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小児がんや重い病気の子供たちを癒すファシリティドッグ

小児がんや重い病気の子供たちを癒すファシリティドッグ

専門的なトレーニングを積んだ、病院に勤務する犬・ファシリティドッグのラブラドール・レトリバー「アイビー」が東京都立小児総合医療センターで活躍しています。小児がんや重い病気の子供たちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズが支援して、東京都で初めて導入することになりました。

試用期間を経た後、正式に就任して毎日活動していますが、子どもたちだけでなく、子どもをとりまく家族にもアイビーは優しく寄り添ってくれています。

就任式でアイビーにお礼とお祝いのスピーチをしてくれたのは、一歳八か月で小児がんを患う男の子のお母さんでした。手術に向かう日の朝、アイビーが手術室に行く息子さんに寄り添ってくれたそうです。

「朝早くからアイビーが駆けつけてくれて、家族の入れないところまで一緒に行ってくれました。私は号泣してしまい、声をかけることができませんでしたが、アイビーが寄り添ってくれました。心の中でアイビーに『よろしくたのむよ』と声をかけていました」と言います。

手術は無事に終わり、退院することができたそうです。「一番大変なのは病気の子どもですが、その家族もまた、辛い思いをたくさんします。アイビーは子供たちだけでなく、家族の心も軽くしてくれる、とても大きな存在です」とスピーチされていました。

ファシリティドッグの導入には、コストがかかりますが、幸い、今回はクラウドファンディングで多くの方々から寄付を募ることができました。全国から募金が集まり、目標金額の2000万円に到達し、来年もアイビーは引き続き、活動することができるようになりました。

その存在が人々の心をいやしてくれる、ファシリティドッグ。子どもたちだけでなく家族のためにもなる活動が全国に広まって欲しいと願っています。


現在活躍中のファシリティドッグたち左からヨギ、アニー、アイビー、ベイリー

取材/文 柿川鮎子

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