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「保護施設って楽しい!」アーティスト小野裕人さんが発信し続ける理由

「保護施設って楽しい!」アーティスト小野裕人さんが発信し続ける理由

「楽しいから、みんな保護施設に行こうよ!」

ダレノガレ明美さん、ローラ、ミュージシャンのトータス松本さん、芸人のサンシャイン池崎さんなど、SNSで保護犬や保護猫の愛護活動を発信している芸能人は最近多いですよね。モデル・俳優の経歴を持ち、福岡を拠点に世界的な活動をしている人気インスタグラムアーティスト・小野裕人さんもその一人。

※動画
https://www.instagram.com/p/B05YE6Kn7Kb/

私が注目したのは、小野さんが自身のSNSにアップしているいくつかの保護施設訪問動画。保護施設といえば、引き取り手が決まっていないかわいそうな保護犬が集まっている場所というイメージが強いですよね。

でもなぜか、保護施設の保護犬たちと戯れる小野さんとそのお友達は、底抜けに明るくて楽しそうで、保護施設のイメージが変わったほど。気になってお話をうかがってみました。

「保護施設には、怖いイメージしかありませんでした」(小野さん)

小野さんは14歳からモデル活動を始め、「アジアコレクション」や「東京ガールズコレクション」にも出演。俳優としてドラマにもレギュラー出演していたこともあります。

小野さんがアーティストとしてブレイクしたきっかけは、たまたまインスタグラムに投稿した「ケンタッキー カーネルおじさん」のロゴ動画がフランスで広告に使用されたこと。BGMとともに絵を描く過程を動画で見せていく斬新なスタイルはたちまち話題となり、フランスのサングラスブランド「nunettes」の広告動画や世界的メガショッピングサイト「GILT Groupe」の広告動画の制作も担当。


▲国内ではテレビの皇室特別番組のオープニング動画で両陛下を描くなど、幅広い活躍をしています。

もともと犬好きで、犬の絵を描くのも好きだった小野さん。その絵が愛犬家の間で注目され、4年ほど前から「うちの子を描いて欲しい」という注文が殺到するように。その中には、元・保護犬もいました。そこで小野さんはその子の生い立ちを知るために、動物保護施設を訪ねたのです。保護施設に「かわいそうで悲惨なところ」というイメージしか抱いていなかった小野さんは、そこでびっくりする光景を見ます。

「すごく明るくて楽しい雰囲気だったんです。ボランティアのやさしそうな女性たちが、ニコニコお茶していたりして。何より驚いたのは、そこに収容されている保護犬たち。行く前は人間に心を開かない野犬みたいな子しかいないイメージだったんですが、いつ里親に引き取られてもいいようにきちんと訓練されてるのでて、人懐っこくてかわいい、本当にいい子ばっかりだったんです」(小野さん)

人生で一番の衝撃で、一番の喜び

保護施設は、犬や猫と新しい家族との出会いを作る場所でもあるということに気づいたという小野さん。
「昔よりは圧倒的に数は減ったけど、殺処分がゼロになったわけではありません。でも職員の方々は最後の最後まで、この子たちに新しい家族がお迎えに来ることを信じて、毎日トレーニングやトリミングをしていたんです」(小野さん)。

その姿に打たれた小野さんは、なんとか役に立ちたいと思いましたが
「自慢じゃないけど、わんこ達の役に立ちそうな特技や資格なんて、一つもないんですよ(笑)。そこでなんちゃってボランティアで散歩をさせ、その姿を動画で撮影して、SNSにアップすることを思いつきました」(小野さん)。

写真だけでは、その犬の性格まではわかりません。でも、楽しく散歩させながら、犬の目線に合わせて撮影した小野さんの動画には、陽気で人なつっこい犬、ちょっとビビリな犬、元気すぎる犬など、さまざまな個性や性格がはっきりと映し出されていました。すると嬉しいことに、小野さんのSNSの動画を見て、その犬を里親として迎えてくれる人が現れたのです。

