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犬の散歩に潜む見えないマダニの恐怖…リスク回避は簡単か?

現在世の中は、新型コロナウイルス拡散のリスクに直面し、不要不急の外出を控える動きが加速している。

この余波を受けてゲームセンターやスポーツジムは自主的に一時休業という選択をするケースも出ているが、これは仕方ないところ。パンデミックの可能性を1%でも下げるための、仕方のない措置である。

しかしここでペットと暮らしている人の目線に立つと、見方は少し変わる。たとえば犬を飼っている方の場合は、散歩をさせるルーティーンがあるので、どうしても外出してしまう場合もあるだろう。

でも、そもそも恐ろしいのは新型コロナウイルスだけではない。

元々屋外には感染症の危険がうようよとひしめいているのだから。

今回は、こういうときだからこそ、新型コロナウイルスと同じか、ある意味それ以上の災厄をもたらしかねない“マダニ”との、散歩中の接触の可能性について書いていきたい。

はっきり主張しておくが、マダニをなめてはいけない。

あらゆる災いを犬、人にもたらすマダニ

マダニと犬1

ダニという生き物は自然界に数多存在しているが、マダニはその中でも肉眼で捉えやすいほどには大きな種類である。
体が大きいということは、それだけ体内に擁する病原菌も多いということになる。

そしてそんなマダニは原則、日本全国どこでも見ることのできるメジャーな寄生虫だ。万が一マダニに接触してしまうと、場合によっては様々な病原体をうつされることにもなりかねない。

犬にとってはマダニは取り付きやすい動物の一種であることもまた、覚えておきたいところだ。具体的にマダニのせいで引き起こされる病状は多種多様。

皮膚に直接食い込むように寄生し、吸血を行うため、マダニの寄生数が多ければ小型犬は貧血を引き起こすことになる。

また、目や鼻の周りなどの粘膜の近くによくたかるため、病原菌を感染させやすくなるというリスクも。

恐ろしいのは、マダニ自体が悪質な寄生虫でありながら、さらに彼らが体内に別の寄生虫を内包している点である。

その代表例、バベシア原虫は犬の体内に侵入すると、赤血球を破壊する。すると犬は急激に元気をなくし、発熱などの症状に見舞われることになる。

最悪の場合は衰弱死することもあるので、たかが寄生虫となめてはいけない。

さらに犬だけでなく、飼い主も発症する可能性があるのがライム病だ。この病気についてはご存知の方も多いはず。

ライム病の症状は複数あるが、神経の異常をもたらすものがあり、これによって犬も人も、自力での歩行が難しくなる場合だってある。名前のライトさに反して、症例はかなり重い。

そしてQ熱もまた、マダニを介して発症する、人と動物共通の感染症である。

このQ熱は世界各地で発症報告があり、治療の遅れは命に関わるとされる、かなり恐ろしい病気だ。一旦重症化すると峠を越えても完治は難しいとされており、いかに早く治療するかが鍵となる。

マダニは屋外に普通に存在しているが、そんなマダニがもたらす病気の数々はほとんどが洒落にならないのだ。

コロナウイルスと違い、マダニは回避できるし視認できる!

マダニと犬2

ただし、そんな恐ろしいマダニにも対処法はある。

それはマダニ自体がかなり大きく、しかも動物に取り付いて吸血することでさらに膨らんで視認しやすくなるという点だ。

だからもし咬まれてしまっても、発見することはそこまで難しくない。巷を騒がす新型コロナウイルスは目に見えない脅威だが、マダニはある程度は御しやすいのである。

そして、そもそもマダニが生息していない場所を選んで飼い犬の散歩をすることで、寄生される可能性はグンと下がる。
マダニは大抵が草むら、林道、落ち葉の敷き詰められた山道などに身を潜めている。

だからアスファルトの上などを選んで散歩すれば、接触の機会はかなり減るということになる。

おわりに

マダニと犬3

僕はこれまで、何度かマダニに寄生された動物を見たことがある。

野兎、タヌキなどの野生動物は、ほとんどマダニの被害に遭っていると思っていい。

実際、耳の中にびっしり……というケースを見たこともあった。

また、野良猫の目の周りにも、同じくびっしり……なんてこともあり、取り除くのに苦労したものだ。思い出すだけで全身が痒くなってしまう。

愛犬をそんなマダニの餌食にさせないためには、飼い主の散歩ルート選びは欠かせないというわけだ。

そしてマダニの餌食にされなければ、彼らがその身に満載している数多くの病気リスクとも無縁でいられる。

文/松本ミゾレ

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