると地元メディアは報じています」

この訓練が実を結ぶまで6週間。となるとそろそろ続報が出てくる頃だろう。

犬の嗅覚は人間よりも遥かに優れている。

このため、もし仮に新型コロナウィルスに特有の匂いがあり、これを特定できるのであれば、PCR検査などと併せて有用な陽性患者の判別に活用できることだろう。

ただし「感染症を嗅ぎ分けるとして、犬自体は安全なのか?」という疑念は沸いてしまう。

これについてはYahoo!ニュースの「英国で『コロナ探知犬』訓練開始 なぜ犬に能力や適性があるのか解剖学と行動学から解説」という記事についても指摘がある。

この記事、5月19日に配信されたもので、執筆者は獣医師の石井万寿美先生。

一部を引用の元ご紹介させていただくと、以下の通りである。

「新型コロナウイルスは感染症なので、もしかしたら、犬に感染するかもしれないという問題が孕んでいます(まれなケースですが、香港で犬が感染していると発表されていますから)。

人と接触しないで(2メートル以上離れて)、検査する必要がありますね。
獣医師の立場では、もちろん人の健康も大切ですが、犬の健康もきちんと配慮することも当然なことです(アニマルウェルフェアという観点から考えても)」

とこのように、問題点として明確に主張されている。

もしコロナ探知犬がデビューしたとしても、ワクチンもない状況で感染してしまうと、その犬が感染を新たに招いてしまう場合もある。

今のところ新型コロナウィルス陽性になっても犬は発症しないということだが、いずれにしても「大丈夫かなぁ」と不安になってしまうところだ。

もちろん訓練をしている側としてはそんなことは織り込み済みのはずで、何らかの対処(たとえば訓練士は防護服を着用、人も犬も訓練前後の消毒を徹底など)はしているはずだが。

おわりに

何にせよ、人間は様々な場面で犬の力を借りて今日まで生きてきた。
今後もそれは変わらないものと思われる。

犬には飼い主を癒す力もあれば、人を助けるための力もある。そういう力を持った素晴らしい動物とともに生活できることを、私たちは常々感謝しなければならないだろう。

文/松本ミゾレ

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