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身体にあてて病気を治すために使った犬「ショロ」

身体にあてて病気を治すために使った犬「ショロ」

メキシコ原産で体に毛の無いヘアレスドッグのショロイツクインツレは、アステカやマヤの人たちにとっては特別な犬種でした。それは神様の使いであり、その体を人間の肌にあてると病気を治してくれると信じられていました。

ショロイツクインツレという名前は死の神であるショロトル(Xolotl)と、犬を意味するアステカ語イツクイントリ(Itzcuintle)の2語を合わせたものです。米国ではメキシカン・ヘアレス・ドッグや、ショロという通称で呼ばれています。

神話によると、人は死ぬと魂が抜け出て、冥府の最下層であるミクトランに至るまで、危険な旅をします。その時、死者の魂を導いてくれるショロトル神が創造した犬がショロイツクインツレでした。

彼らは神様が創った神聖な犬だったので、特別な力を具えていると信じられていました、犬を人間の体の痛い部分にあてると、痛みが消え、病気やケガがすぐに回復すると考えられていたのです。

確かに頭だけに毛が生えていて身体がなめらかな、たいへん不思議な見た目をしています。毛だけでなく歯の一部の前臼歯もありません。犬に触れると病気が治るという説を信じたくなるような変わった犬種です。

ヘアレスドッグなので触ると犬の体温が直接伝わってきます。犬の体温は37~39度と人に比べると2~3度ほど高いので、温め効果で血流の流れが促進されて、実際に痛みが消えたのかもしれません。

このショロイツクインツレはアステカやマヤの人たちに大切に飼育されていましたが、スペイン人が入植して、チワワの先祖のテチチといっしょに食用にされてしまいました。テチチは絶滅し、ショロイツクインツレも数を減らし、一時は絶滅したと考えられていました。

メキシコの多くの愛犬家の努力により、ショロイツクインツレは絶滅の危機から脱し、現在、メキシコを代表する犬種のひとつとなっています。メキシコのケンネルクラブのロゴのデザインにも使われています。

現在は、犬アレルギーの子どもでも飼育できる犬種として注目されています。病気の人や老人が抱いて眠っていたため、従順で穏やかな気質が特徴で、飼いやすい犬種であると言われています。

文/柿川鮎子

「犬の名医さん100人データーブック」(小学館刊)、「犬にまたたび猫に骨」(講談社刊)、「動物病院119番」(文藝春秋社刊)など。作家、東京都動物愛護推進委員)

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