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保護犬「ひよ子166号」との出会い。

保護犬「ひよ子166号」との出会い。

僕には、ふがえ(パグ♀)と、こげお(雑種♂)という2匹の愛犬がいる。

今回はそのうちの一匹、ふがえとの出会いについて書きたいと思う。

なんちゃってボランティア活動をするようになって、僕は暇ができるとなんとなくネットで保護犬について検索するようになっていた。

全国にはいろんな保護団体さんがいて、それぞれ独自のポリシーを持って活動している。

その中の団体のひとつに「ふがえ」はいた。

そのときのふがえの名前は「ひよ子166号」。

年齢推定6歳〜7歳、メス、元繁殖犬、保護されているところは大阪。そんな情報が載っていた。

 

たくさん掲載されている保護犬情報から、どうして僕がこの「ひよこ166号」に目が止まったのか。

…それは、このひよこ166号なるパグは抜群に可愛かったからだ!

パグという犬種独特の雰囲気に加え、シニアらしいやわらかな雰囲気、愛嬌のある顔立ち、全てが僕の心を捉えて離さなかった。それからというもの、毎日このパグをネットで覗くのが僕の日課になった。

保護犬と一口に言っても、その数は莫大で、いろんなワンコがいる。

この「ひよこ166号」のように犬種がはっきりしている犬もいれば、雑種もいる。そして里親がみつかりやすいのは、圧倒的に犬種がはっきりわかっている犬である。

とくに、パグやフレンチブルドッグは昨今の短頭種ブームにのっかって、すぐに里親が決まる。この「ひよこ166号」にいたっては、小ぶりで顔も可愛いということもあり、きっと素敵な里親さんがすぐにみつかるだろう、そんな気持ちで毎日サイトを覗いていた。

しかし、僕の予想に反してこの子はずっと「里親募集中」のままだった。

何日経っても状況は変わらない。

後から保護された子達はどんどん巣立っていくのに、この子の里親だけはみつかっていないようだった。

半年をすぎた頃だろうか、もう気になって気になってどうしようもなくなり、ついにこの保護団体さんへ問い合わせのメールを送った。

するとすぐにメールが返ってきた。

—————-

小野さま

はじめまして。〇〇(保護団体さんの名前)関西地区リーダーの△△と申します。
ひよ子166号にお問い合わせをいただきありがとうございます。

小野さまもボランティア活動をされているのですね。

まだまだ課題は沢山ありますが、動物たちが心穏やかに過ごせるように、私たちも少しずつでも出来ることを頑張ってまいりましょう。

さて、お問い合わせいただきましたひよ子ちゃんですが、現在滋賀で預かっておりますので、面会には滋賀の預かり宅までご足労いただくことが条件となりますが可能でしょうか?

又、健康面に関してですが両目が失明しており一緒に暮らしていく上で沢山のフォローや注意が必要です。他にも軟口蓋過長症と気管狭窄も患っており、年間を通して湿度や温度調節、運動や興奮の管理、コントロール。

そして指間皮膚炎についても、薬用シャンプー等のケアの継続が必要です。

その点はいかがでしょうか?

もし上記すべてご了解いただいた上で面会が可能でしたら、お手数ですが再度ご連絡をいただければ幸いです。

保護団体◯◯
関西地区リーダー△△

—————-

メールはこんな内容だった。

なるほど!この可愛い子は病気なんだ。

しかも、この文面から察するにかなりの重症。

いくら可愛くてもこんな大変なんじゃ中々里親が見つからないのもうなづける。

後で聞いたのだが、このメールを送ったらほとんどの人が連絡をくれなくなったという。

でも僕はこのメールを読んでなんとなく運命的なものを感じていた。

なにかあるんだろうとは薄々感じていたし、なんせ半年以上毎日見ていたのもあってか、なんだか僕を待ってくれていたような、そんな不思議な縁のようなものを感じた。

僕はすぐに「滋賀県でもどこでもお伺いします」とメールを返信した。

博多からやってくる僕に気を使ったのか、ふがえとの面会は大阪で行われることになった。

僕は大阪行きの新幹線のチケットをとって面会の日を心待ちにしていたが、「ひよこ166号」は体調を崩し、面談の日が延期になったりなどして、なかなか会えず、面談がかなったのは問い合わせのメールを送ってから2ヶ月経った、2017年の年末のとても寒い日だった。

はじめて出会ったふがえはとても大人しく、部屋の隅っこにじっとして全く動かなかった。聞けば、目が見えていないため、慣れていない場所だと背中に壁があるところでないと落ち着けないという。

とても不安そうで、でも僕が触れるととても嬉しそうに体を寄せてきた。

自分が品定めをされているのがわかっているのか、気に入ってもらえるようとても気を使っているようにも見えた。

そっと抱き上げてみた。

ふわふわしていて、温かく、ふぅふぅと小さく息をする感じがなんとも愛おしい。

「里親になります」

僕は思い切って言ってみた。

会ってすぐ、ろくに話もしないうちにこう言った僕にびっくりした保護団体さんから「大変ですよ」「よく考えてくださいね」「まだお若いのに・・・」と色々言われたような気がするが、あまり覚えていない。

そもそも、里親になるには厳しい審査があり、僕の気持ちだけでどこうできるものでもない。
でも、僕はこの子の命の重さを感じたし、つきなみだけど、その命を守りたいという気持ちでいっぱいだった。

僕は自由業なので、仕事中でもふがえのそばにずっと居ることができる。

長い時間お留守番もさせないし、異常がみつかればすぐに病院にも連れていってあげられる。

僕以外にこの子の家族になれる人なんていないんじゃないか、本気でそう思えた。

ちなみに、保護犬の里親になるということはとても大変なことだ。ペットショップで犬を購入するのとはわけが違う。

里親になりたいという人は、遠路はるばるわざわざ面会に行き、それでもすぐには引き取ることはできず、別日にあらためて保護団体さんみずから里親さんの自宅へ保護犬を連れて行き、住環境を確認し、その後トライアル期間なるものを経て「相性OK」ということになったらようやく里親になれる。

ペットショップからペットを迎える場合もこれくらい厳しい審査があれば、もしかしたら捨てられたりする犬や猫はもっと少なくなるのかもしれない、と真剣に思った。

ひよこ166号が博多に来る日は年が明けた、2018年1月15日だった。保護団体さんは、本当に大阪から博多まで新幹線でやってきた。

そして僕の家に来て、すぐに契約書の記入・・・ということになった。

僕の場合、なぜかトライアル期間はなく、すぐにその日に譲渡が決定になった。僕の熱意が伝わったのか、はたまた、また大阪から博多にくるコストを考えてたのか、その日から「ひよこ166号」は「ふがえ」という名前に変わって僕の可愛い娘になったのだ。

ふがえという名前についてしばらく笑われたが、この名前は僕が2週間も悩んで決定した名前だ。

保護団体さんの名前(ふがふがれすきゅークラブ)と面会のあった地名(生江)から文字をとって
「ふがえ」。僕はこの名前をとても気にっている。

こうしてふがえとの大変で充実した毎日が始まったわけだが、この話はまた今度^^

関連サイト/
小野裕人オフィシャルサイトhttps://yuto-ono.jp/
小野裕人インスタグラムhttps://www.instagram.com/yuuto0514/?hl=ja

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