「その報告を施設のスタッフから聞いた時は、びっくりしました!人生で一番の衝撃で、人生で一番の嬉しさ。それまで、いろいろなことで喜びはあったけれど、そのどれとも比べ物にならないほどの深い喜びがあったんです」(小野さん)。

それをきっかけに、小野さんはセンターにボランティアとして通いつつ、動画撮影と投稿を続けます。この4年間で、小野さんのSNSを見たことで15匹以上の犬が、里親に引き取られたそうです。

「#みんな良い子」にこめた願い

小野さんのSNSには稀に「かわいそうな保護犬を見るのがつらい」というコメントもあるとか。でも、小野さんが保護犬たちの楽しそうな姿をアップし続けているのは、まさにそのイメージを変えたいからなのだそうです。

「保護施設に行ったことがなく、そこにいるわんこたちを見たことがないから、そういうイメージになると思うんです。僕自身、そうでしたし。行って見てもらえれば、保護施設は明るくて楽しい場所であり、そこにいるわんこはみんないい子だってわかるはず」(小野さん)。

どこかに旅行に行く機会があって、もしその近くに保護施設があったら、ちょっとだけのぞいてみて欲しい、と小野さんは語ります。冒頭の動画は今年の夏、小野さんが友人と宮古島に旅し、島内の保護施設を訪ねた時のもの。「そこも、いいわんこばっかりで、めっちゃ楽しかったです(笑)。その楽しさが少しでも伝わるようにと思って、動画を撮りました」(小野さん)。

小野さんの今後の目標は、日本全国の保護施設をまわって、そこの犬たちの動画を撮影すること。そして自身のSNSを通じて、そこにいる犬たちのかわいさを、少しでも多くの人に伝えること。小野さんのインスタグラムのハッシュタグ「#みんな良い子」には、その想いがつまっています。

盲目で病気だらけの保護犬「ふがえ」との出会いが、人生を変えた

小野さんは2018年1月から、保護犬のふがえちゃん(パグ犬、雌)といっしょに暮しています。じつはふがえちゃんは元・繁殖犬で、過酷すぎる飼育環境のために両目が失明しており、ほかにも「軟口蓋過長症」「気管狭窄」「眼病」「指間皮膚炎」「自己免疫性溶血性貧血」など多くの病気を持っています。

小野さんはそのことを知らず、半年間の間、保護施設のサイトを見続け「なぜこんなに可愛い子が、半年間も引き取られず残っているのだろう?」と不思議に思っていたのだとか。そして事情を知り、24時間のケアが必要な子だからこそ、自宅で仕事ができていつでも異変に気付ける自分しか家族になれる人はいないのでは、と思ったのだそう。


▲ふがえちゃんと添い寝をしている時が一番幸せな時間

目が見えないために外を散歩できないふがえちゃんのために、マンションの部屋の仕切りをすべて取り除き40畳ほどのワンルームにして迎え、その後は毎日のように通院。食事は1回10gずつ、10回に分けて…と、ほんの一部聞いただけでめまいがしそうなお世話の大変さ。でも小野さんは「子供が3人いる同年代のやつに比べたら、全然大変じゃないですよ。習い事もしないし(笑)」とあっけらかんとしたもの。そしてふがえちゃんと暮らしていることで、シニア犬のかわいさがわかるようになったとも。

「僕がふがえを救ったというより、本当に救われたのは僕の方でした。病院代のために“絵の動画”という、誰もやっていない先の見えない仕事を必死でやり続けたおかげで仕事もうまくいき、ふがえや多くのわんこのおかげでたくさんの素敵な人たちと出会うことができました。僕は今、ふがえのおかげで最高に幸せな人生を送っています」(小野さん)。

次回から、小野さんとふがえちゃんの出会いから、その暮らしぶりをお伝えする連載をお届けします。お楽しみに!

文/桑原恵美子

関連サイト/
小野裕人オフィシャルサイトhttps://yuto-ono.jp/
小野裕人インスタグラムhttps://www.instagram.com/yuuto0514/?hl=ja

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