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愛犬の食わず嫌いを克服するためのテクニック

愛犬の食わず嫌いを克服するための裏技とは?

食べ物の好き嫌いがあるのは、人間だけではない。

子供のころ飼っていたたくさんのクワガタのなかの1匹は、他のクワガタがおいしそうに吸っている市販のミツを絶対に吸わなかった。かと言って果物も吸わない。
では何を好んだか。不思議なことに動物性の脂だった。おかしなクワガタだと思いつつ、毎日おつかいの合間に牛脂を分けてもらい、それをあたえていた。

実はそういうクワガタもしばしばいるのだと知ったのは、ずいぶん経ってからである。

昆虫ですら口にするものへの好みはこのようにブレる。これが犬ともなると、ますます細分化されるのは当然の話なのかもしれない。

お気に入り以外のフードを食べない困ったわんちゃん…

先日、犬と暮らしているという方から「うちの子の食の好みが狭すぎて困っている」という相談を受けた。なんでも、子犬のころから偏食家のわんちゃんだったそうで、これまで特定のメーカーから出ている一部のフードしか食べようとしなかったのだという。

「お腹減ったらさすがに別のフードも食べるだろう」と思ってはみたが、そうなったらそうなったで犬もやせ我慢。

根負けしてついつい、いつも食べたがっているフードばかりを食べさせていたというわけだ。

それぐらいなら別にまあ問題もないんだけど、ちょっと懸念もあるそうで。

曰く「もしこのフードが販売されなくなったときが心配。他の食べ物もちゃんと食べてくれれば、それが一番なんだけど」とのこと。この悩みは全くもって筆者も同意できる。

偏食家のペットは、何もこのわんちゃんだけではない。

他にも多数いる。そしてそのほとんどの個体が、飼い主を少なからず困らせている。

できれば、いろんなフードをバランスよく、選り好みせず食べてほしいものだが……。

徐々に他のフードにも慣れてもらうにはコレ!

特定のフードしか食べないペットがいたとして、肝心のそのフードが入手困難になったら。そう考えるだけでも嫌な汗が出てしまう。

こういう事態に直面しないためにも、できるだけ愛犬の舌にはいろんな味をなじませておきたい。

しかし今現在すでに特定のフードばかり食べる愛犬に対しては、急な方針転換はストレスとなる。こういう場合の対処法としては、お気に入りのフードに、毎回ちょっとずつ別のフードを混ぜるという方法を推したい。

最初は全体の1割を新しいフードにしておき、1週間ぐらい経過したら、今度は2割……といった具合に少しずつフードを混ぜていくのだ。

もちろん犬はかしこいので気が付く場合もあるが、そういうときは時間をおいて、また最初からトライしてもいいだろう。

このやり方でなんとか愛犬が複数のフードを我慢して食べてくれるようになったと話す飼い主も、筆者の親戚にいた(もう亡くなって久しいが)。

手間と時間はかかるが、やらないと解決しない問題なので、じっくり腰を据えて挑戦してみてはいかがだろうか。

 

文/松本ミゾレ

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